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1/21【新日本/NOAH】丸藤がTSサイン拒否でBC敗退…トオルとヒロシ&タカ&サトシ連合軍が快勝

『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』横浜アリーナ(2022年1月21日)
○矢野通&棚橋弘至&小島聡&杉浦貴vs丸藤正道&KENTA&エル・ファンタズモ&外道×

 丸藤がKENTAからの“Too Sweetサイン"を拒否。トオルとヒロシ&タカ&サトシ連合軍が快勝だ。

 新日本とNOAHで人気を誇る名コンビ“トオルとヒロシ"棚橋&矢野と、“タカ&サトシ"杉浦&小島が対抗戦の舞台で合体。丸藤&KENTA&ファンタズモ&外道と激突した。丸KENはNOAH1・1武道館大会に続く合体。今大会で唯一、交流戦色の濃い一戦となった。

 試合前、丸藤がBULLET CLUBの“Too Sweetサイン"に参加せず一抹の不安をのぞかせた。それでも棚橋と先発で対峙した丸藤は耳をつかむBULLET CLUBばりのヒール殺法を見せた。その後、BULLET CLUBが小島に的を絞り、ファンタズモが背中へのサミング攻撃を浴びせ、丸藤にも呼びかけたが、丸藤はこれに応じず、あくまでも自分流を貫いた。

 2・11大阪大会で一騎打ちを控える棚橋とKENTAは前哨戦。KENTAは杉浦に蹴りの雨を降らせながら、控えの棚橋にフロントハイキックをお見舞い。タッチを受けた棚橋が入ると、KENTAがソバット、ラリアットを叩き込んでも、張り手で応戦。エルボー合戦で火花を散らし、KENTAがDDTで突き刺しても棚橋はすぐさまスリングブレイドでやり返した。

 元GHCタッグ王者でもある丸藤と矢野が向き合うと、矢野は「友達、友達」とアピール。丸藤の時間差ラリアットを阻止してコーナーマットを外したが、丸藤は虎王をグサリ。KENTAが加勢して丸藤のトラースキックとKENTAのハイキックを同時にさく裂。KENTAがToo Sweetサインを求めると、丸藤はやはり応じない。ここで矢野が丸藤をレフェリーに激突させ、KENTAと外道にローブローをお見舞い。すかさず外道をスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

 “トオルとヒロシ"と“タカ&サトシ"が快勝。丸藤とKENTAは試合後も衝突。丸藤はKENTAの胸を小突き、KENTAが再びToo Sweetポーズを求めても拒んだ。バックステージでも丸藤とKENTAはToo Sweetポーズを巡って口論。「なんでできねえの?」(KENTA)、「知らねえし。やったら負けてるよ」(丸藤)、「あれやったら勝ってたよ」(KENTA)と言い争っていた。


【試合後の棚橋&矢野】
▼矢野「痛い。友達に蹴られた顔が痛い」

▼棚橋「顔広いな」

▼矢野「でも正しい道に戻したと思ってます」

▼棚橋「サトシとタカシと、ヒロシとトオルと、何かやればよかったけど、今日はなんか違うし、意外とサトシ、タカシは本格派だね」

▼矢野「そうですね。我々も本格派で。本格派と正しい道で生きてますから!」

▼棚橋「よし、今シリーズ、KENTAとの試合が毎日あるんで。いつもドーム終えて体型を持ち崩すのが3年、4年続いてるけど、まだ大丈夫だから」


【小島の話】「大きな会場で声援もらってプロレスをする。こんな単純なことにこんな幸せを感じることができて、改めてプロレスラーでよかったなと思います。こういう日があるからプロレスラーを続けていくことができる、こういうことがあるからプロレスラーとして生きていくことができる。本当に日々感謝して、そうさせてもらってます。ありがとうございました」


【試合後の丸藤&KENTA】

▼KENTA「なんでできないの? 指を合わせてこうやってやるだけじゃん?」

▼丸藤「テーピングが邪魔して。知らねえし」

▼KENTA「なんでこんなのができないの? こうやってやればいいだけなのに」

▼丸藤「あんなんやってるから負けるんでしょ?」

▼KENTA「サッとやればよかったじゃん」

▼丸藤「やったらやったで負けてるよ、たぶん」

▼KENTA「やったらやったで負けてるかどうか、やってみなきゃわからないじゃん」

▼丸藤「でも、結果負けたら、今さらグダグダ言ったってしょうがないよ」

▼KENTA「グダグダじゃないでしょ?」

▼丸藤「いや、グダグダじゃん」

▼KENTA「誰でもできるんだから」

▼丸藤「(カメラマンに)知ってる? だってやり方。あれ、(カメラマンを)見たことあるぞ?」

▼KENTA「いや、太ってんなあ」

▼丸藤「……の人でしょ? 見たことあるぞ」

▼KENTA「こっちで揉めているのに、お前のせいで話がずれちゃうじゃねえか」

▼丸藤「NEW JAPAN WORLD? 俺、知ってる」

▼KENTA「(カメラマンに)お前できる? ちょっと手を出せ。(ポーズを決めてからその手を握ると)肉々しいなあ。肉々しくて毛が生えて。肉々しいうえにここに毛が生えて。しかも爪が長いわ。清潔感ないわ。女の人、これ嫌でしょ? 清潔感ないわあ。肉々しいなあ、毛が。なんかお前の話になっちゃったよ。あれやったら勝ってた」

※KENTAが先に去っていくと

▼丸藤「(カメラマンの手を掴んで)俺もやってみよう。爪が長いなあ。ねえ? 大丈夫。もしも次に会う時があったらさ、ちゃんと切ろうね。名前は言わないほうがいいんだね。OK。また会いましょう」

【ファンタズモの話】「(激しくゴホゴホと咳き込みながら現れて)コーナーはそのままにしろっ! アホかお前は、矢野! コーナーマットを外すのは、や・め・ろ! (ゴホゴホと咳き込んでから)そうだよ、丸藤だよ! 10年前、Dailymotionで見ていたあのKENTAと丸藤のタッグチームと、一緒にやってるんだぜ? 金曜日になると夜な夜な一人で見ていたKENTAと丸藤のタッグがどこからともなく現れて、今、この横浜アリーナにいるんだ! そうだよ、Dailymotionだ。見ていたヤツもいるだろう? とびきりスイートなあの2人だぜ? チクショウ、丸藤。お前がまだ健在で俺はマジで超嬉しいよ。だけどな! 俺は丸藤の動きを盗んだぜ。俺のほうがイケてるんだ。スイートといえばタマ・トンガ……。お前は長く闘い過ぎた……(と言うと、またゴホゴホと咳き込みながら立ち去る)」

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