11/11【新日本】モクスリーがUS&UK3WAY戦へフィンレー眼前でKENTA粉砕

『Lonestar Shootout』
アメリカ・Curtis Culwell Center(テキサス州 ダラス/ガーランド)(2023年11月10日※現地時間)
○ジョン・モクスリー&ウィーラー・ユウタvsデビッド・フィンレー&KENTA×

　モクスリーがフィンレーの眼前でKENTAを粉砕し、US(UK)前哨戦を制した。

　11・4大阪大会でUS(UK)王者・オスプレイが40分を超える海野との激闘に勝利し、3度目の防衛に成功した。試合後、モクスリーが挑戦を表明すると、フィンレーが二人を襲撃。USとUKの2本のベルトをハンマーで破壊する暴挙に出た。オスプレイが3WAY戦による迎撃を宣言し、1・4東京ドーム大会でのタイトルマッチ開催と、ベルトの新設が決まった。

　この日、ラスベガスの地で挑戦者のモクスリーとフィンレーによる前哨戦が組まれ、ユウタ、KENTAとそれぞれ組んで激突した。後入場のモクスリーをフィンレーが襲撃して試合開始。出鼻をくじかれたモクスリーだったが、その後はフィンレーに見せつけるように滞空式パイルドライバーをKENTAに敢行し、エルボースタンプ連打を浴びせた。

　ようやくモクスリーとフィンレーが対峙。馬乗りになったフィンレーがパンチを連打し、かみつき攻撃に出たり、顔面をかきむしったり、顔面を殴打したりとラフ殺法を連発したが、モクスリーは手招きして挑発。ローリングラリアットを叩き込んで一矢報いた。

　終盤には両者がエルボー合戦で火花。左右の張り手連打でモクスリーが制し、バックドロップで投げれば、フィンレーもエクスプロイダーで応戦して譲らない。ならばとモクスリーがワンツーエルボーを浴びせたが、フィンレーはスピアーでやり返した。

　最後はモクスリーがデスライダーでKENTAを料理。挑戦者対決によるUS(UK)前哨戦を制した。「ゴングが鳴る前に先制攻撃なんかしやがって。試合が始まる前にスコアを上げようと、そんなせこい真似は俺たちには通用しないぜ。俺たちは深い場所で泳ぐことを得意にしている」とフィンレーを批判したモクスリーは「東京ドームでは深い深い水の中のような試合になることは分かっている。だから俺にとって大きな試練になるだろう」と3WAY戦での苦闘を覚悟していた。

【試合後のモクスリー&ユウタ】

▼モクスリー「ゴングが鳴る前に先制攻撃をしやがって、俺たちに対してリードを取ろうと思ったようだな。試合が始まる前にスコアをあげようと…そんなセコイ真似は俺たちには通用しないぜ。俺たちは深い場所で泳ぐことを得意にしている。何事も難しい方法しか知らない。BULLET CLUBの化身が誰をとってもサイテーだって知ってるか? イージーな方法ばかりでやろうとするからだ。レフェリーを操作したりルールを変えたり、浅い生ぬるい水の中で泳ごうとばかりする。俺たちのやり方はそうじゃない。東京ドームの『WRESTLE KINGDOM 18』では深い深い水の中のような試合になることは分かっている。ウィル・オスプレイの“家"に足を踏み入れる訳だからな。油の乗り切った史上最強とも言えるプロレスラーと、ホームでの対戦だ。その時点でかなりの深い水であることは間違いない。それに加えて、デビッド・フィンレーとか言うヤングライオン上がりの、今や成長しきった、デカくて怖い捕食動物のような男だ。仲間がどんなヤツらで、どんなTシャツを着ていて、何を代表するにしても、あいつに度胸があることは確かだな。だから『WRESTLE KINGDOM 18』は俺にとって大きな試練になるだろう。でもな、ウィーラー、日本の皆さんに俺がそれをどう思ってるのか教えてやれ」

▼ユウタ「全く気に留めてないね! これっぽっちも気に留めてない。その“深い水"について、俺たちの前にはだかる困難について、ゴングが鳴る前に襲いかかるセコイ真似について彼が話したが、俺たちBlackpool Combat Clubが乗り越えられない壁はない。これまでもずっとそんな状況にいたからこそ、深い水に入った時、自分自身の強さが分かるんだ。フィンレー、KENTA、お前たちは勝つチャンスがあると思っていたのかもしれないが、俺たちBlackpool Combat Clubに打ち勝つには、それ以上のものが必要だ。フィンレーのことばかりではなくKENTA、お前の話もしようじゃないか? 前回の『NEW JAPAN STRONG』でお前はリングの真ん中で俺からピンを獲った。今夜、俺たちが勝ったが、まだ何かしっくりこない。それは俺がピンを獲っていないからだ。KENTA、お前とはまだ終わっていない。お前がいいなら、また対戦したい。モックス、行こう」

▼モクスリー「ヤングライオンボーイズよ、ムカついてるか? (ウィーラーに対して)あいつはライオンじゃない。ハイエナだぞ」

※フィンレー、KENTAはノーコメント