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6/7【GLEAT】BULK ORCHESTRAと60secondsが7・1解散マッチへ 石田提案で吉野GM決定

『GLEAT Ver.EX “FACE-OFF" ACCESS 2 TDCH』東京・後楽園ホール(2023年6月7日)
○石田凱士&フラミータ&ハートリー・ジャクソン&エル・ベンディートvs河上隆一&クワイエット・ストーム&ガレノ・デル・マル&KAZMA SAKAMOTO×

 石田の提案を受けて吉野正人コミッショナーが決断し、BULK ORCHESTRAと60secondsの敗者解散マッチが7・1TDCホール大会で決定。しかし、河上とKAZMAの間に不協和音が発生し、暗雲が立ちこめた。

 BULK ORCHESTRAは5・6新宿大会でBLACK GENERATION INTERNATIONAL(BGI)をイリミネーションマッチで撃破。しかし、KAZMAが対抗戦なのにシリアスな戦いを見せないリーダーの河上に激怒。河上も「偉そうな顔しやがって」と怒りを見せ、2人の間に亀裂が生まれていた。

 今大会では再びBULK ORCHESTRAとBGIが8人タッグマッチで対戦。序盤からはガチムチ軍団は抜群のチームワークを発揮し、試合を掌握。石田相手に総攻撃を浴びせ、河上とKAZMAのサンドイッチ攻撃もさく裂した。

 しかし、ジャクソンがダブルラリアットで河上とKAZMAを蹴散らすと、流れはBGIへ傾く。ベンディートとフラミータがハイスピードのルチャ連係を披露。。フラミータがトペコンヒーロで、ベンディートがロープに飛び乗ってのキリモミ式プランチャを敢行すると、巨漢のデル・マルもトペコンヒーロで続き、場内を沸かした。

 ここぞとばかりに石田がKAZMAに猛攻。ランニングローキックをぶち込む。粘るKAZMAは「ちょっと待った!」からジャンピングハイキックをぶち込むが、加勢した河上のラリアットは痛恨の誤爆に。河上とKAZMAが小競り合いを繰り広げると、石田が突っ込み、KAZMAにフロントハイキックをズバリ。不意を突かれて棒立ちとなったところを石田が丸め込んで、BGIの勝利となった。

 まんまとBULK ORCHESTRAを下した石田はマイクを持つと、「お前らええ感じでもめてるやんけ。おい、BULK ORCHESTRA。リーダーの河上隆一、お前が復帰してから連係も上手くいかず、誤爆が増えてるみたいやけど、今日に関してはお前の誤爆からKAZMAが負けた。お前らそんな状況でチームは大丈夫か?」と高笑い。さらに、井土徹也率いる60secondsまで呼び出すと、「60seconds、お前らもそうやぞ。せっかく俺がメキシコから呼んでるのに、今日の試合5分ぐらいで負けたらしいやんけ。お前らもそんなんで大丈夫なのか」と酷評し、2つのユニットに向けて「このリングから消え去ったほうがいいんじゃないか?」と通告した。

 河上が「確かにお前が言った通り、今日も負けちまった。だがな、60のモヤシと一緒にするんじゃねえ」と怒りを見せれば、60secondsの井土も「少し負け込んだぐらいでぐらついているBULK ORCHESTRAに言われたくねえ。そもそもリーダーを名乗って自分たちのチームまとめられてねえじゃねえか。お前らの結束力なんてモヤシ以下だ」と言い返し、乱闘寸前に。その後も両方ののユニットに罵声を浴びせた石田は「お前らみたいなしょうもないユニットは解散を懸けて試合せな、誰もスリリングにならん」と敗者解散マッチを要求した。

 混乱が続くと、見かねた吉野コミッショナーがリングに入り、「石田、関係のないお前が解散マッチを決める権利はないんや。でもな、リング上の揉め事は大歓迎や。BULK ORCHESTRAも60secondsもお互いをユニットとして認めてないってことやな。認めないんやったら、リング上で決着つけるしかないやろ」とアピールする。河上は「上等だ! もともと存在価値も存在意義もないお前ら。この際、絶好のチャンスや」と勝手に敗者解散マッチを承諾した。井土もエキサイトして、再び乱闘状態に。

 最終的に吉野コミッショナーが「ユニット抗争は強ければ勝てる。結束力があれば勝てる。GLEATすれば勝てる。要は勝てばええんや。完全決着をつける最高の舞台を用意してやる。7・1TDCホールでBULK ORCHESTRAと60seconds、ユニット解散マッチ決定や!」と決断。井土も「やってやろうじゃねえかコノヤロー! 結束力がある俺たちが解散に追い込んで、このリングをゲームチェンジさせてやる」と予告した。

 KAZMAも「今日で覚悟決めた。この4人で行ってやろうじゃねえか」と吠えたものの、河上が「メンバーはこの俺が決める。なぜならこのBULK ORCHESTRAは俺が作ったユニットだからだ」と言い張り、再び亀裂が明らかに。バックステージでもKAZMAは「ガレノ含めた6人でBULK ORCHESTRAなんだからさ。解散マッチ、60も崖っぷちだから侮れないよ。俺たちも気を引き締めていかないといけないからさ。解散マッチ、メンバーしっかり落ち着いて考えてくれ」と冷静に呼びかけたものの、興奮状態の河上は「うるせえ! 俺が決めるんだ、コノヤロー! 俺に、俺に、俺に、俺ついてこい」と主張。解散マッチに向けて、不協和音が深刻化した。

【試合後の河上&KAZMA】

▼KAZMA「BGIが来て、いろいろ変わった。俺たちBULK ORCHESTRAのポジションも変わってしまったな。リーダーが復帰してから、ちょっといろいろ歯車狂ってるけど、ガレノ含めた6人でBULK ORCHESTRAなんだからさ。解散マッチ、60も崖っぷちだから侮れないよ。俺たちも気を引き締めていかないといけないからさ。解散マッチ、メンバーしっかり落ち着いて考えてくれ」

▼河上「ああもう、うるせえ! 俺が決めるんだ、コノヤロー! 俺に、俺に、俺に、俺ついてこい」

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