プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/4【DRAGONGATE/武勇伝】望月がみちのく参戦宣言 ハヤトと12年ぶり再会でバチバチ火花

『武勇伝・令-ZERO-』新宿FACE(2023年4月4日)
○フジタ“Jr"ハヤト&ストロングマシーン・J&のはしたろうvs望月マサアキ&LEONA&望月ジュニア×

 望月とハヤトが12年ぶりの再会マッチでバチバチの火花を散らした。引き分け間近にハヤトがジュニアを下すと、望月はみちのくプロレス参戦を宣言。一方、ハヤトは望月との再戦を示唆しつつ、望月の息子・ジュニアに「メチャメチャカッコいいと思うので、これ以上強くならないようにもっと潰したいと思います」と興味を示した。

 武勇伝の実行委員長・望月がセミファイナルに登場。ジュニア&LEONAと組んで、マシーン・J&ハヤト&のはしと対戦した。望月とみちのく所属の東北ジュニア王者・ハヤトは、武勇伝で一騎打ちを行うなど過去に何度も対戦していたが、今回は12年ぶりの再会。望月の息子・ジュニアのほか、藤波辰爾の息子・LEONA、スーパー・ストロング・マシーンの息子・マシーン・Jと二世レスラーも集結した。

 のっけから望月とハヤトの顔合わせが実現。ローキックやミドルキックなどで火花を散らす。望月は真っ向から打ち合ったものの、あえてジュニアにスイッチした。ジュニアもハヤトとエルボーやミドルキックを交錯させたが、ハヤトが競り勝つ。望月親子もダブルミドルキックでお返しした。

 父親同士の遺恨を引きずるLEONAとマシーン・Jもヒートアップ。喧嘩腰になってやり合う。試合後半、マシーン・Jがドラゴンスープレックスをジュニアに決めると、父親の得意技を目の当たりにしてブチ切れたLEONAがカットイン。2人は感情むき出しの打撃戦を展開した。LEONAはドラゴンスープレックスこそ不発に終わったものの、ドラゴンスクリューからの足4の字固めでマシーン・Jを苦しめた。

 両軍連係で競り合い、激しい混戦になると、終盤はハヤトとジュニアの一騎打ち状態に。ジュニアはヒザ蹴りを連発し、ツイスター・ザ・ワールドを決めたが、ハヤトもハイキックやバズソーキックで譲らず。粘るジュニアはスキを突いて再びヒザ蹴りをねじ込むと、ハヤトのK.I.D狙いも丸め込んでみせたが、惜しくも3カウントを奪えず。その直後、再びハヤトはK.I.Dに捕らえて、時間切れ寸前でギブアップを奪った。

 ハヤトがジュニアを撃破して激勝。試合後、マイクを持った望月は「おい、フジタ“Jr"ハヤト、久しぶりだったな。大病を患って見事な復活。俺も感動させてもらったよ。そして、この武勇伝のリングに上がってきてくれてありがとな」と感謝の言葉を送り、「今日はジュニアが世話になったな。まあよ、せっかく12年ぶりにこのリングに上がってきたんだ。次は俺がみちのくプロレス行ってやるぞ」とみちのく参戦をアピールした。

 対するハヤトは「望月…さん。呼んでくれてありがとうございました。そして、DRAGONGATEのファンの皆様、みちのくプロレスから来ました、プロレスラー最強の男・ハヤトです。よろしくお願いします」とあいさつし、東北ジュニアのベルトを手に「望月さん、これに挑戦するかどうかはちょっと考えます。なんですけど、みちのく30周年なんで、縁のある選手たちはきっと僕が言わなくても呼ばれると思うんで、熱い試合しましょう」と再戦に同意。「年取ったせいか、蹴りの威力も前より落ちていると思うんで」と望月を挑発しつつ、「僕もガンの闘病しながら練習しているんで、練習してもっと激しい蹴り合いを皆様に見せましょう」と呼びかけた。

 さらに、ジュニアに視線を移したハヤトは「そして、はじめまして。メチャクチャ好きなんで。メチャメチャカッコいいと思うので、これ以上強くならないようにもっと潰したいと思います」と興味を示して握手。だが、望月との握手はスカしてみせた。

