【NOAH】陽性多国籍軍カルテットが熱闘締め 『MONDAY MAGIC PRIME TIME SEASON』ファイナル 2025/6/23

『MONDAY MAGIC PRIME TIME SEASON ep Final』新宿FACE(2025年6月23日)
○タイタス・アレクサンダー&清宮海斗&ドラゴン・ベイン&アーチー・コールvs佐々木憂流迦&ダニー・ドゥガン&ロバート・マーター&ライアン・クランシー×

 NOAHの配信向け興行『MONDAY MAGIC』の今クール『PRIME TIME SEASON』がエピソード・ファイナルを迎え、若き多国籍軍カルテットが熱戦の末にラストを締めくくった。

 今クールを盛り上げてきた面々による対決が『PRIME TIME SEASON』のラストを飾った。清宮(日本)&タイタス(アメリカ)&ベイン(メキシコ)&アーチー(イギリス)の若くて多国籍な陽性カルテットが実現し、憂流迦&クランシー&ドゥガン&マーター組と対決した。

 ノータッチルールで行われたこの一戦は序盤から各選手が持ち味を発揮。場内も一気にヒートアップする。ドゥガンとクランシーは連続ショルダーアームブリーカーや合体ダブルアームスープレックスなどクラシカルな動きを披露すれば、若き注目株のアーチーをはじめ、ベインやマーターも空中殺法で躍動した。

 負けじと清宮がドラゴンスクリューやブーメランフォアアームなど得意技を決めて存在感を見せれば、憂流迦はタイタスのハンドスプリング式RKOをキャッチして腕ひしぎ十字固めに捕らえる離れ技で大歓声を巻き起こし、珍しい卍固めも決めてみせる。

 清宮&ベインの同時プランチャを皮切りに、空中戦に突入。タイタスはアーチーをリフトアップして場外の相手方に投げつけると、自身も華麗なトペコンヒーロを敢行した。ここがチャンスと、清宮たちとともに4人同時の低空ドロップキックをクランシーに叩き込む。粘るクランシーも必殺ビックアグリーを不時着してふせぎ、河津落とし、ダブルアームスープレックスで逆襲に出たものの、タイタスはドロップキックを空転させて、豪快なランニングニーをズバリ。最後はビッグアグリーで熱戦に終止符を打った。

 役者揃いの8人タッグでもその実力をいかんなく発揮したタイタスが試合を制し、熱戦の末に若き陽性・多国籍軍カルテットが見事に勝利。姿を現した論外ADが日本、アメリカ、イギリス、メキシコの国旗を各選手に手渡すと、場内は「ニッポン」「USA」「UK」「メヒコ」コールの大合唱に。それが「MONDAY MAGIC」コールに切り替わると、論外ADは「いやあ、ホントにみんな、MONDAY MAGICありがとう。ホントこのメインに出てくれた選手にもう一度みんな拍手を送ってくれ。そして、来週、WRESTLE MAGIC、皆さんよろしくお願いします」と満足げに呼びかけて、大会はフィナーレに。8選手は別れを惜しむように、観客席を回って歓声に応えた。

 『PRIME TIME SEASON』はこれで最後を迎えたが、来週の6・30品川大会では拡大版の『WRESTLE MAGIC 2025』が行われる。大ラスを迎える2025年春の“月曜日の魔法"は果たしてどんな結末を迎えるか。

【タイタスの話】「(8人でコメントスペースに現れて、『ありがとう』『グラシアス』『サンキュー』と声を掛け合い、さらに各国のコールをみんなで叫ぶと)こういうことが起こるのがMONDAY MAGICだ。プロレスリング・ノアありがとう。NOSAWAさんありがとう。そして、今日素晴らしい試合をした選手たちもありがとう。応援してくれた皆さん、見に来てくれた皆さん、本当にありがとう」