タイガーは1995年7月15日の格闘技の祭典・後楽園大会でデビュー。みちのくプロレスを経て、2002年12月に新日本所属になると、IWGPジュニア王座6度の戴冠、BEST OF THE SUPER Jr.史上初の連覇達成など、新日ジュニアで一時代を築いた。30周年の節目にリングを去ることを決意したタイガーは「最後にやはりタイガーマスクというものを見せたいなっていうのがありますので、全国残りのシリーズ回りたいなと思います。それが僕のケジメであって、やはりタイガーマスクを応援してくれた方への感謝です」と引退ロードを見据えた。
『NEW JAPAN SOUL 2025』後楽園ホール(2025年7月6日)
棚橋弘至ファイナルロード〜縁(えにし)&タイガーマスク デビュー30周年記念試合 ○棚橋弘至vsタイガーマスク×
棚橋がファイナルロードでタイガーとの19年ぶりの一騎打ちに快勝。タイガーは30周年の節目にリングを去る決意をし、来年7月の引退を表明した。
1・4東京ドーム大会での引退まで半年を切った棚橋は7・4東京武道館大会でGLOBAL王者・ゲイブに敗れはしたものの、激闘を繰り広げた。この日は「ファイナルロード〜縁(えにし)」に登場。今月15日にデビュー30周年を迎えるタイガーとの一騎打ちに臨んだ。両者はレッスルランド2006年5・13新宿大会以来、19年ぶり2ヵ月ぶりの一騎打ちとなった。
まずは棚橋が左ヒザへの低空ドロップキックで先制。レッグロック、フロントインディアンデスロックと足攻めに出る。タイガーもヒザ蹴り、ローリングソバットで反撃。トペスイシーダで突っ込んだ。棚橋がロープ越しドラゴンスクリューを決めても、タイガーはトップロープからの雪崩式アームホイップで叩き落とした。
すかさずタイガーがタイガードライバーを敢行。タイガースープレックスは棚橋が食い止めても、ヒザ十字固めで絡みつく。すかさずローキック連打で足を狙い撃ちし、足4の字固めで捕獲。棚橋がロープに逃れてもローキック連打を浴びせた。
守勢に回った棚橋だったが、起死回生のスリングブレイドをさく裂。ツイスト&シャウトを挟んで再びスリングブレイドを決め、ドラゴン張り手をお見舞い。3発目のスリングブレイドでタイガーをなぎ倒すと、ハイフライフローを発射して3カウントを奪った。
試合後、タイガーは「30年という長い年月、僕はタイガーマスクというものをやってきましたけど……来年の7月、引退することにしました。自分の中で一つ区切りをつけました」と表明した。「自分がデビューした時から佐山(聡)先生と作り上げてきたタイガーマスクというものが、この30年間という長い年月を経て、やはり自分の中で納得できなくなってきた」という。
タイガーは1995年7月15日の格闘技の祭典・後楽園大会でデビュー。みちのくプロレスを経て、2002年12月に新日本所属になると、IWGPジュニア王座6度の戴冠、BEST OF THE SUPER Jr.史上初の連覇達成など、新日ジュニアで一時代を築いた。30周年の節目にリングを去ることを決意したタイガーは「最後にやはりタイガーマスクというものを見せたいなっていうのがありますので、全国残りのシリーズ回りたいなと思います。それが僕のケジメであって、やはりタイガーマスクを応援してくれた方への感謝です」と引退ロードを見据えた。