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9/8【新日本】内藤明言、神戸で負けたらドーム挑戦権譲渡 コブ戦へ“自作"挑戦権利証

『Road to DESTRUCTION』後楽園ホール(2023年9月8日)
◯辻陽太&内藤哲也&鷹木信悟&高橋ヒロムvsジェフ・コブ&グレート-O-カーン&HENARE&カラム・ニューマン×

 今年のG1覇者・内藤が“自作挑戦権利証"持参で登場。9・24神戸大会でのコブ戦に敗れた場合、来年1・4東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦をコブに譲ると明言した。

 近年の新日本ではG1覇者には翌年ドームでの王座挑戦権が与えられ、秋の争奪戦も恒例化。ただ、昨年G1を制したオカダ・カズチカによって権利証制度は封印され、今年も発行されなかった。

 内藤がG1を制覇した試合後には、公式戦で敗れているコブが登場。9・24神戸大会での一騎打ちが決まった。例年通りなら“争奪戦"となるところだが、今年は何も懸けられないスペシャルシングルマッチとして行われる。

 そこで内藤が動いた。前哨戦第1ラウンドとなったこの日の後楽園大会に、画用紙に「けんりしょう」とひらがなで書いただけの粗雑な自作権利証を持参。カタコトの英語でコブに説明したものの、コブに握りつぶされて早くも“グシャグシャ"になってしまう。

 試合では25歳のUNITED EMPIREの新メンバー、ニューマン(イギリス)が存在感を発揮。185cm、89kgの体格を苦にせず、超高速なロープワークでジュニアのヒロムを完全に翻ろうし、終盤には高速のティヘラ、スワンダイブ式ラリアットで辻を押し込んでみせた。

 それでも最後はオスプレイのUS(UK)王座挑戦を控える辻が、必殺のジーンブラスター(スピアー)一撃でニューマンを破って王座獲りへ弾み。そして試合後にも内藤はクシャクシャになった自作権利証をコブに示して説明し、ようやくコブも意図を理解した。

 内藤は「俺は本気だぜ。この権利証をかけて、9月24日神戸ワールド記念ホールでジェフ・コブと対戦しますよ。この権利証がどれだけの力を持ってるか分かんないよ? 新日本プロレスが認めるかどうかも分からない。でも、俺はこの権利証を持って、2024年1月4日東京ドーム大会のメインイベントに立ち、9月24日神戸ワールド記念ホール、ジェフ・コブと対戦し、そして勝ってみせますよ」と“争奪戦化"を宣言。

 さらには「俺がもし神戸で負けた場合、この権利証をかけたリベンジマッチは…やらない。『G1 CLIMAX』優勝者に勝った男として、2024年1月4日東京ドーム大会のメインイベントに進んでくれよ」と明言し、「コブのメリットと俺のリスクをかけた、神戸ワールド記念ホールでのスペシャルシングルマッチ。どうだ、コブ? コブのいい返事を待ってるぜ、カブロン!」と投げかけた。

 一方のコブも「お前が持っている権利証が俺の手に渡るところを見せてやるよ」と承諾。現在のところ非公認ではあるものの、9・24神戸大会の「内藤vsコブ」が事実上のドーム挑戦権争奪戦となることが決定的となった。

【内藤の話】「(クシャクシャになった手書きの権利証を見せつつ)見ての通り、グチャグチャにされちゃったけどさ、俺は本気だぜ。この権利証をかけて9月24日、神戸ワールド記念ホールでジェフ・コブと対戦しますよ。この権利証がどれだけの力を持ってるか分かんないよ? 新日本プロレスが認めるかどうかも分からない。でも、俺はこの権利証を持って2024年1月4日東京ドーム大会のメインイベントに立ち、9月24日神戸ワールド記念ホール、ジェフ・コブと対戦し、そして勝ってみせますよ。俺がもし神戸で負けた場合、この権利証をかけたリベンジマッチは…やらない。『G1 CLIMAX』優勝者に勝った男として、2024年1月4日東京ドーム大会のメインイベントに進んでくれよ。コブのメリットと俺のリスクをかけた神戸ワールド記念ホールでのスペシャルシングルマッチ。どうだ、コブ? コブのいい返事を待ってるぜ、カブロン!」

