8/8【新日本】最終公式戦へクサビ 内藤が棚橋に掟破りの逆テキサスクローバー

『ヤマダインフラテクノス Presents G1 CLIMAX 33』横浜武道館(2023年8月8日)
○辻陽太&内藤哲也&BUSHIvs棚橋弘至&マスター・ワト&真壁刀義×

　Dブロック首位タイの内藤が棚橋に掟破りの逆テキサスクローバーを敢行し、最終公式戦へ向けてクサビを打ち込んだ。

　Dブロックにエントリーした内藤はザック、コブと首位タイで明日8・9浜松大会で最終公式戦を迎える。相手は棚橋。この日、辻&BUSHI、真壁&ワトとそれぞれ組んでの前哨戦に臨んだ。

　先発を買って出た棚橋が「こい!」と迫ると、内藤も呼応して両者が先発で向き合った。両者へのコールが飛び交う中、辻とヒロムが棚橋を背後から襲撃したが、逸材はドラゴンスクリューで次々に返り討ち。内藤には低空ドロップキックを見舞って先手を取った。

　その後、内藤もコーナーミサイルのフェイントからの低空ドロップキックでお返し。棚橋がエルボーを連発してもバックエルボー連打で応戦し、延髄斬りを叩き込んだ。次の瞬間、棚橋も左張り手を見舞って一矢報いた。終盤にはBUSHIが回転エビ固めで棚橋の動きを止めたところに内藤が低空ドロップキックをさく裂。最後は辻がジーンブラスターで真壁を仕留め、L・I・Jが勝利した。

　その間、内藤は場外で棚橋を掟破りの逆テキサスクローバーで拷問。低空ドロップキックで右ヒザを射抜いた。「俺にとって特別な対戦相手であることは間違いない。その棚橋を倒し、そしてあさって船橋大会から始まるG1 CLIMAX決勝トーナメントへ」と見据えた内藤はその手応えも得たようで、「今年のG1 CLIMAXもあと浜松、船橋、オフ、両国、両国、残り5日間。今というもう二度と戻ることのない、この時間を俺はプロレスラーとしてめいっぱい楽しみますよ」と不敵な笑みを浮かべていた。

【内藤の話】「さぁいよいよ明日は、『G1 CLIMAX』Dブロック最終公式戦、対戦相手は棚橋弘至。俺にとって特別な対戦相手であることは間違いない。その棚橋を倒し、そして明後日、船橋大会から始まる『G1 CLIMAX』決勝トーナメントへ。今年の『G1 CLIMAX』もあと浜松、船橋、オフ、両国、両国、残り5日間。今というもう二度と戻ることのない、この時間を俺はプロレスラーとして目いっぱい楽しみますよ。じゃ、明日はアクトシティ浜松で、またお会いしましょう。アディオス!」

【辻の話】「俺は今、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン、その一員として戦っていて、今日、その対角線には棚橋弘至がいた。明日は内藤哲也vs棚橋弘至。どちらにつくかといったら、もちろん(胸を叩いて)ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン。100%でそちらにつく。ただ、棚橋弘至、俺はあんたに感謝してんだ。その気持ちを今ここで、ここだけで伝えておく」

※BUSHIはノーコメント


【棚橋の話】「G1残り1戦。現在3勝3敗。2019年以降、ずっと負け越してきて決勝トーナメント出る出ないのところはもう厳しいですけど、この先につなげるためにも勝ち越して終わる。それがまず一つ目標だし、このまま……内藤はたぶん勝ちか引き分けで(決勝トーナメントに)行くのかな。このまますんなり行かせても俺は全然、面白くも何ともないんで。久しぶりに……俺の中で“イヤな棚橋"が出てくるかもしれないね。とにかく最後、最後まで全力で行きます」

【ワトの話】「久しぶりの試合ですが、自分自身、この暑い夏に負けず、俺自身も熱いってことをね、この少しの『G1 CLIMAX』の前哨戦に組まれたカードの中でね、見てる皆様に俺の熱を、スーパージュニア優勝して、これから先の未来を作っていかなければならない、この俺の熱をね、しっかりお見せしたいなと思います」

※真壁はノーコメント