5/14【新日本】KUSHIDAまさかの3連敗 ティタンに不覚で「俺は負けたのか…」
『BEST OF THE SUPER Jr.30』名古屋国際会議場(2023年5月14日)
Aブロック公式戦 ○ティタンvsKUSHIDA×
KUSHIDAがティタンに敗れ、まさかの開幕3連敗となった。
2017年以来6年ぶり3度目の優勝を狙うKUSHIDAだが、ここまでDOUKI、TJPに連敗して勝ち星なし。3戦目となったこの日、ティタンと対決した。
スピードで翻ろうされたKUSHIDAは左腕攻めに活路を求めるものの、マサヒロ・タナカが空を切り、スワンダイブ式ボディアタックで止められてしまう。スイングDDT、ノータッチトペコンヒーロの猛攻を浴びたKUSHIDAは防戦一方。最後はダイビングフットスタンプを投下されて3カウントを聞いた。
KUSHIDAがティタンにも敗れて3連敗。試合後は「何も記憶がない! 誰だ? 今日の対戦相手は」と漏らすほどのダメージも受け、「俺は負けたのか?」と呆然としたままパートナーのケビン・ナイトに問いかけた。
次戦は5・16秋田大会。開幕戦でIWGPジュニア王者・ヒロムを破って一躍注目を集めたベイリーと対戦する。何としても初白星をもぎ取りたいところだが、たやすい相手ではない。3戦を消化して未だ勝ち星なし。リーグ戦はまだ序盤ながらKUSHIDAは泥沼に陥りつつある。
【ティタンの話】「疲れた……体に響いている。メヒコと日本の時差も大きく影響した。この遠征の前、2週間も連続で休みなく闘っていた。メヒコでも移動の連続だった。でも、この俺を支えているものがある。俺を後押ししてくれる何かがあるんだ。決して失うことのない、何かがあるんだ。疲れ果てていてもな。何が起きても怖くはない。神はいつも守ってくれる。今夜も皆に証明できたと思う。勝利し続けたいという、この強い気持ちを! そして、不死鳥ティタンの名声をより高めたいんだ。神の加護の下に……『BEST OF THE SUPER Jr 30』の舞台で、さらに1勝を積み重ねた。さらに学び、成長し、前進するのみだ。神の助けもあり、最高のモチベーションを保てている。だから信じて待っていて欲しい。俺は不死鳥ティタンだ。インゴベルナブレス・デ・ハポン、そしてCMLL代表、不死鳥のティタンだ!」
【試合後のKUSHIDA、ナイト】
▼KUSHIDA「(床に倒れ込みながら)記憶がない。何も記憶がない! 誰だ? 今日の対戦相手は。ダービー・アリンか、ジョーダン・オリバーだったか。ジョナサン・グレシャムか、それともトレイ・ミゲルだったか?」
▼ナイト「(※日本語で)大丈夫?」
▼KUSHIDA「(ナイトに英語で)俺の対戦相手は誰だった?」
▼ナイト「今日はティタンだよ」
▼KUSHIDA「ティタン!」
▼ナイト「覚えてないのか?」
▼KUSHIDA「そうだな。俺は負けたのか?(と体を起こして座る)あーっ!」
※ナイトが水を手渡す
▼KUSHIDA「サンキュー。ありがとう。(ナイトに英語で)キミは今日勝ったの?」
▼ナイト「勝った。2人でもっと勝って決勝で対戦しよう!」
▼KUSHIDA「サンキュー」
※ナイトは立ち去る
▼KUSHIDA「脱落かー! 3敗は脱落かー。オーケイ、オーケイ、そんな小っちゃいことはどうだっていいんだよ! いいか、いいか。出すか。誰かに怒られても、怒られ覚悟で出すか、足関を。欠場者続出で、大会自体ができなくなっちゃうかもしれない。怒られるかもしれないけど、ヒールホールドは禁止技になってないですよね?ね? プロレスのルールじゃ。よし、見てろよ! ここからが『BEST OF THE SUPER Jr』の始まりだよ。(英語で)終わりじゃない。始まったばかりだ!」