 バックステージでハヤトは「望月ジュニア。メチャクチャいいよ。だから別にお父さんとか関係ねぇ。いいんだよ、もっともっと噛みついていいと思うし。で、力を貸してほしかったら俺が助けにいくよ。いいよ、もっと上の世代を潰そうじゃない」とジュニアとのタッグ結成まで示唆。ジュニアは「あんな強烈なミドル初めて食らいました。しかも蹴りで初めて意識が飛んでいきました。ああやって言ってくれてるんで、また胸貸してください」と再戦を熱望していた。


【試合後のマシーン・J&ハヤト&のはし】
▼ハヤト「久々の武勇伝は楽しかったね。そしてやっぱ望月さん、年取ったけど元気だね。俺も同じく年取ったんで、いいんじゃないですか。これからまだまだできるってことを証明したいと思いますし。そして俺から言えるのは望月ジュニア。メチャクチャいいよ。だから別にお父さんとか関係ねぇ。いいんだよ、もっともっと噛みついていいと思うし。で、力を貸してほしかったら俺が助けにいくよ。いいよ、もっと上の世代を潰そうじゃない。俺らが勝つっていうのは対戦カードが発表された時からわかってたんで、俺の病気とか関係ないよ。リングに上がったら関係ない。目の前にいるヤツを倒すだけ。まぁ、楽しかったです」

▼マシーン・J「僕、のはしさんにコーチしてもらったことあるから、練習生の時に道場にいらして。その教えてもらったことを今日少し活かせたかわかんないですけど」

▼のはし「一歩引いた目になっちゃうかもしれないですけど、正直ハヤトの蹴り、マサアキさんの蹴り、ジュニアの蹴りもよかったし、LEONA選手とマシーンのぶつかり合いも凄く気持ち伝わってきたんで、イチファンとして見たらうれしいことなんですけど、イチプロレスラーとしてまだ僕も終わってないんでね。取り残されるというか、一歩でも二歩でも背中見せられるように、もう一回踏ん張りますよ」

▼マシーン・J「期待されてると思うんでコメント残しまけど、LEONA選手。今日初めて戦いました。組んだことはあって、2回ぐらいあるのかな。あんなバチバチした戦いになると思ってなかったけど、前々から仕掛けて、熱くなってもらって。やっぱ俺ら、どうしても期待されてしまう人間だから、それを超えなきゃいけないプレッシャーはあるけど、そのプレッシャーを俺もLEONA選手もみんなが思うより楽しんでるから。今日、相手にいた望月ジュニア。お前、いつまでもな、そうやって操り人形みたいに父ちゃんの後ろについてないでよ、ハヤト選手が言った通り、もっと世界は広いから、早く俺たちのステージに上がってこい。どうするかはお前次第だ。俺とLEONA選手は組もうが戦おうが、お前が思ってるより高いステージにいるからな。早くこっちにこい」


【試合後の望月&ジュニア&LEONA】
▼望月「まずは見たか? おい、藤波二世vsストロングマシーン二世の初対決だ。せっかく最後ドラゴンスクリューからの4の字という最強コンビネーションで、俺らが押さえきれず勝機を逸してしまったけど、レジェンドの血は俺と違って正統なレスリングを見せてくれるなと思いましたね。あとはフジタ“Jr."ハヤト、最高じゃねぇか、あいつ。ああ言ってくれたんだ。今度は俺がみちのくに行く番だ。DRAGONGATEはいろいろあるけど、こいつ(ジュニア)もフジタ“Jr."ハヤト相手に頑張ってくれた。あとは二人の話を」

▼LEONA「自分からしたら相手チーム、Jの名前があったから、もちろん最初っから意識してたし、境遇が似てるって言ったらそれまでなのかもしれないけど、リングで戦うってなったら、そんなこと関係ないってファンの人たちが一番よく知ってるでしょう。あのリングの中では血なんて関係ない。実力だから。だから向かい合えば傷つけ合うかもしれないし、組めば力を貸し合って理解し合うかもしれないし。今日初めて向き合うというきっかけ。他のリングの因縁がどうとか関係ない。僕は今日、彼に張り飛ばされた頬が痛い。その痛み忘れないでおきます。それがこのDRAGONGATE、そして武勇伝、もしくはドラディション。どこでもいい。どこかでまた巡り合うことがあれば、その時はどんな形でも全力で戦います」

▼ジュニア「フジタ“Jr."ハヤトさん、今日はありがとうございました。DRAGONGATEにも蹴りを使う選手はいますけど、あんな強烈なミドル初めて食らいました。しかも蹴りで初めて意識が飛んでいきました。ああやって言ってくれてるんで、また胸貸してください。今日はありがとうございました」

プロ格 情報局