【試合後の鷹木】「いよいよ『Road to DESTRUCTION』! 始まったな。俺は9・24神戸ワールド記念ホールにて、オーカーンとスペシャルシングルマッチが組まれている。そうだ、神戸だ! 神戸と言えば、おかもっちゃん! (東スポの岡本記者に向かって)神戸と言えば何だよ?」

▼岡本記者「鷹木選手の……」

▼鷹木「(岡本記者が全て言う前に)そうだよ。俺の第二の故郷だよ。神戸で恥をかくわけにはいかねえからな。まあG1ではHENAREに負けて、先月末ロンドンではオスプレイに負けた。これ以上、エンパイアに負けるわけにはいかねえ。必ずオーカーンを乗り越えて、再びチャンスを掴んでやるよ。(急にカメラに向かって背中を向けると、肩にかけていた長渕剛のタオルを得意げに見せつつ恍惚の表情を浮かべて)それにしても、昨日の長渕剛のライブは最高だったぜ……。最高にパワーをいただいた。俺たちプロレラーももっともっと熱い空間を作らなきゃな。そのためにも今シリーズは今まで以上に元気ハツラツに暴れ狂ってやるぜ!」

【辻の話】「一つ新日本プロレスに言わせてほしいのが、何で今日ここにオスプレイがいない? なぜここにギデオン・グレイがいないんだ? オスプレイはまた首が痛い、腰の調子が悪いといろんな理由をつけて言い訳してくると思うから、タイトルマッチまでゆっくり休んでもらうとして、ギデオン・グレイ、なぜお前は日本に来ない? もう新日本プロレスで闘うことはやめたのか? 俺はお前が来るのをずっと待ってるんだぞ」

【ヒロムの話】「ナマコやるのは今日だけですよ! どうしてナマコなのか、そこは話さなくて大丈夫です。ご自身で調べてください。さあ、それよりかそれよりか大問題ですよ、これは。これは大問題だ! どんどん取り上げてくれ! 声を大にして、いろんな記事を書いて取り上げてくれ! どうしてリオとマイク・ベイリーはいないんですか? 全然来てくれないじゃないか! 寂しいぞ。相手がいないっていうのは寂しいぞ。3WAY……まあね、これはXで見た限りだけどね、Xで見た限り、これはこれは3WAYというかこの“WAY"というのが嫌われてるね、なかなかね。日本人は嫌う傾向にあるのかな、この“WAY"というものに対して。“WAY"でタイトルマッチをやるということに対して嫌われてるのが凄い残念だな。この“WAY"というものがどれだけ面白いものなのかっていうのは、まあね、彼ら二人がきっと見せてくれるでしょう。ただね、それまでのこの道中ね。この長いシリーズ、結構あるぞ。凄い試合数、凄くいろんな所に行く。それでリオは途中から参加するのかな? ベイリーに関しては最後の最後まで来ない。俺はね、悲しいですよ。あのね、いろんなスケジュールあるでしょう。いろんなスケジュールあるでしょうけど、俺は本気でIWGPジュニアを獲りに行くんだと、もっと本気になってほしかった。それは忙しい売れっ子っていうのは分かります。でもね、このベルトっていうのはね、何よりも優先になるはず。まあ1年前からここらへんのスケジュールが決まってたっていうんなら、それはもう何も言えません。でも、寂しいです。待ってます! 急なカード変更、構いません! 待ってます! もう何ならね、“WAY"の面白さが広がんないといけないと思っているから、も〜う全部カード変更して、全部“WAY"でもいいわ。それぐらいの気持ちでいますよ、チャンピオンとしてね。まあ……頑張ります! はい! (一旦控室へ入ってしまったものの鷹木がコメントした後、再びコメントスペースに戻ってきて)1個思い出したことがあるよ! 闘っていて1個思い出したことがあるよ。ニューマンっていうのはね、あれはなんだい? ジュニアヘビー級なのかい? ヘビー級なのかい? あのスピードはジュニアヘビー級のものだろう。いや、ニューマンって面白いなと思ってね。このままあの二人が来ないと、チャレンジャーがニューマンになっちゃうかもよ? ってことをね、リング上で感じてね、さっき言おうと思ったんだよ。でもね……忘れちゃったんだよね」


