【新日本】GLOBAL戦へ棚橋がゲイブ称賛も「お前の熱を奪ってやる」 2025/6/23

『NEW JAPAN SOUL 2025』後楽園ホール(2025年6月23日)
○石森太二&ゲイブ・キッドvs棚橋弘至&邪道×

 GLOBAL王座戦へ向けて棚橋が王者・ゲイブに「ベルトを取り返すだけじゃない。その熱、お前から奪ってやる」と通告した。

 ゲイブが6・15大阪城大会で辻を破ってGLOBAL王座初戴冠。初防衛戦の相手に棚橋を指名し、7・4東京武道館大会でのタイトルマッチが決まった。この日はゲイブが石森、棚橋が邪道とそれぞれ組んでの前哨戦に臨んだ。

 2年ぶり最後のG1出場も決まった棚橋は先発で飛び出してゲイブと対峙。ヘッドロック地獄に捕まり、スリングブレイド、ドラゴンスクリューが不発に終わると、逆にドラゴンスクリューによって先制を許した。

 すかさずゲイブがコーナーに追い込んでの逆水平、ヘッドバットの交互連打を見舞ったが、棚橋もダイビングボディアタック、ドラゴンスクリューの連続攻撃でやり返す。エルボー合戦で真っ向から渡り合い、逆水平を食らってもドラゴン張り手連打で応戦。ツイスト&シャウトは不発に終わり、ゲイブがブレーンバスターで引っこ抜いた。

 最後は石森がBone Lockで邪道を料理。前哨戦に敗れた形の棚橋は試合後、「お前が試合で出す熱量、それは今、新日本で一番だと思う」とゲイブを称賛。一方で「ベルトを取り返すだけじゃない。その熱、お前から奪ってやるからな」と通告した。

 GLOBAL王座を戴冠すれば、王者として最後のG1に臨める。半年後に迫った引退へ向け、棚橋は勲章と熱を携えて突き進むつもりだ。