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1/18【新日本】キャットさんメモリアルで小島奮戦 前哨戦でテリブレを豪腕撃破

『NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2019』東京・後楽園ホール(2019年1月18日)
ブラック・キャット メモリアルマッチ ○小島聡&トーア・ヘナーレ&雷神&風神vs内藤哲也&BUSHI&鷹木信悟&テリブレ

 小島がブラック・キャットさんのメモリアルマッチで奮戦。最後は一騎打ちを控えるテリブレをラリアットで葬った。

 第3試合は2006年1月に急性心不全のために死去したブラック・キャットさんを偲ぶメモリアルマッチ。若手時代にコーチだったキャットさんに鍛えられた小島が、“RPG 3K"YOH&SHOの化身である風神&雷神、ヘナーレとカルテットを組み、ロス・インゴ軍のテリブレ&内藤&BUSHI&鷹木組と対戦した。小島と本家のロス・インゴベルナブレス所属のテリブレは1・20後楽園で一騎打ちを控えており、その前哨戦となった。

 試合に先立ち、キャットさんの功績を称えるべく、遺影を持った幸枝夫人に小島たちから新日本のジャージと花束が贈られた。その後、キャットさんのテーマ曲が場内に流され、記念撮影が行われた。

 試合開始となると、のっけから小島とテリブレの顔合わせが実現。胸板への張り手で競り合う。テリブレがビンタでなぎ倒すが、小島もショルダータックル合戦から反撃。吹き飛ばされたテリブレだったが、ナックルパートからドロップキックでやり返して譲らなかった。

 タッチをもらったヘナーレは内藤を挑発したものの、待っていたのロス・インゴ軍の集中攻撃。一方的な展開となる。テリブレは小島を意識するように、コーナーに押し込んでビンタと胸板への張り手を交互に乱射。内藤と拳を合わせて結束をアピールした。

 ヘナーレが内藤をブレーンバスターでぶん投げてピンチを脱すると、風神&雷神が連携を駆使して試合を立て直す。雷神は鷹木と真っ向勝負で火花。雷神のラリアットと鷹木のパンピングボンバーが交互にさく裂して痛み分けとなると、小島とテリブレが再び対峙した。

 マシンガン逆水平チョップから串刺しジャンピングエルボーに繋いだ小島は、「いっちゃうぞ、バカヤロー!」と叫んでダイビングエルボードロップの構えに入るが、気づいたテリブレはデッドリードライブで投げ捨てる。内藤とBUSHIが同時低空顔面ドロップキックで援護射撃すると、テリブレは豪快なダイビングボディプレスを投下。必殺のラ・テリブリーニャ(変型スタイルズクラッシュ)の体勢に。

 小島は空中で抵抗して何とか不時着すると、コジコジカッターをお見舞い。サポーターを投げ捨てて、ラリアットを予告する。一度は避けて、ナックルパートをぶち込んだテリブレだったが、小島は倒れず、隙を突いて今度こそラリアットを一閃。豪快な一撃でテリブレを仕留めた。

 一騎打ちを前に、小島が剛腕を唸らせて快勝。師事したキャットさんのメモリアルマッチを制した。「前哨戦に勝つと本番でちょっと調子が悪くなるとか、プロレスあるあるだけど、そんなことねえんだよ。今の俺、この体を見てくれよ。充実したこの顔とこの体を見てくれよ。何も怖くないぞ」とアピールした小島は「この世界で一番プロレスを楽しんでいるこの俺が必ずまた明後日勝利して、もう一個、もう二個、もう十個ぐらい階段を上がって、メキシコでまたさらにトップ選手になっていきたいと思います」とテリブレ戦の先にメキシコ再上陸を見据えていた。

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