11/23【WWE】レインズが手段選ばずマッキンタイアとの王者対決制す アンダーテイカーが引退セレモニーに登場
フロリダ州オーランドのアムウェイ・センター「WWEサンダードーム」で行われたPPV大会『サバイバー・シリーズ』が日本時間23日、配信された。
ユニバーサル王者ローマン・レインズ(with ポール・ヘイマン)がWWE王者ドリュー・マッキンタイアをローブローからのギロチンで失神KOに葬り、手段を選ばず王者対決を制した。
当初、ランディ・オートンとレインズの間で行われる予定だった王者対決だが、今月17日のロウでマッキンタイアがオートンに勝利してWWE王座返り咲き。この日、ユニバーサル王者・レインズと対決することになった。
序盤、レインズがヘッドバットを見舞い、ロープ、ポスト、鉄製ステップにマッキンタイアを叩きつけたが、マッキンタイアもクローズライン2発、ベリー・トゥ・ベリー、ネックブリーカーの連続攻撃で反撃した。レインズがスピアーを放っても、マッキンタイアはキムラロックで捕獲。逃れたレインズはサモアン・ドロップ2連発でマッキンタイアを解説席に叩きつけ、バリケードを突き破るスピアーも放った。
負けじとマッキンタイアがこん身のクレイモアを叩き込んだものの、不運にもレインズがレフェリーに誤爆してしまう。無法地帯と化したリング上でレインズはローブロー攻撃に出ると、ジェイ・ウーソもスーパーキックで援護射撃。さらにレインズがスーパーマンパンチを叩き込み、ギロチンで絞め上げると、サブレフェリーがマッキンタイアの失神を確認して試合をストップ。レインズが手段を選ばず王者対決を制した。
キャリア30周年の区切りに引退を表明したジ・アンダーテイカーが引退セレモニー「最後の別れ(Final Farewell)」に登場し、「R.I.P(安らかに眠れ)」と自らのキャリアに終止符を打った。
ケイン、リック・フレアー、トリプルHらWWEレジェンド16名が次々とリングに集う中、最後にビンス・マクマホン会長が登場し、「怪我や苦難を乗り越えて30年間、世界のWWEユニバースを楽しませた。一つの時代が終わり、本日をもってお別れすることになるが、アンダーテイカーのレガシーは永遠に生き続ける」とこれまでの功績を称えてからアンダーテイカーを呼び込んだ。
炎と雷、鐘の音がサンダードームに鳴り響く中、幻想的なステージからアンダーテイカーが姿を現した。「30年の間、このリングで何人ものスーパースターたちを葬ってきたが、ついに俺の番がやってきた」と感慨をみせると、「アンダーテイカー、安らかに眠れ(R.I.P)」と引退を宣言。会場にかつてのマネージャーだった故ポール・ベアラーの姿が映し出され、鐘の音が鳴り響く中、アンダーテイカーは振り向かずに右腕を上げながらステージをあとにした。
