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4/5【DRAGONGATE】M3Kが両リン決着で関係修復 トライアングル&ブレイブ挑戦に照準

『THE GATE OF PASSION 2023』後楽園ホール(2023年4月5日)
▲望月マサアキ&望月ジュニアvs望月ススム&神田ヤスシ▲

 M3K同門対決は代名詞の両者リングアウト決着で関係を修復。望月&ススム&神田はトライアングルゲート王座、ジュニアはブレイブゲート王座に照準を向けた。

 M3Kはメンバーの間に亀裂が生まれつつあった。ツインゲート王座獲りに失敗して望月とジュニアの親子関係が悪化。ススム&神田がトライアングル王座挑戦時にジュニアをパートナーに指名したことで、望月が苛立ちを見せると、誤爆から互いの不信感があらわに。身内の揉め事を解決すべく、後楽園大会のセミで望月&ジュニアとススム&神田の直接対決が組まれた。

 ススム&神田が先手。望月の鋭い打撃を受け止めたススムはジャンボの勝ち!を振り抜くと、神田とともに踏みつけて雄叫びを上げ、サンドイッチラリアットもぶち込んだ。望月が気迫のこもったミドルキックで押し返すと、ジュニアも蹴りで続くが、キャリアで勝るススム&神田はチームワークを活かして鎮圧。ジュニアを攻め立てる。

 息子の劣勢を望月が立て直す。ススムのジャーマンを1回転して不時着すると、真・最強ハイキックとジャンボの勝ち!を真っ正面からぶつけ合う。望月はジャンボの勝ち!を食らってもブレーンバスターでやり返し、ジュニアとともに串刺し攻撃を連続発射。ジュニアが飛びヒザ蹴りをねじ込むと、望月もミドルキックを連打し、ドラゴンスープレックスの構えに。

 しかし、神田がブルーボックス攻撃で場外から介入。ススムのカミカゼから神田のダイビングエルボードロップが望月に決まった。ならばと飛び込んだジュニアがヒザ蹴りで神田を場外に排除。父親を鼓舞して、望月にランニングプランチャを決めさせると、ジュニアもコーナーからのケブラーダを敢行した。

 そのまま場外乱闘になだれ込むと、望月親子は同士討ちを誘い、同時にフロントハイキックを放つが、避けられて痛恨の誤爆に。それでもススムと神田を鉄柱に投げつけ、リングに戻ろうとエプロンに上がったものの、神田がブルーボックスを振り回して場外に叩き落とし、そのまま両者リングアウトとなった。

 M2K時代からの代名詞である両リン決着で同門対決は幕。望月はこの結末に「これどういうことだよ? 俺たち、この試合でわかり合うんじゃなかったのか? なんだよ、最後のボックスは。こんなんでわかり合えるのかよ?」と疑問を口にしたが、神田は「望月さん、落ち着いてくださいよ。僕たちM3Kですよ。M3Kと言ったら両者リングアウトでしょ? M3Kって言ったらブルーボックスだって使うでしょ? 今日の試合、誰一人として負けてない。M3Kこれで丸くわかり合えたんじゃないですか?」と主張。観客は「M3K」コールで神田を支持した。

 それでも望月は納得いかない様子だったが、神田は「みんなの求めているM3Kはこれなんですよ。ゴチャゴチャ揉めているM3Kはみんな見たくないんですよ」といさめると、ススムも「53歳にもなって、なんかグチグチグチグチとTwitterとかコラムで書くから、お客さんも戸惑って。僕らなんも普段通りなのに」と追随。「一応、形的にもまた上手く収まったということで。お客さんもいい感じの雰囲気になってますし。このままタイトル挑戦とか。どうします? この間はトライアングル獲れなかったから、もう1回トライアングルどうですか?」と提案した。

 ここでも望月は「問題はメンバーだな。結局4人のうち3人を選ぶことからいろんなギクシャクが生まれたとも言えるし」と愚痴り始めたが、ここでジュニアが「ちょっと1人でやりたいことがありまして。ブレイブゲートに挑戦したいと思ってます」と表明。望月は「いや、だから先走ってさ、そういうことを言うから、俺もなんかいろいろ心配とかしてさ」と苦言を呈したものの、ススムは「だから! 息子がさ、新しいことやりたいって時になんで素直に背中を押してあげないの? 自分の息子をプロレスラーにさせておいてさ、なんで守りに入ってるのさ。息子はブレイブやりたいんだったら、喜んでいってこいって言えばいいんじゃないの? 親父だったら」と注意した。

 「親父」コールまで浴びると、望月はジュニアの決意を認め、「いけるなら、お前の言葉でもう1回ハッキリ言えよ」と後押し。ジュニアは改めて「3人もこうやって言ってくださっているので、次ブレイブゲート挑戦したいと思います」と宣言した。

 現在のブレイブ王者はジェイソン・リーで、第6試合後にドラゴン・ダイヤを次期挑戦者に指名。JACKY“FUNKY"KAMEI、ミノリータが挑戦表明し、挑戦者決定3WAY戦が浮上していた。ジュニアの発言を聞いて、姿を現したミノリータが難癖をつけると、ジュニアの体重が「83.7kg」で、ブレイブ王座の規定体重である「82.0kg以下」より重いことが判明した。

 しかし、斎藤了GMが助け船を出し、今週末までに減量すれば、4・8&9神戸大会2連戦のいずれかで行われる予定の挑戦者決定戦を4WAYにすると明言。「お前のそういう熱い気持ちは大事だから、しっかり体重を落としてこい」とゲキを飛ばすと、「そしてオジサンたち3人、トライアングルの話をしてたんで、それもしっかり考えておきます」と望月ら3人のトライアングル王座挑戦にも前向きな姿勢を示した。


☆4/8(土)兵庫・神戸サンボーホール『THE GATE OF PASSION 2023』18:00開始

▼オープン・ザ・ブレイブゲート王座次期挑戦者決定4WAYマッチ
望月ジュニア
vs
ミノリータ
vs
JACKY“FUNKY"KAMEI
vs
ドラゴン・ダイヤ
※勝者は5/5 愛知県体育館大会にて王者のジェイソン・リーに挑戦。4/5現在 83.7kgの望月ジュニアは当日の公開軽量でブレイブゲート王座の規定体重=82kg以下を満たしていない場合、当試合のエントリーは認められず他の3選手による3WAYマッチとなる


☆5/5(金・祝)愛知県体育館『DEAD or ALIVE 2023』16:00開始

▼オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合
[挑戦者]
4・8神戸「ドラゴン・ダイヤvsJACKY“FUNKY"KAMEIvsミノリータvs望月ジュニア」の勝者
vs
ジェイソン・リー
[第47代王者]
※ジェイソン初防衛戦


【試合後の望月&ジュニア、ススム&神田】
▼ススム「リング上が全て。本当に今さら語ることはない。リング上でやったことが全て」

▼望月「結局、俺が…悪かった?」

▼ススム「原因はお父さん」

▼ジュニア「はい」

▼望月「そうか…」

▼神田「(ジュニアも)はいって言ってる」

▼ススム「もうちょっとお父さんが息子に自信もって背中を…」

▼望月「心配がどっかで自信ないに入れ替わったのかな?」

▼神田「また今日でジュニアはブレイブ、僕らはトライアングル」

▼望月「お前、減量大丈夫か?」

▼ジュニア「2、3日しかないですけど…」

▼神田「絶対きついからな。リング上で測られるんだぞ」

▼ジュニア「絶対落とします」

▼望月「トライアングル、ブレイブ向けて、愛知県だな、いけるとしたら。イヤァー!」

▼ススム「古い(笑)」

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