【新日本】本隊トリオが拷問軍からNEVER6人タッグ奪取 矢野が“米袋式エビ固め”で裕二郎を成敗 2025/7/4

『NEW JAPAN SOUL 2025』東京武道館(2025年7月4日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○矢野通&YOH&マスター・ワトvs成田蓮&SHO&高橋裕二郎×

 矢野が金的乱舞から最後は裕二郎を“米袋式エビ固め"で料理。矢野&YOH&ワトの本隊トリオがHOUSE OF TORTUREからNEVER6人タッグ王座を奪取した。

 新日本本隊とHOUSE OF TORTUREは激しい抗争を繰り広げてきた。これまではHOUSE OF TORTUREの暴走ばかりが目立っていたが、6・23後楽園大会では矢野たちが凶器攻撃を仕掛けて報復。反則負けとなったものの、IWGPジュニアタッグとNEVER6人タッグのベルトを強奪した。

 それを受けて、NEVER6人タッグ王者の成田&裕二郎&SHOに矢野&YOH&ワトが挑むタイトルマッチが決定。7・6後楽園大会のIWGPジュニアタッグ戦「(王者)SHO&DOUKIvsYOH&ワト(挑戦者)」も見据えた一戦となった。

 先に入場した本隊組をHOUSE OF TORTUREが花道で襲撃。ベルトを入れた米袋を抱えたYOHも奇襲を受けて、波乱の幕開けとなる。YOHたちが正攻法で巻き返しても、拷問軍は場外戦に持ち込んで強引に活路。SHOはテーピングの巻かれたYOHの左肩をパイプイスで痛めつけた。その後も拷問軍はラフファイトを多用し、YOHを孤立させて主導権を握る。

 一方的に攻め込まれたYOHだったが、SHOにドラゴンスクリューを決めて一矢報いると、あとを受けたパートナーのワトが躍動。拷問軍が数的有利を作ろうとしてもスピーディな動きで翻ろうする。そして、SHOをベンダバールで絞めに絞めるが、セコンドのDOUKIがゴングを鳴らして試合終了を偽装。技を解いてしまったワトにSHOがスピアーをぶち込む。

 それでもワトは必死の動きでピンチをしのぎきると、満を持して矢野が登場。拷問軍の勢いに飲まれそうになるも、YOHとワトが献身的な動きを見せて、同時プランチャで分断に出る。その思いに応えた矢野がインサイドワークを駆使して大暴れ。金丸の横やりを受けてピンチを迎えるも、金丸がウイスキーを口に含んだところで金的攻撃を繰り出し、裕二郎への顔面噴射を誘発させる。さらに、2人めがけてローブローをぶち込むと、そこにYOHが飛び込み、米袋を裕二郎の顔に被せた。すかさず矢野が丸め込み、一気に3カウントを奪った。

 “米袋式エビ固め"で矢野が裕二郎を成敗し、本隊トリオがNEVER6人タッグ王座を奪取。YOH&ワトはIWGPジュニアタッグ戦に向けて弾みをつける結果となった。

 矢野は「よし、今日は勝ったけどな、問題はあと2日後だ。アイツらが勝って、この物語が完結する。よく見とけ、お前ら」とYOH&ワトを激励。YOHは米袋を持って「備蓄完了。次もよろしく」とジュニアタッグ戦を見据えると、ワトは「HOUSE OF TORTURE、阿修羅の館。お前らの首は俺が、いや、俺たち本隊が根こそぎ獲ってやる」と通告した。

 一方、拷問軍もDOUKIが「反則でしか勝てねえヤツが、新日本プロレスの本隊だ? 笑わせんな、テメーらがなあ、今のプロレスをおかしくしてんだよ」と言い張れば、SHOも「アイツらがやってることは泥棒と変わりねえやろがオラ!」と糾弾。DOUKIは「NEVER6人は、もう仕方ねえよ。明後日よ、誰がチャンピオンかってことを見せつけてやるよ」とジュニアタッグ死守を予告した。