2/10【スターダム】ひめかが4・23横浜アリーナでの引退を発表 “最後の相手"に舞華を指名
ひめかが10日、オンライン会見を行い、現役引退を発表。4・23横浜アリーナ大会での引退試合、5・14後楽園大会での引退セレモニーが決まったひめかはラストマッチの相手に舞華を指名した。
ひめかはかつて田村淳がプロデュースしたアイドルグループ「スルースキルズ」の一員として活動。スルースキルズが全日本プロレスの応援大使だったことがきっかけとなってプロレスに興味を持ち、同グループ解散後の2017年12月24日、Beginningで女子プロレスラーとしてデビューした。2018年1月にはアイドルとして上がった全日本のリングにプロレスラーとしても上がり、万喜なつみ(現・なつぽい)と対戦している。
その後もアクトレスガールズ所属としてWAVE、SEAdLINNNG、アイスリボンなどに参戦。2020年7月、スターダムに入団し、2021年2月、舞華との“舞ひめ"でゴッデス・オブ・スターダム王座を戴冠した。2021年10月には舞華&なつぽいとのトリオでアーティスト・オブ・スターダム王座も獲得している。シングル戦線でも昨年4月にワールド・オブ・スターダム王座に挑戦するなど活躍してきた。
突然の発表となったが、ひめかはデビュー時に「5年経って25歳の時に納得のいく立ち位置になっていたら引退」と決めていた。昨年12月にデビュー5周年を迎え、「長期欠場という大きなケガがなかったので、体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生を歩もう」と決断。「正直シングルのベルトだったり、やりたいことだったり、目標という目標は達成できなかったんですけど、5年を振り返ったら今の自分が一番輝いてるかなって思うので悔いはない」と晴れやかな表情で話した。
引退試合の舞台は4・23横浜アリーナ大会に決定。5・14後楽園大会で引退セレモニーが行われる。5年5ヵ月でプロレスラー人生に終止符を打つことになったひめかは「この決断をした時に思っていたことなので、そこはかなえてほしい」と引退試合の相手に舞ひめのパートナーである舞華を指名。これから始まる引退ロードへ向けてプロミネンスとのハードコアマッチ、「自分がプロレス界で一番お世話になったと言っても過言ではない」というアクトレスガールズ時代の先輩・関口翔との再会、センダイガールズ橋本千紘との対決を希望した。
会見にはロッシー小川エグゼクティブプロデューサーも同席。「わかりました。できる限り期待に添いたいと思います」とひめかの希望を汲む意向を示していた。
【オンライン会見の模様】
▼ひめか「このたび私、ひめかはプロレスを引退することを決定しました。理由としては挙げていったら細かいことがあるのでキリがないと思うんですけど、大まかな理由としては私が20歳でデビューした時に、5年経って25歳の時に納得のいく立ち位置になっていたら引退を決めようというのを元々決めてデビューしました。正直シングルのベルトだったり、やりたいことだったり、目標という目標は達成できなかったんですけど、5年を振り返ったら今の自分が一番輝いてるかなって思うので悔いはないです。ここ1年で自分の狙えるスターダムのベルト全部に関わることができたので、その時に自分のチャンピオン姿が想像できなくて、良き挑戦者という立ち位置が自分の限界なのではないのかなと思いました。小川さんにはよく『欲がない』って言われていたんですけど、今となっては確かにそうだなって凄く思います。あとは何よりも自分が長期欠場という大きなケガがなかったので、体と心がボロボロになる前に、健康なうちに違う人生を歩もうと決断いたしました。残り少ない期間にはなってしまうと思うんですけど、応援していただけたらうれしいです」
▼ロッシー小川EP「非常に残念な話なんですけど、引退試合は4月23日の横浜アリーナで行うことになりました。また引退セレモニーは5月14日の後楽園ホールで行います。やりたいこととか何かありますか?」
▼ひめか「やりたいことはあります。4月23日の横浜アリーナ、引退試合をやっぱり舞ひめの舞華とシングルをやらせていただきたいなっていうのを自分がこの決断をした時に思っていたことなので、そこはかなえてほしいかなと思います。あとは自分の5年間を振り返った時に一度どこかで話させていただいたんですけど、自分の転機になった試合に世羅りさにハードコアを挑戦表明したっていうのがあって、プロミネンスとハードコアをやりたいなっていうのはずっと思っていたので。ハードコアはSHOWCASEなんで、今度のSHOWCASE、カードが決まってなかったら、決めていただけたらうれしいです。あとは自分がプロレス界で一番お世話になったと言っても過言ではない先輩の関口翔選手と最後の試合までにどんな形でもいいので関わりたいなって思ってます。あとはそうですね。橋本千紘選手。対戦相手をこないだ募集してた感じに見えたので、自分はまだ相手が決まってなかったらやりたいなと思っているんですけど、そこは自分が判断できることではないので、お互いの会社の判断にお任せします。結構(希望が)よくありますね(笑)」
▼小川EP「4つ言ったね」
▼ひめか「少ない方だと思いますよ。最後に単独で表紙になりたいなと思ってます。お願いします。それぐらいですかね」
▼小川EP「わかりました。できる限り期待に添いたいと思います。ファンの皆さんにはひめかの引退まで、最後まで応援の方よろしくお願いします」