【新日本】TAKESHITAが成田との苦闘制してB3位通過 「テッペンいくよ」 2025/8/13

『G1 CLIMAX 35』アクトシティ浜松(2025年8月13日)
Bブロック公式戦 ○KONOSUKE TAKESHITAvs成田蓮×

 TAKESHITAが苦闘の末に成田を破り、Bブロック3位通過を決定。「G1 CLIMAX、ここからやから。去年でそれ分かってるから。テッペンいくよ」と宣言した。

 TAKESHITAと成田は5勝2敗・勝ち点10とBブロック2位タイでこの日の最終公式戦を迎えた。両者は昨年も最終公式戦で対決し、TAKESHITAが勝利。ザックが勝ち点14で首位通過を決め、海野がオーカーンを破って勝ち点12をマーク。TAKESHITAが勝利すれば3位通過、成田が勝利すれば2位通過となる状況だった。

 入場時のTAKESHITAをドン・ファレとディック東郷が襲撃。すかさず成田がエプロンでの攻撃を狙ったが、阻止したTAKESHITAはDDTで突き刺してやり返す。コーナーに追い込んでエルボーやヒザ蹴りを連打し、場外戦でも客席に投げ飛ばしたが、ファレと東郷が二人がかりで鎮圧。成田がイスでTAKESHITAの左足を殴打した。

 すかさず成田が鉄柱に何度も叩きつけるなど足攻めを展開。ブリザードを挟んでヒザ十字固めで絞め上げ、力なくエルボーを連発するTAKESHITAをフロントネックロックで捕らえる。それでもTAKESHITAは垂直落下式ブレーンバスターで引っこ抜いて逆襲。串刺し攻撃は足のダメージで走ることができなかったものの、雪崩式ブレーンバスターで叩き落とす。成田がニークラッシャーを仕掛けてもヒザ蹴りで阻止し、DDTで突き刺した。

 足を引きずりながらもTAKESHITAがコーナーに上がったが、ファレが妨害。成田はロープ越しのスリーパー、コブラツイストで絞め上げ、再びヒザ十字固めで絡みつく。立ち上がったTAKESHITAはジャーマンで引っこ抜いて脱出。カウンターのラリアットを振り抜く。ならばと成田はTAKESHITAをレフェリーに激突させて無法地帯を作った。すかさずファレがイス攻撃で介入し、東郷はスポイラーズチョーカーでTAKESHITAの首を絞め上げた。

 そして成田が改造プッシュアップバーを手にしたが、ロッキー・ロメロがトペスイシーダで東郷を蹴散らし、TAKESHITAは成田にエルボー、ファレにジャンピングニーをお見舞い。トペコンヒーロで二人に突っ込む。ロッキーは東郷をバックステージに排除し、セコンドのヤングライオンが総出でファレをバックステージへと連行した。

 リングに戻るとTAKESHITAはPlus Ultraの構え。阻止されてもワンツーエルボー連打、張り手、ジャンピングニー、エクスプロイダーの波状攻撃に出る。さらにワガママをぶち込んだが、いつの間にか現れた金丸義信がレフェリーを場外に引きずりおろして3カウントを入れさせず。ウィスキーボトルでTAKESHITAの左足を殴打すると、成田がクロス式ヒザ十字固めでギブアップを迫った。

 TAKESHITAも何とかロープにたどり着いた。ならばと成田は地獄の断頭台を繰り出し、空を切ってもTAKESHITAのブルーサンダーを阻止してスリーパーで絡みつく。ジャーマンスープレックスホールドで追い討ちをかけ、ローブローをTAKESHITAが阻止してもダブルクロスでニアフォールに追い込む。そして地獄の断頭台を放ったが、キャッチしたTAKESHITAはラストライドを敢行。金丸のウィスキー噴射を成田に誤爆させると、Plus Ultraで捕らえてレフェリーストップ勝ちを決めた。

 TAKESHITAがH.O.Tの度重なる介入を乗り越えて成田を撃破。勝ち点12でBブロック3位通過を決め、明日8・14後楽園大会における決勝トーナメント進出決定戦でデビッド・フィンレーと対決することになった。

 試合後、左ヒザをアイシングしながら立ち上がったTAKESHITAは「お前ら、よく聞けよ。去年もここまでは来た。おめえらの中には俺を認めたくねえヤツもいるはずだ。でもな、俺は強さでしか存在意義を示せねえんだよ。だから俺は前しか見ねえ。強くあり続ける」と宣言。「俺と一緒についてこい。必ずお前たちにも最高の景色を見せてやる。G1獲るぞ! それが俺からのメッセージだ。フロム・ジ・アルファ!」と言い切って締めると、バックステージでも「ここからだ。ここからG1 CLIMAX、ここからやから。去年でそれ分かってるから。テッペンいくよ」と夏の栄冠獲りを見据えた。

【TAKESHITAの話】TAKESHITA「ここからだ、ここから。『G1 CLIMAX』、ここからやから。去年でそれ分かってるから。テッペン行くよ」

※成田はノーコメント