7/25【新日本】鷹木苦闘V3でNEVER愛絶叫 「愛しさと、せつなさと、心強さが足りねえ!」
『SENGOKU LORD in NAGOYA』愛知県体育館(2020年7月25日)
NEVER無差別級選手権試合 ○鷹木信悟vsエルデスペラード×
鷹木がデスペラードの挑戦を苦闘の末に退けてNEVER無差別級王座3度目の防衛に成功。「愛しさと、せつなさと、心強さが!お前らには足りねぇ」と“NEVER愛"を叫んだ。
SHOを破った7・12大阪城大会の防衛後に、デスペラードの急襲を許して王座戦が決定。ベルトを強奪されたばかりか、その熱すぎる言動を“体育教師"と笑われて実直な鷹木の怒りは頂点に達していた。
強奪したベルトを自ら腰に装着して高笑いで鷹木を出迎えたデスペラード。制裁モードで序盤から鷹木が押しまくったが、デスペラードもニークラッシャーなどで流れを変えると、テクニック&ラフで左ヒザに集中放火。逆回転ドラゴンスクリューやヌメロ・ドス(変型マフラーホールド)で徹底的に追い込んだ。
なんとか逃れた鷹木もデスペラードの得意技をことごとく封じながら反撃。スライディングラリアットからの熨斗紙も決めてみせたものの、デスペラードは巧みに場外へと逃れて距離と時間を作る。逆にレフェリーの死角を使ったベルト攻撃に成功すると、スピアーやギターラ・デ・ムエルタで猛攻を仕掛けた。
とはいえ真っ向勝負なら鷹木の土俵。頭突きで反撃し、ワンツーエルボー乱打やメイドインジャパンで押し込むや、必殺のラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙う。するとデスペラードは、待ってましたとばかりにすり抜けてエル・エス・クレロ(変型回転十字固め)で丸め込んだ。
鷹木もギリギリで肩を上げたが、ならばとデスペラードは再びレフェリーの死角を突いた急所攻撃を狙う。
だが鷹木も今度は先読みしてキャッチ。逆に強烈な左ラリアットでなぎ倒すや、「来いデスペ!」と体育教師ばりに叫んでからのパンピングボンバーをズバリ。そして今度こそのラスト・オブ・ザ・ドラゴンでデスペラードに引導を渡した。
苦闘の末にV3。「まあ、さんざんアホだなんだと言ったけど、あの野郎、賢いというか、インサイドワークだけは一丁前だな」と部分的にデスペラードを称えた鷹木ではあったが、「SHOもそうだが、デスペも、そんな中途半端な気持ちじゃ、NEVERは獲れねぇよ。お前らは!NEVERに対して、愛情がねぇんだ。そう!愛しさと、せつなさと、心強さが!お前らには足りねぇんだよ。そこんとこ、よく勉強しとけ」と篠原涼子さんの名曲タイトルを持ち出しつつ、やはり体育教師ばりに“NEVER愛"を叫んだ。
【鷹木の話】「(※スタッフに支えられ、脚を引きずってコメントスペースに現れる)キツかったね...。だがよ、デスペ。俺もいつもSHOとやるときに、『もっと遊ぼうぜ、もっと遊ぼうぜ』って言ってたけどよ、それは上っ面でな。本当の意味ではな、タイトルマッチ、NEVERを懸けての闘い、遊びじゃねぇんだ、バカ野郎!! やっと(ベルトが)戻って来たな。アホのデスペ、あの汚い手で触りやがって。(※ペットボトルの水をベルトにかけ)ちゃんと洗っておかないとな。なんか(手元から)1回離れただけに、愛着がわいてきたね。まあ、さんざんアホだなんだと言ったけど、あの野郎、賢いというか、インサイドワークだけは一丁前だな。だが、お前は大きなミスを犯したぞ、デスペ。たしかに俺は怒り狂った。はらわたが煮えくり返ったよ。だがな!その怒り、すべて今日の試合で出せたんだよ。ある意味!お前のおかげだよ、今日勝てたのは。それだけは感謝しとく。だがSHOもそうだが、デスペも、そんな中途半端な気持ちじゃ、NEVERは獲れねぇよ。お前らは!NEVERに対して、愛情がねぇんだ。そう!愛しさと、せつなさと、心強さが!お前らには足りねぇんだよ。そこんとこ、よく勉強しとけ。(※イスから立ち上がることができず)ホラ、立てねぇよ、この野郎。(※スタッフの肩を借りて歩き出すと報道陣に向かって)録るな、録るな、お前…!」