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4/6【WRESTLE-1】NEW ERA対決タッグ王座戦へ「W-1が変わっていこうとしている中で僕らの力みせつける」 W-1提供・稲葉&児玉インタビュー

 4・19後楽園大会で土肥孝司&熊ゴローの持つWRESTLE-1タッグチャンピオンシップに挑戦する稲葉大樹&児玉裕輔。新体制となってから初となる後楽園大会で組まれたNEW ERA対決によるタイトルマッチへ向けて二人は「いろいろWRESTLE-1が変わっていこうとしている中での一発目の大会で、僕らの力でWRESTLE-1を変えるっていうのを見せつけてやりたいですよね」(稲葉)、「同じ志を持った4人でどれだけの試合ができるのかっていうのは課題としてある」(児玉)と若い力をアピールするつもりでいる。W-1提供のインタビューは以下の通り。

【稲葉&児玉インタビュー】
──稲葉選手と児玉選手、4・19後楽園大会で土肥選手と熊ゴロー選手の持つWRESTLE-1タッグ王座への挑戦が決定しました。まずは率直な気持ちを教えてください。

▼稲葉「前回の土肥熊とハヤシさん&鼓太郎さんのタイトルマッチをセコンドについて観ていたんですけど、凄くいい試合だったしベルトを取れて良かったなと思ったんですよ」

──チームメイトとしては喜ばしいことだったと?

▼稲葉「はい。僕らも鈴木鼓太郎&カズ・ハヤシ組に挑戦したんですけど負けてしまっているんですが、そのチームに勝った土肥熊とタッグのベルトを争えるのはWRESTLE-1の活性化につながると思います」

▼児玉「僕は今回のタッグのタイトルマッチに出場する選手が全員NEW ERAなので、この若い4人で凄いタイトルマッチをしなければいけないっていうのがまず一番のプレッシャーとしてありますね」

──やっぱりプレッシャーはありますか?

▼児玉「ありますねえ。やっぱりNEW ERAでやってきて、『今の僕らはこういう感じです。皆さんどうですか?』っていう中間テスト的な感じになるんじゃないかと思っているんですよ。しばらくは上の世代の人たちとずっと闘ってきてたんですけど、同じ志を持った4人でどれだけの試合ができるのかっていうのは課題としてあると思うんで」

──若い者同士でやったらどうなるかっていうことですよね。ここまでNEW ERAで組んできて、お互いの成長は実感していますか?

▼稲葉「成長はしていると思うんですけど、結果が出てなかったですよね。でも、それも前回の後楽園でタッグのベルトを土肥熊が取って、クルーザーも吉岡さんが取ったわけですよ。次の後楽園はクルーザーのタイトルマッチも吉岡さんとアンディさんがやるわけですから、児玉さんが言ったように中間テストというか、観に来てくれたお客さんが『これからのWRESTLE-1はこいつらでやっていけるのか?』っていうことを見定められるような大会になると思っていますね」

──加えて、4月からカズさんを社長とする新体制になるわけですから、大会自体の注目度も高いと思うんですよ。

▼稲葉「キャッシュバックもしますしね(笑)」

▼児玉「それが一番の目玉ですから(笑)」

▼稲葉「ただ、いろいろWRESTLE-1が変わっていこうとしている中での一発目の大会で、僕らの力でWRESTLE-1を変えるっていうのを見せつけてやりたいですよね」

──カズ社長がキャッシュバックという大胆なサービスをするのも、どんな手を使ってでも今のWRESTLE-1の試合を観てほしいという気持ちがあるからですからね。そこで話題の中心が試合にならないとダメですよね。

▼児玉「そうですね(笑)。キャッシュバックがあっても試合がおもしろくなかったら、次から来てもらえなくなってしまうんで、そこは僕らの力を見せつけてやろうとは思っていますね」

──ところで、お二人は会見の時に気持ち悪いぐらいに「絆」についてアピールされていましたけど、やっぱり仲が良いんですか?

▼児玉「そりゃもう公私共に……ねえ?(笑)」

▼稲葉「仲良くさせていただいております(笑)」

▼児玉「四六時中絡みついてますね(笑)。この間、山形(3月26日)での試合は稲葉さんへの愛が強すぎてご迷惑をかけてしまったんですけど」

▼稲葉「仕方ないッスよね。それだけ愛してくれているっていうことですから(笑)。とにかく19日の後楽園大会までにもう一回絡み合って絆を確かめ合いますよ」

▼児玉「一回どころか……っていう感じですけどね(笑)。まあ、タイトルマッチに向けてやれることはすべてやりますよ」

──まあ好きにやってください(笑)。でも、NEW ERAのメンバーが何人かいる中で、組むならこの2人だなっていう感じだったんですか?

