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2/17【スターダム】ジュリアがワールド戦受諾の雪妃に「スターダム追放」予告

『TRIANGLE DERBY I』東京・後楽園ホール(2023年2月17日)

 王者・ジュリアのワールド王座戦要求を雪妃真矢が受諾。3・4代々木大会でのタイトル戦が決定的になると、ジュリアは「3月4日があなたのスターダムラストマッチになります」と雪妃にスターダム追放を予告した。

 2・4大阪大会ですずを下し、ワールド王座初防衛を果たしたジュリアは、2・11新潟大会でともにアイスリボン出身で、過去の遺恨を引きずる雪妃を挑戦者に指名。雪妃は態度を保留していた。

 この日、ジュリアはメインイベントで行われた「TRIANGLE DERBY I」公式戦に出場。タイトル戦でぶつかったばかりのすずと激闘を繰り広げ、巨漢の柊を雪崩式ダブルアームスープレックスやバックドロップでぶん投げて存在感を発揮した。

 パートナーのテクラがすずに沈められて敗戦に終わると、試合後に雪妃が「おじゃまします。ごめんなさい、プロミネンスさん。ちょっと時間くださいね」と登場。「ジュリアさん、新潟のお返事をしに来ましたよ。この1週間、時間いただいてありがとう」と対戦指名の返答を始めた。

 「過去の嫌な記憶も掘り起こして、タップリと考えさせてもらいましたけど、私は過去をどうのこうのってこのスターダムで言う気はないんですよ。だけど、やっぱりジュリアさんとロッシー小川が私は嫌いでさ」と吐き捨てて場内を沸かした雪妃は、「だけどさ、私がベルトを巻くなら話は別だよね。万が一、いや、可能性はかなり高いけど、私がそのベルトを巻いたら、ジュリアさんもロッシー小川もさぞかし胸くそ悪いだろうね! そして、きっとスターダムのファンの皆さんもそんなこと望んでないし、期待してないでしょ?」と煽った。

 一部からブーイングも発生すると、雪妃は「嫌がっていただけば嫌がっていただけるほど、欲しいな、そのベルトは! 誰も望まない。誰も期待しない。誰にも歓迎されない。そんなチャンピオンに俺はなる。いかがよ?」と続け、拍手とブーイングを同時に浴びると、「というわけで、新潟の答え…受けます」とタイトル戦を受諾した。

 雪妃の発言を受け止めたジュリアは「正直、雪妃真矢は逃げるかなと思ってたんだけど、よく来てくれましたね。雪妃が大嫌いなのを知ってるからさ。私も大嫌いだけど」と呼応。「でもね、こんなに冷え切った関係の対戦相手とやるのって正直スゲェ勇気がいることなんだと思うよ、私もお前も。でもさ、私は向き合わなきゃいけないこと、立ち向かわなきゃいけないものがあると思っているし、あんたがスターダムのリングに現れた。私はぜってぇ逃げねえよ。お前に立ち向かっていくよ。どんな理由だろうと、やるんだったら、私は背負っているものも全然違ぇからさ」と言い放ち、スターダムファンから支持を集めた。

 ジュリアは決戦の舞台を3・4代々木大会に指定。その先には4・23横浜アリーナ大会も控えているだけに、雪妃が「ということは、横浜アリーナに私がチャンピオンで立つことになるけど、大丈夫そう?」と挑発すると、ジュリアは「安心してください。3月4日があなたのスターダムラストマッチになります。出てってください」と“スターダム追放"を通告した。

【ジュリアの話】「土曜日、新潟で私が雪妃に『このベルトに挑戦しませんか?』と。『なぜスターダムに来たんですか?』と聞いた。その時のあいつの答えは『仲間のために来た』って言ってたんですよ。それ聞いて、本当に自分を守ってばっかりの女だなというか。結局、何かのせいにするんだなって。そうやって逃げるんだろうな、今回もなかったことにしちゃうのかなって正直思ってたんだけど。でも、こうやってわざわざメイン後に足を運んでくれて、防衛戦が決まって。今の気持ちとしては、正直、私と雪妃の関係は本当に冷え切ってて、信頼関係とか、そういったものは昔から1ミリもない状態。だけど、言った通り、それでも向かっていかなきゃ、やっていかなきゃ、立ち向かわなきゃいけないことがあるってこと。私はそれが一番というか。あいつとやる意味は、私はあると思ってる。それがどんな結果に、どんな形になろうとも。この防衛戦がどんな試合に鳴るかも正直わかりませんけど、1つ私が背負っているもの、それをしっかり見せつけた上で、雪妃真矢にはスターダムから出て行ってもらおうと思います」

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