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11/11【新日本】岩谷がCMLL2冠王バッケルに大苦戦もIWGP女子V2

『Lonestar Shootout』
アメリカ・Curtis Culwell Center(テキサス州 ダラス/ガーランド)(2023年11月10日※現地時間)
IWGP女子選手権試合 ○岩谷麻優vsステファニー・バッケル×

 岩谷がCMLL2冠王のバッケルを大苦戦の末に退け、IWGP女子王座V2を果たした。

 スターダム4・23横浜アリーナ大会でメルセデス・モネを破ってIWGP女子王者となった岩谷は8・13大阪大会で林下詩美を退け、初防衛に成功。「このベルトを持って海外に乗り込もうと思います!」と宣言し、この日、ダラスの地でV2戦を迎えた。挑戦者は現CMLL世界女子シングル&タッグ2冠王に君臨するバッケル。チリ出身でスターダムへの参戦経験も持つチリ出身のバッケルは10・28ラスベガス大会の試合後に挑戦を表明した。

 岩谷はスクールボーイで転がしての低空ドロップキックで先制したが、トラースキック、ドラゴンスクリューでバッケルに反撃を許してしまう。バッケルはヘッドシザースで捕らえながら岩谷の顔面を何度もマットに叩きつけ、顔面ウォッシュで攻め立てる。岩谷も場外ダイブで打開しようとしたものの阻止され、スワンダイブ式ボディアタックを被弾した。

 劣勢の時間が続いた岩谷はトラースキックで反撃を開始。高速ドラゴンスープレックスで追い討ちをかけると、トペスイシーダで突っ込む。ダイビングボディプレスで追い討ちをかけたが、ムーンサルトはバッケルがキャッチし、フットチョークで捕獲。岩谷がロープに逃れても、ジャーマン、串刺しダブルニーの猛攻を浴びせた。

 それでも岩谷はドドンパで反撃し、トラースキック、顔面蹴りで巻き返す。ツームストンパイルドライバーで突き刺すと、飛距離十分のムーンサルトプレスを発射して3カウントを奪った。

 岩谷が苦闘の末にバッケルを退け、IWGP女子王座2度目の防衛に成功した。「メチャクチャ緊張したし、大丈夫かなって、このベルト負けちゃったらどうしよう、どんな顔で日本に帰ろう」とのプレッシャーもあったものの、「強敵すぎるぐらい強敵」バッケルを破っての防衛劇で「ホントに試合してて楽しかった!」と試合後は充実感。「今回このIWGPに挑戦してきてくれた。そのお礼にCMLLの二冠チャンピオン、今度はそのベルトに自分が挑戦者として向かっていくのもあり」とバッケルとの再戦も描いた。

【岩谷の話】「IWGP……女子王座、なんとか、なんとか、無事に防衛することができました。このベルトとともに日本に帰国します。ステファニー・バッケル、メチャクチャ……メチャクチャ強敵。強敵すぎるぐらい強敵。でも、このSTARDOMのアイコン・岩谷麻優が、きちんとこのベルトを守り抜きました。でも、ホントに試合してて楽しかった! メチャクチャ! 緊張したし、大丈夫かなって、このベルト負けちゃったらどうしよう。どんな顔で日本に帰ろう、そんな風に思った時もあったけど、ちゃんと笑顔でこのベルトと帰ります。ステファニー・バッケル! メチャクチャ強くて。今CMLLの二冠チャンピオン? その強さがわかった。今回、このIWGPに挑戦してきてくれた。そのお礼に! CMLLの二冠チャンピオン、今度はそのベルトを自分が挑戦者として向かっていくのもアリですよね。もう一回、闘ってみたい。そう思える相手でした。とにかく3度目の防衛、成功しました! これからも岩谷麻優から目を離さないように! チェケラ! サンキュー・ソーマッチ!」


【バッケルの話】「とても大きなチャレンジだった……。ベルトは持ち帰れなかったけど……。でも大丈夫。いつものルーティーンをこれからも続けるわ。明日もあさっても、もっとハードにトレーニングをしてみせる。マユ! また、会いましょうね。I'll be back ! そのベルト、次は頂くわ!」

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