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3/6【新日本】フィンレー電撃BULLET CLUB入りでマネージャー・外道と合体、異名は『REBEL』 NJC初戦で石井撃破

『旗揚げ記念日』東京・大田区総合体育館(2023年3月6日)
「NEW JAPAN CUP 2023」1回戦 ○デビッド・フィンレーvs石井智宏×

 フィンレーがBULLET CLUBに電撃加入し、マネージャー・外道と合体。NEW JAPAN CUP初戦で石井を撃破すると、「REBEL」(反逆者)の異名を名乗り、ジェイ・ホワイトなきBULLET CLUBの新リーダーに就任することになった。

 フィンレーは2・19サンノゼ大会で新日本追放が決まったBULLET CLUBのジェイ・ホワイトを襲撃KO。ブーイングの中、「お前の時代なんてクソ食らえだ」と言い放った。今後の去就に注目が集まる中、NEW JAPAN CUPにエントリー。2・5札幌でTV王座獲りを逃して再起を狙う石井と1回戦で激突したが、事件は入場時から起きた。

 場内ビジョンにBULLET CLUBのロゴが映し出されると、場内がどよめく中、フィンレーが登場する。茶色かった髪を黒く染め、BULLET CLUBのロゴが入ったロングタイツ姿に変ぼう。外道がセコンドにつき、BULLET CLUBへの電撃加入が明らかになった。

 フィンレーはファイトスタイルも一変していた。動きがこれまで以上に荒々しくなり、奇襲を仕掛けると、冷酷な表情でエルボーやストンピングを乱れ打ち、非情な右ヒザ攻めも展開した。

 気持ちで引かない石井はエルボーを仁王立ちで受け止め、真っ向勝負で反攻していく。しかし、荒ぶるフィンレーは石井を場外に連行すると、鉄柵めがけてのギロチンホイップやエプロンへのバックドロップを強行。急角度のブルーサンダー、雪崩式ブレーンバスターも決めると、客席に中指を立ててブーイングを浴びた。

 即座に立ち上がった石井はぶちかまし式のショルダータックルや雪崩式ブレーンバスターで逆襲。フィンレーも新技のカナディアン式フェイスバスターなど見せるが、下がらない石井はラリアットを正面から受け止め、豪快なパワーボムを繰り出す。さらに、ラリアットで突っ込むが、切り抜けたフィンレーはリバースブレーンバスターの体勢からプリマノクタ(スタナー)を繰り出して黙らせた。

 石井は驚異の粘りを発揮してこん身のラリアットで勝負に出るが、フィンレーは沈まず。石井は秘策のシャイニング式延髄斬りまで放ったものの、フィンレーは垂直落下式ブレーンバスターをプリマノクタで切り返して逆転。ラリアットや頭突きを見舞うと、なおも掴みかかってきた石井を生ヒザ式のトラッシュパンダで沈めた。

 フィンレーが石井粉砕でNEW JAPAN CUP1回戦突破。大の字の石井を踏みつけて勝ち誇った。マネージャーの外道がマイクを持ち、「おい、いいか。この男、REBELだ! 反逆者だ」とフィンレーを称賛。「反逆者の行く末は2つに1つだ。全てをひっくり返すか、クソみてえな豚野郎に潰されるかだ。俺たちはスイッチブレードを失った。だからどうした、この野郎。俺たちは黙らねえぞ。俺たちはタップリ血を流した。てめぇら善人ヅラした豚野郎にも血を流してもらうぞ、コノヤロー!」と逆襲を予告し、フィンレーをBULLET CLUBの新リーダーだと紹介した。

 一躍NEW JAPAN CUPの台風の目になったフィンレー。3・15岡山大会で行われる2回戦ではグレート-O-カーンと対戦する。

【試合後のフィンレー&外道】

▼フィンレー「どうだった、ゲドウ?」

▼外道「パーフェクト!」

▼フィンレー「そう。そうだろ。数週間前のカリフォルニアでリングにいたヤツは、俺の許可を取っていたほうがよかっただろうな。さてイシイ、俺はロッカールームに一日いた。ドアにデビット・フィンレーという名がかかっていたが、お前はノックしなかったし、来ようとしなかった。お前はただリングへと歩いていった。あのゴングの前にやったのは個人的な攻撃だ。そのあとの攻撃は友人に向けて。数週間前に言った通り、俺はこのビジネスで成功する。カーテンの両側にいる者たちを殺す方法が分かっているんだ。ここではリングから追い出されないように、生き残る方法を学ばないといけない。友情よりも数が必要になることもある。友人やドージョー仲間はいらない……家族さえもな。そのビジネスを俺に教えたフィット・フィンレー(父)というヤツ。その男は業界のトップにたどり着いたか? ノー! 世界王座を獲ったか? ノー! 俺の仕事は、彼のできなかった運命をかなえることだ。家族4世代のことを誇りに思っていたと思うか? 俺がこのプレッシャーを望んでいたと思うか? いいや。だがいい。これを利用して、深いところまでいく。過去の過ちを乗り越えるんだ。これは俺のカップ。これは俺のクラブ。これは俺のビジネス。そして、これは俺のワールドだ(と言って、控室へ)」

▼外道「こいつは凄いヤツだ」

※石井はノーコメント

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