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8/8【新日本】BUSHIが6人タッグ王座戦へ存在感 石井のマスク剥ぎに「やる気スイッチ押してもらった」

『映画「ゴジラvsコング」Presents SUMMER STRUGGLE 2021』東京・後楽園ホール(2021年8月8日)
○鷹木信悟&内藤哲也&SANADA&BUSHIvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&石井智宏&小島聡×

 BUSHIがNEVER6人タッグ王座戦に向けて存在感を発揮。荒ぶる石井のマスク剥ぎに遭ったが、「やる気スイッチ押してもらった」と雪辱に向けて気迫をみなぎらせた。

 内藤&SANADA&BUSHIは6・2後楽園大会でNEVER6人タッグ王者・後藤&YOSHI-HASHI&石井に挑んだものの敗戦。直接ピンフォールを奪われたのはBUSHIだった。そのBUSHIが再挑戦をアピールして決まった8・10横浜大会でのタイトル戦。燃えるBUSHIに内藤も期待を示していたが、今宵の前哨戦でも存在感を発揮した。

 両軍は8人タッグマッチで激突。のっけから大乱闘となると、激しいつばぜり合いに。後藤とSANADAがロープを縦横無尽に使って先制争いを繰り広げるが、YOSHI-HASHIを加勢させた後藤が主導権を握った。

 しばらく捕まってしまったSANADAが自力でピンチを切り抜けると、あとを受けたBUSHIが躍動した。ミサイルキック、延髄斬り、DDTで王者トリオをナデ斬りにすると、場外に転落した石井めがけてトペスイシーダを敢行。エプロンDDTで石井を急角度で突き刺し、フィッシャーマンスクリューも繰り出した。さらに、石井を真っ向からエルボーでねじ伏せて場内を沸かす。

 その後、BUSHIが作った流れに乗って内藤も奮戦すると、リング上はIWGP世界ヘビー級王者・鷹木と小島の顔合わせに。各選手が次々とリングになだれ込み、大混戦になると、小島が垂直落下式ブレーンバスターで王者を追い込んだものの、最後は鷹木がパンピングボンバーからのラスト・オブ・ザ・ドラゴンで勝利した。

 試合後、エキサイトしたBUSHIが石井を挑発して、場外でにらみ合いを展開。荒ぶる石井はマスクを引っぺがしてBUSHIの素顔をさらす。奪い取ったマスク片手に去っていく石井に対し、Tシャツで顔を隠したBUSHIは怒りを爆発させた。

 バックステージで石井は「お前、マスク、コスチュームに力入れるくらい、いや、それ以上に、試合に力入れんかい。あぁっ!? 『次、なんのマスクにしようかな?』じゃねぇんだよ。どうやったら相手に勝てるか! どうやったら相手を潰すか!! その先、考えろよ。オメェにとってはどんだけ大事な物か知んねぇが、俺にとっちゃただの“布"だ」と奪い取ったマスクを投げ捨てて控え室へと消えていった。

 そのマスクを回収したBUSHIは「石井。テメェふざけんなよ、この野郎! と言いたいところだけどな。ありがとう。完全に“やる気スイッチ"押してもらったよ」と石井の行動をあえて歓迎。当然、この日の屈辱を晴らす舞台はタイトルマッチ当日にほかならない。リベンジに向けて、気迫をみなぎらせていた。


【鷹木の話】「さすがは小島聡。あいつの右腕、強烈だな。だが、あいつは一撃必殺にこだわってるようだが、俺はな、勝つためにだったらこの右腕、何発でも放ってやるからな。それからオイ! EVIL。あの野郎、今日も来てねぇな。どういうことだ!? え、EVIL!? 何してるかわかんねぇけどよ、オイ! お前、会場に来て東郷・外道のセコンドについて、プロレス勉強したほうがいいじゃねぇのか、オイ!?」

【内藤の話】「もう少ししたら今、欠場中の“あの男"が帰ってくる。鷹木、そして、BUSHI、SANADA、内藤。4人全員がチャンピオンベルトを持った状態で“彼"の帰りを待つっていうのもアリかな。そんなシチュエーションもアリでしょう。いや、むしろ、そういうシチュエーションに持ってって“彼"を焦らせたいかな。そして俺は“彼"にこう言ってやるよ。そう、まさに、トランキーロ! あっせんなよってね」


【小島の話】「(※コメントスペースで仰向けに倒れ)IWGP(世界ヘビー)のチャンピオンと、NEVERの6人タッグチャンピオンと、その挑戦者たちがいる現実。その中に1人だけ入っているこの現実を俺の中でもちゃんと受け入れていこうと思ってるから。(※立ち上がり)ずっと、ずーっと前向きにやってきた。前向きじゃなきゃ、30年もプロレスラーでいられねぇんだ」

【後藤の話】「意思の疎通ができないヤツが8回も(ベルトを)防衛できると思うか!? そろそろ答えてみろよ。(IWGP)2冠を獲った人間がお願いまでして、このNEVER 6人タッグチャンピオンに挑む、そのお前の気持ちを。そして、これからの展望を語ってみろよ」

【YOSHI-HASHIの話】「いよいよあさって。あさって横浜で(NEVER 6人タッグ)タイトルマッチ。BUSHI、SANADA、もちろん大歓迎だ。ただ、俺がリング上で内藤に『はぇーよ』って言ったのはな、前にも言ったと思うけど、逆に立場がお前と俺、逆だったらネチネチ文句言うだろ? それに対して俺はちょっと引っかかっただけだよ。俺ももちろん横浜のタイトルマッチ、楽しみにしてるぞ、バカ野郎」

【石井の話】「オイ、BUSHI。オメェが(タイトルマッチを)やりてぇっつったんだろ!? オメェがリベンジしてぇんだろ!? あぁっ!? そのわりにはおとなしいな、オラ。あぁっ!? そんなんで勝てるわけねぇだろ!? 俺らのことナメてんのか、オイ!? あぁっ!? それよりお前、マスク、コスチュームに力入れるくらい、いや、それ以上に、試合に力入れんかい。あぁっ!? 『次、なんのマスクにしようかな?』じゃねぇんだよ。どうやったら相手に勝てるか! どうやったら相手を潰すか!! その先、考えろよ。オメェにとってはどんだけ大事な物か知んねぇが、俺にとっちゃただの(※マスクを勢いよく床へ叩きつけ)“布"だ(※と言い残し、マスクを置き去りにして立ち去る)」

【BUSHIの話】「(※石井が捨てたマスクを回収し)ハッハッハ。ここにあったか。オイ、石井。テメェふざけんなよ、この野郎! と言いたいところだけどな。ありがとう。完全に“やる気スイッチ"押してもらったよ。まあ別にこのリベンジ(マッチ)が決まったときから、やる気は入ってたよ。でも、改めてマスクを剥がされて今日、俺らが勝ったのにマスクが脱がされたんだよ、俺は。完全に“やる気スイッチ"押してもらったよ」

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