【新日本】タイチのハルク・ホーガンさんばりアックスボンバーで失神寸前も…EVILが逆転3勝目 「この俺がイチバーン!」 2025/7/25
『G1 CLIMAX 35』東京・大田区総合体育館(2025年7月25日) Aブロック公式戦 ○EVILvsタイチ× タイチがハルク・ホーガンさんばりのアックスボンバーでEVILを失神寸前に追い込んだものの、最後の最後でEVILが逆転勝利をもぎ取り、今G1で3勝目を手にした。 2勝1敗で並ぶEVILとタイチが公式戦で激突。今回のG1でドン・ファレを介入させる無法ファイトを連発しているEVILは、7・23長岡大会での前哨戦でもディック東郷を加えた3人でタイチを花道襲撃。その後も暴行を加えて、タイチを圧倒していた。そんなEVILとの対戦で、タイチは現地時間の24日にアメリカで亡くなったばかりのレジェンドであるホーガンさんを意識した動きを披露した。 この日もEVILが序盤から大暴走を見せた。タイチがEVIL対策としてセコンドに付けた同郷のヤングライオン・安田優虎をのっけからファレ&東郷とともに暴行。返す刀でタイチもラフファイトで蹂りんする。タイチが反撃を狙ってもセコンドのファレが妨害。それでも奮起したタイチはバックドロップを仕掛けるが、EVILは浅見レフェリーを掴んで投げさせない。 これに怒った浅見レフェリーがEVILに殴りかかると、タイチはショートレンジラリアット、バックドロップと猛攻。天を指差し、ホーガンさんへと捧ぐアックスボンバーの構えに。これはEVILがレフェリーを盾にして防御。無法地帯となると、東郷とファレが乱入。安田が呼応して排除にかかるが、返り討ちにされてしまった。 しかし、タイチはファレに掴みかかって相撲勝負を仕掛けると、見事な上手投げで完璧に投げ飛ばす。さらに、場外に転落していたEVILがエプロンに上がった瞬間、こん身のアックスボンバーを叩き込んだ。EVILはもんどり打って場外に転げ落ちると、ピクリとも動かなくなる。アントニオ猪木さんがホーガンさんのアックスボンバーを食らって舌出し失神した伝説の「猪木vsホーガン戦」(1983年6月2日、蔵前国技館)の再現か……と思われたが、リングアウト寸前にファレがEVILをリングに押し込み、試合は続行となる。 ここぞとばかりにタイチは再びアックスボンバーをぶち込むと、ホーガンさんのように「イチバーン!」と雄叫びを上げて、再びアックスボンバーを狙う。だが、EVILが回避すると、ファレも再び介入。EVILはラフファイトで主導権を強奪し、ラリアットを振り抜いた。抵抗を止めないタイチは必殺EVILを防ぎ、奥の手・4の字ジャックナイフであわやの場面を生み出したものの、ブラックメフィストは決まらず。逆にEVILが裏EVILで叩きつけて3カウントを強奪した。 アックスボンバーで失神寸前に追い込まれたEVILだったが、勝負強さを発揮してタイチを振り切り、3勝目を獲得。ボルチン・オレッグ、辻陽太と並ぶ首位タイに立った。 アックスボンバーのダメージは色濃く、東郷の肩を借りてバックステージへと下がっていく。コメントスペースでは倒れ込んでしまうが、それでも「見たか、これがよ、ノーダメージで、趣味の範ちゅうってヤツだ。わかったか、この野郎」と言い張ると、「よく聞いとけよ。この俺がイチバーン! わかったか、よく覚えとけ」と吠えた。 次戦は7・27名古屋大会。EVILは上村優也、タイチはSANADAとそれぞれ対戦する。 【EVILの話】「(※床に倒れ込んだままで)ハハハハ! 見たか、これがよ、ノーダメージで、趣味の範ちゅうってヤツだ。わかったか、この野郎。(※立ち上がって)よく聞いとけよ、この俺が、(※人差し指を突き上げて)イチバーン! わかったか、よく覚えとけ!」 【試合後のタイチ、安田】 ※タイチは安田の肩を借りてインタビュースペースまで来ると、2人で床に座り込む ▼タイチ「大丈夫か?」 ▼安田「ハイ! すみません!」 ▼タイチ「よくやったよ。いい、よくやったよ。クソッ、クソッタレが。わかってはいたけどな。わかってたけどな。クソ、クソが。こんなことはわかってたんだ、最初から。狂わされたよ。まだ2敗だ。そんなもん、負けてから上がってきてんだ、俺は。2回ぐらいの負けが何だ、こっからだ。アイツら、パイプカット軍団第1号、次、第2号。第2号、オメーも来いよ。オメー、いろいろあるからな。こうはいかねえぞ、次は。俺には、心強いセコンドもいるんだ。(※安田の肩を叩くと)コイツとともに、俺は北海道の星になるんだよ。な、スーパースターになるんだよ、俺ら2人で。な、やるぞ、諦めねえぞ」 ▼安田「ハイ!」 ▼タイチ「くやしいだろ、やり返せ。次も来るぞ、アイツら絶対」 ▼安田「ハイ!」 ▼タイチ「『G1』中だけじゃねえぞ、終わってからもやり返せ、アイツらに」 ▼安田「ハイ!」 ※タイチは安田にコメントを促し、先に立ち去る ▼安田「自分は今日、タイチさんのセコンドについて、タイチさんの力に何もなれなかった。自分が、力があれば……。クソッ。でも、まだタイチさんの『G1』は終わってません。まだまだここから、タイチさんの横でタイチさんの力になってみせます。ありがとうございました!」
