3/13【新日本】オーカーン手錠拘束、4人がかりでコブ粉砕…EVILがNJC2回戦を無法突破
『NEW JAPAN CUP 2023』愛媛・アイテムえひめ(2023年3月13日)
2回戦 ○EVILvsジェフ・コブ×
『NEW JAPAN CUP』2回戦でEVILが“拷問の館"4人がかりでコブを無法粉砕。放送席のグレート-O-カーンを手錠拘束して見殺しにさせる屈辱も味わわせ、松山の夜にその高笑いが響いた。
松山大会セミファイナルで行われたEVILとコブのNJC2回戦。コブは拷問軍の乱入対策でカイル・フレッチャー、アーロン・ヘナーレをセコンドに配置し、オーカーンもTV解説席からにらみを効かせた。
構わずEVILはセコンドのディック東郷と連係し、序盤からTシャツ絞首刑やイス攻撃で押し込んだものの、コブも巨体を苦にせぬドロップキックや豪快なオクラホマスタンピードで巻き返す。
EVILが金具むき出しのコーナーを使っても、逆にその“金具コーナー"を利用して動きを止めると、アスレチック・プレックス、雪崩式の俵返しまで繰り出して押しまくった。さらには東郷が介入して二人がかりのマジックキラーを狙ってきても、素早く阻止。逆にその東郷とのマジックキラーをEVILに成立させて決定機を作り出した。
だが、EVILもツアー・オブ・ジ・アイランドだけは打たせない勝負強さを発揮。逆にレフェリー誤爆で無法地帯を作り上げるや、東郷が2度にわたってスポイラーズチョーカーを狙う。すかさずフレッチャーとヘナーレのセコンド部隊が急行して阻止し、そのまま東郷を二人がかりで抱えあげて控室まで強制退場させようとした。
その時だった。花道奥で待ち構えていた高橋裕二郎とSHOがフレッチャーとヘナーレを急襲。さらにEVILは放送席のグレート-O-カーンに襲いかかるや、手錠拘束で自由を奪う。
気づけばリング上は“4対1"の構図に。孤軍奮闘するコブを東郷が急所攻撃で止めるや、SHOがトーチャーツール、裕二郎がスティック攻撃を見舞う。最後はぐったりするコブを引きずり起こしたEVILが、ニヤつきながら必殺EVILを見舞い、レフェリーが力なく3カウントを叩いた。
EVILがコブを4人がかりで粉砕してNJC2回戦を無法突破。コブを踏みつけて高笑いを決め込むと、“見殺しの屈辱"で取り乱す手錠姿のオーカーンをおちょくり倒して悠然と花道を下がった。
バックステージでは「宣言通りUNITED EMPIREの沈没記念日になっただろ? サクッと優勝して、オカダの持ってるベルトぶんどってやる」と豪語。続く3・17後楽園大会では、UNITED EMPIREの首領・オスプレイと激突するだけに、屈辱を味わわされたEMPIRE側からの猛反撃が予想される。