プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

8/4【新日本】脱出不能の非情関節でロビンソン撃破 ザックが4勝目

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』エディオンアリーナ大阪(2018年8月4日)
Bブロック公式戦 ○ザック・セイバーJr.vsジュース・ロビンソン×

 ザックが非情の関節地獄でロビンソンを破り、4勝目をつかんだ。

 これまで3勝3敗でかろうじてブロック突破の可能性を残すザックと、すでに2勝4敗で脱落が決まっているロビンソン。ロビンソンは左手甲を骨折しているだけに、“サブミッションマスター"の異名をとるザックにとっては格好の獲物となる…はずだった。

 のっけからザックはロビンソンの左手を攻め立てたものの、ロビンソンはさほど痛がるそぶりをみせずに「ダイジョブ!」と強調。逆に強烈な逆水平やエルボー、ナックル連打や串刺しラリアット連打で体格に劣るザックを猛打で攻めに攻め立てた。

 一方的なロビンソン・ペースが続いたものの、ザックもロビンソンが狙ったスパインバスターを胴に絡みつい切り抜けるや、一気に左手首を極めて指まで折り曲げる勢い。ジュースが力技のブレーンバスターで振り払いにかかっても、上空で体を入れ替えて今度は“こなきじじい"状態へ。長い手足を絡ませながらのスリーパー地獄へといざなった。

 逃れたロビンソンが反撃に出ても、必殺のパルプフリクションを“待ってました"とばかりに腕を引き込んで切り返し、下から再び左手首を極めてみせる。これを力で持ち上げてのパワーボムで振り切ったロビンソンも、左手甲のギプスを自ら剥がして“手負いの拳"で左ナックルを発射。自らも左手甲にダメージを負いつつも、今度こそのパルプフリクションで仕留めにかかった。

 だが、読んでいたザックは腕をつかんで左手首を狙ったオーバーヘッドキックをズバリ。なおも雄叫びを上げるロビンソンを飛びつき逆十字固めで転がすや、そのまま得意のジムブレイクス・アームバーへと変化した。

 ロビンソンがギブアップしないとみるや、さらにザックは両足もクロスさせてホールド。足を使って両手を、手を使って両足を同時に極め、もはや逃げ場のなくなったロビンソンは、海野レフェリーの「ギブアップ?」に首を立てにふるほかなかった。

 ロビンソンのUSヘビー級ベルトを手にして王者然として振る舞ってみせたザックは「ジュース、そんな傷ついた手じゃ敵うはずないよ。100%であってもわからないんだから、負けたのは仕方ない。そんなにショックを受けるな」とUS王者を格下扱いし、「負け犬らしく犬小屋に帰りな」とバッサリと斬り捨てた。

 すでに3敗。周囲が奇跡的な星取りとならねば、すでに優勝決定戦進出の可能性はない。続く8・8横浜ではNEVER王者・後藤、8・11日本武道館では内藤と、終盤戦に大物との対決が続く。それでも“マネージャー"TAKAは「ふたりとも叩きのめしてやる。最後はこれだよ。ジャスト・タップ・アウト!」とザックの連続一本勝ちを予告した。

プロ格 情報局