『G1 CLIMAX 35』東京・大田区総合体育館(2025年7月25日)
Aブロック公式戦 ○EVILvsタイチ×
タイチがハルク・ホーガンさんばりのアックスボンバーでEVILを失神寸前に追い込んだものの、最後の最後でEVILが逆転勝利をもぎ取り、今G1で3勝目を手にした。
2勝1敗で並ぶEVILとタイチが公式戦で激突。今回のG1でドン・ファレを介入させる無法ファイトを連発しているEVILは、7・23長岡大会での前哨戦でもディック東郷を加えた3人でタイチを花道襲撃。その後も暴行を加えて、タイチを圧倒していた。そんなEVILとの対戦で、タイチは現地時間の24日にアメリカで亡くなったばかりのレジェンドであるホーガンさんを意識した動きを披露した。
この日もEVILが序盤から大暴走を見せた。タイチがEVIL対策としてセコンドに付けた同郷のヤングライオン・安田優虎をのっけからファレ&東郷とともに暴行。返す刀でタイチもラフファイトで蹂りんする。タイチが反撃を狙ってもセコンドのファレが妨害。それでも奮起したタイチはバックドロップを仕掛けるが、EVILは浅見レフェリーを掴んで投げさせない。
これに怒った浅見レフェリーがEVILに殴りかかると、タイチはショートレンジラリアット、バックドロップと猛攻。天を指差し、ホーガンさんへと捧ぐアックスボンバーの構えに。これはEVILがレフェリーを盾にして防御。無法地帯となると、東郷とファレが乱入。安田が呼応して排除にかかるが、返り討ちにされてしまった。
しかし、タイチはファレに掴みかかって相撲勝負を仕掛けると、見事な上手投げで完璧に投げ飛ばす。さらに、場外に転落していたEVILがエプロンに上がった瞬間、こん身のアックスボンバーを叩き込んだ。EVILはもんどり打って場外に転げ落ちると、ピクリとも動かなくなる。アントニオ猪木さんがホーガンさんのアックスボンバーを食らって舌出し失神した伝説の「猪木vsホーガン戦」(1983年6月2日、蔵前国技館)の再現か……と思われたが、リングアウト寸前にファレがEVILをリングに押し込み、試合は続行となる。
ここぞとばかりにタイチは再びアックスボンバーをぶち込むと、ホーガンさんのように「イチバーン!」と雄叫びを上げて、再びアックスボンバーを狙う。だが、EVILが回避すると、ファレも再び介入。EVILはラフファイトで主導権を強奪し、ラリアットを振り抜いた。抵抗を止めないタイチは必殺EVILを防ぎ、奥の手・4の字ジャックナイフであわやの場面を生み出したものの、ブラックメフィストは決まらず。逆にEVILが裏EVILで叩きつけて3カウントを強奪した。
アックスボンバーで失神寸前に追い込まれたEVILだったが、勝負強さを発揮してタイチを振り切り、3勝目を獲得。ボルチン・オレッグ、辻陽太と並ぶ首位タイに立った。
アックスボンバーのダメージは色濃く、東郷の肩を借りてバックステージへと下がっていく。コメントスペースでは倒れ込んでしまうが、それでも「見たか、これがよ、ノーダメージで、趣味の範ちゅうってヤツだ。わかったか、この野郎」と言い張ると、「よく聞いとけよ。この俺がイチバーン! わかったか、よく覚えとけ」と吠えた。
次戦は7・27名古屋大会。EVILは上村優也、タイチはSANADAとそれぞれ対戦する。
【EVILの話】「(※床に倒れ込んだままで)ハハハハ! 見たか、これがよ、ノーダメージで、趣味の範ちゅうってヤツだ。わかったか、この野郎。(※立ち上がって)よく聞いとけよ、この俺が、(※人差し指を突き上げて)イチバーン! わかったか、よく覚えとけ!」
【試合後のタイチ、安田】
※タイチは安田の肩を借りてインタビュースペースまで来ると、2人で床に座り込む
▼タイチ「大丈夫か?」
▼安田「ハイ! すみません!」
▼タイチ「よくやったよ。いい、よくやったよ。クソッ、クソッタレが。わかってはいたけどな。わかってたけどな。クソ、クソが。こんなことはわかってたんだ、最初から。狂わされたよ。まだ2敗だ。そんなもん、負けてから上がってきてんだ、俺は。2回ぐらいの負けが何だ、こっからだ。アイツら、パイプカット軍団第1号、次、第2号。第2号、オメーも来いよ。オメー、いろいろあるからな。こうはいかねえぞ、次は。俺には、心強いセコンドもいるんだ。(※安田の肩を叩くと)コイツとともに、俺は北海道の星になるんだよ。な、スーパースターになるんだよ、俺ら2人で。な、やるぞ、諦めねえぞ」
▼安田「ハイ!」
▼タイチ「くやしいだろ、やり返せ。次も来るぞ、アイツら絶対」
▼安田「ハイ!」
▼タイチ「『G1』中だけじゃねえぞ、終わってからもやり返せ、アイツらに」
▼安田「ハイ!」
※タイチは安田にコメントを促し、先に立ち去る
▼安田「自分は今日、タイチさんのセコンドについて、タイチさんの力に何もなれなかった。自分が、力があれば……。クソッ。でも、まだタイチさんの『G1』は終わってません。まだまだここから、タイチさんの横でタイチさんの力になってみせます。ありがとうございました!」