【試合後のコブ&オーカーン&HENARE&カラム】
▼コブ「チョットマッテ、チョットマッテ! ヘイ、カラム! こっちだ、こっちに来い。(氷のうを持ってカラムが登場)ニュージャパンワールド、よーく聞いてくれ! UNITED EMPIRE、俺たちのヤングライオンたちは何をしているのか。彼らはキラーになるための訓練を受けている。リングで見ただろう。この男はIWGPジュニアヘビー級チャンピオンに対して、つま先からつま先まで、スピード対スピード、時速対時速で挑んだ。お前たちはこれについてこれたか? ノー、ノー、俺が言いたいのはUNITED EMPIRE、俺たちはバターのようなものなんだよ、ベイビー。俺たちはパンの上に乗っている。(グレート・オーカーンを指して)ここにいるこの男は数日後にコーベでドラゴン(鷹木)をやるつもりだ。(HENAREを指して)この男は誰を目の前に置いても食べちまうかもしれん」

▼HENARE「ハハハッ!」

▼コブ「キャプテン・クック。また来いよ、ベイビー。そしてここにいるこの男は(カラムを指し)やりたい時にやりたいことは何でもやる。そしてこの俺はナイトー。俺がお前を終わらせる! 俺がお前の目を開けてやる。お前が持っている権利書が俺の手に渡るところを見せてやるよ。俺にだ! UNITED EMPIREが新日本プロレスを回している。この勢いを止めることは誰にもできない!」

▼HENARE「(カラムに向かって)どうだった? あれは俺が日本で見た中で最高のデビュー戦だったぞ! もう少しでツジを、もう少しでヒロムをやっちまうところだった。よくやったな」

▼オーカーン「辻がよぉ、ラスト何て言ったかわかるか? カラムを処刑してよぉ、『ギデオンどこだ? 』だってよぉ、おい! あいつはよぉ、カラム倒して調子こいてんじゃねぇか? 貴様なんかよぉ、LEGIONにいた頃、ギデオンと余の下にいたんだぞ? それで(指で鼻が伸びた様子を作って)ビッグノーズになってんじゃねぇか? 貴様はよぉ、オスプレイが処刑してやるよ。それから鷹木! 余は確かにG1で結果を残せなかった。でも、鷹木もそうだよな。でもなぁ、余は貴様を倒すメリットがある。貴様は元IWGP世界ヘビー級チャンピオンだからな、貴様を処刑すればG1優勝と同じぐらいの結果が出る。貴様にもチャンスをくれてやろう、余、EMPIREを倒す。神戸で余とコブとオスプレイ。EMPIREvsロス・インゴだ。(カラムに)何かあるか?」

▼カラム「申し訳ない……」

▼オーカーン「ノーノー」

▼HENARE「謝るなっ!」

▼カラム「今日は俺の新日本プロレスでのデビュー戦だった。(コブが)言った通り、俺はIWGPジュニアヘビー級のチャンピオンを上回っていた! この黒いパンツを卒業したとき、俺が次に何をしにくるかわかっているか?(腹の痛みに声を詰まらせる)」

▼オーカーン「明日のイリミネーションで神戸の前哨戦だ」

▼コブ「お前と俺とHENAREとカラム、そしてオスプレイ。簡単だな? 皆が行ってしまう前に、これをするのを忘れていた。皆、家で見ている皆さん、覚えておいてください! CROWNS UP! なぜなら俺たちが世界を回しているのだ!」

▼HENARE「ブラックパンツを履いたUNITED EMPIREのヤングライオンを応援しろよ!」

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