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10/8【新日本】権利証奪取ならずもジェイ&邪道外道がOGと結託、オカダを公開リンチ

『KING OF PRO-WRESTLING』東京・両国国技館(2018年10月8日)
東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦 ○棚橋弘至vsジェイ・ホワイト×

 棚橋に敗れて挑戦権利証を逸したジェイが、邪道&外道とともにBULLET CLUB OGの面々と結託。袂を分かったオカダ・カズチカを袋叩きにし、“オカダCHAOSvsOG"開戦の狼煙(のろし)が上がった。

 9・23神戸大会。オカダを破って権利証を死守した棚橋を、今夏G1公式リーグ戦(7・16札幌大会)で土をつけていたジェイが急襲して名乗り。さらにジェイは同門オカダをも襲い、長年レインメーカーを支えてきた外道を新マネージャーに迎えてCHAOSも“分裂"していた。

 棚橋には大歓声、ジェイにはブーイング。両国の空気がクッキリ分かれるなか、ジェイがダーティに棚橋のヒザを痛めつけて主導権を握った。レフェリーの目を盗んで外道も介入し、ブリーフケースで棚橋のヒザを殴りつけると、場内をさらなるブーイングが包み、愛された“外道さん"の面影は消えていた。

 声援に支えられた棚橋も、ロープ越しのドラゴンスクリューや場外へのハイフライアタックで反撃に出たものの、譲らないジェイもカウンターのコンプリートショットを放って棚橋コールをかき消す。ならばと棚橋もカウンターの左張り手3連発で巻き返したものの、ジェイもスリングブレイドとブレードランナーの読み合いに持ち込んで屈さず。棚橋がエルボーを避けてのネックスクリューを放てば、ジェイも旋回式の垂直落下式ブレーンバスターで突き刺し、試合は一進一退の様相となった。

 それでも続く攻防で棚橋がスリングブレイド発射に成功し、エプロンに上がった外道も蹴散らして、ドラゴンスープレックス、ハイフライアタックと畳み掛けるや、ハイフライフロー投下に成功だ。ところが場外の外道が海野レフェリーの足を引っ張って3カウント目を叩かせず。再び両国は大ブーイングに染まった。

 逆に救われたジェイが得意のローブローで棚橋の股間をカチ上げたものの、負けじと棚橋もジェイのイス攻撃をまさかの“逆"ローブローで阻止。続くハイフライフローwithパイプイスは避けられて痛恨の自爆となったが、すかさずジェイが狙ってきたブレードランナーを電光石火の首固めで丸め込み、ギリギリで3カウントを奪い去った。

 熟練の逆転勝利で辛くも権利証を死守した棚橋が、来年1・4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦をほぼ確定させた…と思いきや、ある意味“本番"はここからだった。

 まずは敗れたジェイがヤングライオンを蹴散らして大荒れ。棚橋をブレードランナーで公開処刑しにかかったものの、そこへ“救出"に現れたのがオカダだった。ジェイ、そして外道に迷いなくエルボーを連打して“神戸の恨み"を晴らしにかかったオカダだったが、外道にさらなる追撃を狙ったところで、邪道が飛び込んできて制止。邪道は着ていたオカダTシャツを指さしながら“仲間"をアピールし、オカダも踏みとどまった。

 さらに今度はなぜかタマ・トンガらBULLET CLUB OGの面々が現れ、邪道と外道を羽交い締めに。オカダに攻撃をうながしたものの、オカダがロープに走ると、トンガがカウンターのガンスタンを発射してオカダをKOし、。邪道&外道とOGの“内通"が露見した。

 大の字となったオカダを、OG&邪道・外道は袋叩きに。そしてジェイもオカダにブレードランナーを繰り出し、OGの面々とフィンガーサインを合わせて“結託"が成立した。ジェイ、邪道、外道の3人がCHAOSを離脱してOGに合流。ともあれ両国の乱を機に、“オカダCHAOSvsBULLET CLUB OG"開戦の狼煙(のろし)が盛大に打ち上げられた。

【試合後の棚橋】
※コメントブースに座り込み、権利証の入ったアタッシュケースを抱えると

▼棚橋「ここにあるよ、未来への切符が。過去の産物? お前の時代はロング・タイム・アゴーだ? 言っとくけどな、誰にだってな、未来はあるよ。何歳だって、どんな仕事だって、みんな平等に未来はあるよ。俺はあの頃に戻りたいと思って戻ってきたわけじゃないから。俺は前に進むために戻ってきたから。そこんとこよろしく。ちょっくら東京ドームまで付き合えよ」

――最後、オカダ選手に何か言葉をかけた?

※口の前に人差し指を立て「シーッ」とポーズを作って無言で去っていく

【試合後のホワイト&外道&トンガ】
▼トンガ「地球が傾いている気がする。俺たちのいるほうに傾いてないか? 紳士淑女の皆様、男の子、女の子、犬、猫の皆様、紹介しよう。BULLET CLUB OGの新メンバーだ!」

▼ジェイ「これは避けることのできない事実だった。俺がファレとロンドンで2010年に会った時からこのストーリーは始まっていた。避けられないものだったんだ。ここにいるみんなと俺でBULLET CLUB OGだ。BULLET CLUB ELITE? あんなクソッタレだ。俺たちこのオリジナルのBULLET CLUBが、俺たちが始まったところに戻って再スタートする。俺たちが全てを制圧するんだ。俺だけじゃない。外道と邪道も加わって、俺たち全員でBULLET CLUB OGだ」

▼外道「誰が勝者だ、オイ。言ってみろよ、コノヤロー。誰が勝者だ、オイ。あのリングに転がっている2人の負け犬か? そうは思わねえな、オイ。ここにいる俺たちが勝者だ、コノヤロー。全員に2つのワードを送ってやる。フ○○ク・ゼム!」

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