10/19【スターダム】ワンダー王者・MIRAIに安納が挑戦表明 桜井は1000万円争奪マッチ提案
『第13回ゴッデス・オブ・スターダム〜タッグリーグ戦〜in KORAKUEN』後楽園ホール(2023年10月19日)
ブルーゴッデス公式戦 ○桜井まい&MIRAIvs葉月&コグマ×
ワンダー王者・MIRAIの呼びかけに応じて、安納サオリが白いベルトに挑戦表明。桜井は11・18大阪大会に向けて、1000万円争奪マッチを提案した。
ワンダー王者・MIRAIと桜井は以前、Donna del Mondoで行動を共にしていた元同門。現在はMIRAIがGod's Eyeに所属しているが、タッグリーグを前に互いに共闘を呼びかけ、タッグチーム“ミライサク"として合体。成長した2人は初戦で2年ぶりの優勝に向けて絶好調をキープしている“FWC"葉月&コグマと激突した。
勢いに乗るFWCが好連係を連発して桜井を攻め立てたものの、MIRAIもワンダー王者らしいパワフルな動きで応戦し、試合はシーソーゲームに。MIRAIは桜井が持ち込んだ“貴婦人マネー"をコーナー上のコグマに投げつけてダイブを阻止。桜井は変型レッグドロップにつなげた。FWCが反撃に転じても、葉月のトペスイシーダをコグマに誤爆させて鎮圧。すかさず桜井のミサイルキック、MIRAIの飛びつきコンプリートショットが立て続けに火を吹いた。コグマも起死回生の丸め込みで抵抗するが、ミライサクは合体フェイスバスターで黙らせると、桜井のシャイニングバスターがさく裂する。
桜井はダイビングエルボードロップで追い討ちするが、葉月が急行。MIRAIをバッククラッカーで排除する。呼応した桜井が葉月をロープに振ろうとするが、これを利用した葉月は場外のMIRAIめがけてトペスイシーダをズバリ。あうんの呼吸でコグマが丸め込みで勝負に出た。が、その裏をかいた桜井がマイパンロールで丸め込み、3カウントをもぎ取った。
ミライサクが快勝発進。試合後、マイクを持った“貴婦人"桜井は「後楽園ホールにお越しの超庶民の皆さん、ごきげんよう。タッグリーグ実力のあるFWCに勝ち、幸先のいいスタートを切りました!」と勝利をアピールすると、勢いのままに「あと、それから次のビッグマッチは大阪。私たちDonna del Mondoは賞金1000万円を争奪するマネーボールをご提案しますわ」とぶち上げた。
実現すれば、大阪大会での賞金マッチは3年連続となる。マネーボールとは天井から吊されたボールを奪い合う形式で、2年前はラダーマッチ、昨年はTLCマッチとして行われただけに波乱含みとなるが、さっそくSTARSの葉月が手を挙げて名乗り。桜井は「私たちDonna del Mondo以外の3チームでトーナメントをしましょう」と提案した。
一方、パートナーのMIRAIも1000万円の賞金に色気を見せたものの、「けど、自分はやっぱりこの白いベルトのタイトルマッチがしたいです」とワンダー王座V3戦実現に意欲。「誰か凄い凄い魂のこもっている挑戦者いませんかね?」と呼びかけた。
すると、安納が登場。「MIRAIさん、私、5★STARであなたに勝ってるよな。あの日、こうやってベルトを触った感触が忘れられへん。挑戦させてくれへん?」と挑戦表明をぶち上げた。黒星を喫しているMIRAIに異存はなく「もちろんですよ。皆さんいいですよね」と即座に受諾。2人によるワンダー王座戦が決定的となった。
MIRAIは「当日しっかり魂込めて防衛します。皆さんも超魂込めて応援してください」と観客の前で断言。桜井とマイクアピールでは好連係といかなかったものの、「魂込めて!」(MIRAI)、「ごめんあそばせ」(桜井)と連続して叫んで締めくくった。
【試合後のMIRAI&桜井】
▼MIRAI「魂込めてって言ってよ」
▼桜井「それは言わないわよ。そんないじけないで。勝ったんだから、今日はね。ゴッデス幸先のいいスタートを切ることができました。庶民のあなたたち、これからもこのタッグリーグ、わたくしたちをずっと応援してちょうだい」
▼MIRAI「あと相手出てきてくれました。安納サオリ。自分はまたあなたと戦いたいなって思ってました。次はそのクールな顔がハイになりますよ。魂込めて、お楽しみに」
――DDM時代に組んでいた時と比べてコンビネーションはどうだった?
▼MIRAI「あの時よりも個々の力は上がってると思うので、二人の力は総合力的に上がってるかなと思います。あとは魂込めてって言ってくれたらもっと強くなると思います」
▼桜井「いやいや、その前に貴婦人ポーズをしなさいよ」
▼MIRAI「魂込めてって言ってくれたらする」
▼桜井「いや、先にこっちでしょ」
▼MIRAI「いやいや、先に魂込めて」
▼桜井「ずっとこの調子なんです、私たち。だから私たちどっちかが言うところから始めないとダメかもね(苦笑)」