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8/2【新日本】光vs闇…棚橋が逆EVIL発射で単独首位死守

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』福岡市民体育館(2018年8月2日)
Aブロック公式戦 ○棚橋弘至vsEVIL×

 棚橋が掟破りの逆EVILからハイフライフローに繋げて“闇の王"を撃破。“光vs闇"を制し、単独首位を死守した。

 5勝1敗で単独首位をひた走る棚橋と、4勝2敗で追走するEVILが博多で激突。両者は昨年のNEW JAPAN CUP1回戦でシングル初対決。EVILが勝利した。しかし、4・29別府での再戦では棚橋がリベンジしている。

 序盤戦はEVILが棚橋の古傷である右腕を攻め立ててリズムを掴む。動きの鈍ったところにセントーンを投下。ジワリジワリと棚橋を追い込んだ。棚橋はフライングフォアアームで反撃に出ると、ダイブ式サマーソルトドロップを狙ったが、EVILはラリアットでコーナー上から場外に叩き落とす。場外戦では鉄柵に投げつけると、ラリアットをぶち込んだ。

 場外で大ダメージを負いながらも、棚橋はカウント17でリングに戻る。ここがチャンスと、EVILはブロンコバスターをズバリ。ソバットはキャッチされてしまったものの、逆方向にダッシュしてラリアットを振り抜き、フィッシャーマンバスターに繋げた。

 首をカッ切るポーズでEVILを予告するが、棚橋は首固めでクルリ。なおもEVILを狙われたが、今度はツイスト&シャウトで切り返す。間髪入れずにスリングブレイドがさく裂。そして、ハイフライフローを狙ってコーナーへ。

 EVILは海野レフェリーをコーナーに投げつけて阻止するも、棚橋はロープを挟んだ状態でドラゴンスクリューをズバリ。ふらつくEVILにハイフライフローアタックをぶち込む。場内が沸騰する中、正調ハイフライフローを投下したが、これは避けられて自爆となった。

 ダイブした際に右ヒジを強打して苦しむ棚橋を強引に担ぎ上げたEVILは、ダークネスフォールズで反撃の狼煙。右ヒジのサポーターを投げ捨てると、ラリアットをフルスイングで叩き込んだ。フォールを返されても、勝利を確信して絶叫。必殺のEVILの構えに。

 粘る棚橋はドラゴンスープレックスやスリングブレイドでの切り返しを試みる。ことごとく鎮圧した暗黒の王はなおもEVILを狙うが、棚橋はさらにその裏をかいた。上手くかいくぐると、掟破りの逆EVILを敢行。ひらめきの一撃で活路を開くと、今度こそハイフライフローを投下して、鮮やかに3カウントを奪い取った。

 EVILを返り討ちにして棚橋が6勝目を獲得。単独首位を守りきった。「光vs闇。闇に飲み込まれなかった俺は、光よりも輝いている。むしろ光そのもの」と胸を張った棚橋は、「今、気になる選手に声をかけているけど、全員光属性だから」とハングマン・ペイジやYOSHI-HASHIを自軍に勧誘したことに触れ、「ゴチャゴチャした今のこのマット界をもう1回わかりやすく…。光であるがゆえの仕事は多いぞ」と自らに言い聞かせた。次戦は8・5大阪。棚橋はマイケル・エルガンと激突する。

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