▼児玉「僕はそうですね」

▼稲葉「それまで組むこともあまりなかったんですけど、NEW ERAになって組むようになってしっくりくるようになりましたね」

▼児玉「要するに僕らはビジネスだけの関係じゃないっていうことですよ」

▼稲葉「そうですね。それに児玉さんっていい感じで緩いじゃないですか? だから、いいんですよ」

▼児玉「どういうこと?(笑)」

▼稲葉「なんかきっちりしてないじゃないですか? そういうのを僕も羨ましく思っているんですよ」

▼児玉「まあ、きっちりはしてないね(笑)。だから、性格は稲葉さんが真面目で、僕は不真面目で正反対なんですけど、いい感じで噛み合ったりしますよね」

▼稲葉「僕はプロレスに関しては絶大な信頼を置いてます」

──プロレスに関して“は"(笑)。

▼稲葉「私生活に関しては申し訳ないですけど、いろいろ僕の想像を超えるようなことを普通にやっているんで、正直ノーリスペクトですね(笑)」

▼児玉「僕は逆に稲葉さんの私生活もリスペクトしてますよ。そういうことにしましょう(笑)」

▼稲葉「僕はたぶん全日本プロレスにいたから」

──全日本の練習生時代にきっちり仕込まれていたわけですね。

▼児玉「そうなんだ。僕はTAJIRIイズムですから(笑)。でも、こういうタイプの違うタッグだからこそ、リング上でも広い視野で物事を見ることができるんですよ」

──なるほど。一方で対戦相手の土肥熊というタッグはどういうふうに見ていらっしゃいますか?

▼児玉「土肥孝司との付き合いは長いんですよ。僕にとっては後輩ですけど尊敬もしているし、ベルトを取ったタッグのタイトルマッチも本当に素晴らしかったと思うんで。ただ、意外と対戦したことがないので、そこは凄く楽しみにしています」

▼稲葉「土肥さんは凄いパワーがあるんですよ。何回かシングルをやってて、僕の中では噛み合うという感覚がありますね。熊ゴローは昔はパワーだけかなと思ってたんですけど、最近は飛んだりすることもあるし」

▼児玉「あいつはあの体型からは想像もできないくらい練習生の頃からなんでもできる男だったんですよ。ミスター・マルチっていうあだ名もついてましたからね」

──ミスター・マルチ!

▼児玉「ルチャっぽい動きもこなせるし、ロープとかにもポンポンと上がったりしてましたからね」

──意外と器用なんですね。

▼児玉「そうです。2代目ミスター・マルチなんですよ。ちなみに初代は僕なんですけど(笑)」

▼稲葉「そういう闘いもあるんですね(笑)]

──なんでもできる者同士の闘いだと。

▼児玉「とは言っても、熊さんは一番やりやすいっていうか、手のひらで転がしやすいタイプのような気がするんですよ。これまであんまり試合をしたことがないんですけど、圧倒的な体格差がある中で、ヤラシイことをしながら攻めていきたいですね。おそらく罠にハマってくれそうなタイプだと思います」

▼稲葉「熊というより猪ね(笑)」

▼児玉「土肥ちゃんはパワーもあるんですけど、クレバーなんですよね。あとずっと長いこと一緒にやってて、僕の手の内はわかっているでしょうから、稲葉さんにお願いしようかなと。僕は熊を手のひらでグリングリン回しちゃいますよ(笑)」

──なるほど、しっかりと分担して攻略していくと。ちなみに現在のWRESTLE-1のリング上はチャンピオンがみんな若返ったんですけど、それこそお二人は去年の横浜文体でそれぞれ無差別級とクルーザーのチャンピオンになったタッグですよね。やはり自分たちの世代が中心になってWRESTLE-1を引っ張っていかなきゃいけないというお気持ちは強いですか?

▼児玉「はい。だから、やっぱり今回の試合は中間テストなんですよね」

▼稲葉「いろんな意味で注目が集まっているこの試合で結果を出して、『WRESTLE-1はもう僕たちでやっていきます』っていうのをアピールしたいです。実際に結果も残していますし、徐々に流れが僕らのほうに来ているんじゃないかっていう手応えはありますね」

▼児玉「いや、自分はもうちょっとできると思っているんですよ。もうちょっとやれるはずなのにっていう気持ちは強いですね。もちろん成長もしているし、結果も残している。でも、もっといけるはずだっていう感覚があるんですよね」

──あと一歩越えていかなきゃいけない何かがあると。

▼児玉「そうですね。だから、今回の後楽園大会のタイトルマッチではその決定的なものをドーンと出したいですね」

▼稲葉「だから、本当に児玉さんが言った通り中間テストだと思うんですよね。とにかく僕らNEW ERA、若い世代でWRESTLE-1を引っ張っていくのを見せますよ」

▼児玉「僕もNEW ERAの4人で、僕らの世代でどれだけの試合ができるのかというのを見てもらいたいです。あと個人的にはさっき言ったように僕が熊ゴローを手のひらで転がしまくる作戦でいくので、どんだけ回すんだっていうところを注目してもらいたいです。土肥ちゃんは稲葉さんに任せます」

▼稲葉「はい! 引き受けました(笑)」

──それでは若い世代同士のタイトルマッチを期待しています!

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