プロレス/格闘技DX

　スマックダウンが現地時間25日、オハイオ州クリーブランドで行われ、ランディ・オートン&ジェリー・ロールが『サマースラム』でのタッグ対決へ向けてドリュー・マッキンタイア&ローガン・ポールを蹴散らした。

　7・12『サタデーナイト・メインイベント』でオートンがマッキンタイアとの一騎打ちに快勝。試合後、オートンのセコンドについたロールとローガンが衝突し、マッキンタイアがロールにクレイモアを叩き込む暴挙を働いた。オートンが『サマースラム』での報復を提案すると、ロールも呼応。マッキンタイア&ローガンとのタッグ対決が実現することになった。

　この日、ローガンが登場。罵声とブーイングの中、地元のリングに上がると、「俺がこの街をでっかくしたんだ。俺は自分の力でここまで来たが、お前たちは何もしていない」と観客を罵倒。自身のポッドキャスト番組「イン“ポール"シブTV」の特別版の実施を宣言。「ジェリー・ポール、お前に言いたいことが…」と切り出した。

　そこへロールがやってきて「お前がインスピレーションを与えたのはクソ動画を撮って喜ぶクソガキだけだろ」と罵倒した。ローガンが「お前がWWEのスーパースター二人と一緒にリングに上がれるのは俺のおかげだ。お前のパートナーはランディ・オートンだって? お前はいったい何様だと思ってるんだ」と言い返すと、ロールは「俺はお前を倒したうえで袋詰めにして、ウェストレイク行きの船にぶち込む男だよ」とキッパリ。「お前は人生で一度も苦難に立ち向かったことがない。お前は生まれながらの勝ち組ってやつだよ。俺は自分のためにリングに上がるんじゃない。夢を打ち砕かれた恵まれない子供たちのために戦うんだ。学生時代にお前のようなヤツからひどい目にあった子たちのためにな。俺はずっとWWEのファンだったからここにいるんだ。WWEは俺の希望だった。そして今WWEはここにいる全員の夢を背負っている」とサマースラムにかける思いを口にした。

　するとマッキンタイアが現れ、ローガンと二人でロールの前に立ちはだかった。「ランディ!」チャントの大合唱の中、ロールが「お前たちは大きな間違いをしたな。俺が今日、一人で来ていると思うのか?」と不敵な笑みを浮かべ、オートンのテーマ曲を歌うと、オートンがやってきた。

　リングに飛び込んだオートンはマッキンタイアを殴りつけた。ロールもローガンに襲いかかったものの、マッキンタイアがねじ伏せ、ローガンが馬乗りになってパンチを連打。するとオートンがマッキンタイアを場外に引きずりおろし、ロールはパンチ連打、バックエルボー、ショルダータックルを立て続けに決めてローガンに反撃すると、ブラックホールスラムで叩きつけた。

　マッキンタイア&ローガンはあえなく退散。オートン&ロールがタッグ対決を前に先制した形となった。

　今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。