12/24【スターダム】揃い踏みQQがゴッデス最終公式戦制す 両国へ上谷「言った言葉、全部後悔させる」

『JRA中山競馬場 presents STARDOM YEAREND CLIMAX 2023』後楽園ホール(2023年12月24日)
両国国技館前哨戦 ○上谷沙弥&林下詩美&AZM&レディ・C&妃南&天咲光由vs刀羅ナツコ&スターライト・キッド&琉悪夏&吏南&フキゲンです★&渡辺桃×

　メンバー揃い踏みを果たしたQueen's Questがゴッデス王座最終公式戦で大江戸隊に快勝。これまでことあるごとに批判されてきた上谷は、12・29両国大会に向けて「言った言葉全部後悔させてやるよ」と誓った。

　12・29両国のゴッデス王座戦「(王者)詩美&上谷vs刀羅&桃(挑戦者)」の前哨戦として、Queen's Questと大江戸隊がオーバー・ザ・トップロープありの12人タッグイリミネーションマッチで激突した。ここまでの前哨戦では大江戸隊が2連勝中。詩美&上谷は劣勢が続いていたが、聖夜の聖地で久々にQQ全メンバーが揃い踏みを果たし、最後の前哨戦に臨んだ。

　大乱闘から試合はスタート。接戦が続き、妃南、吏南、琉悪夏、レディ・Cの順に失格となる。AZMとキッドはオーバー・ザ・トップロープで同時に姿を消すと、タイトルマッチを控える4人が大技合戦で火花。エプロンに追い込まれた詩美はオーバー・ザ・トップロープを狙う刀羅相手に必死の応戦を見せる。ロープを下げて刀羅もエプロンに連行すると、エプロンでこうもり吊り落としを強行。同時に2人は場外に転落した。

　残るは上谷&天咲と桃&フキゲン。桃と上谷は激しいエルボー合戦を繰り広げる。2人は互いを強烈に意識すると、上谷がスタークラッシャーでフキゲンを、桃がBドライバーで天咲を同時に下し、シングルマッチ状態に。

　桃は重たいミドルキックを連発。上谷がニールキックで反撃するが、大江戸隊はレフェリーの注意を逸らしたうえで、脱落した選手たちが乱入し、上谷に連続串刺し攻撃を浴びせる。桃&刀羅の合体スパインボムもさく裂。上谷は顔面を蹴り上げられ、エプロンに追い込まれた。必死の抵抗を見せたものの、コーナーに上がったところで桃のハイキックに被弾し、再びエプロンに転落。勝利を確信した桃はロープに走り、リング側から突っ込む。だが、上谷はスワンダイブの要領でロープに飛び乗ると、そこから飛びつき式フランケンを敢行。決死の大技でロープを挟んだ状態から桃を場外に落とし、大逆転の勝利を呼び込んだ。

　最後の前哨戦で詩美&上谷が一矢報い、いい形で両国決戦に進む結果に。納得のいかない大江戸隊が襲いかかって乱闘に発展するも、勝利したのはあくまでQQ。大江戸隊に見せつけるように、勝ち名乗りを上げた。

　これまでの前哨戦では大江戸隊サイドから「仲間も守れねえヤツがベルトを守れるわけねえ」「もう一回ケガして欠場して、ベルト返上しろ」「恥ずかしい姿、晒してろ」などと何度も罵声を浴びられてきた。うっ憤を溜め込んできた上谷は「散々やられてきたけど、言った言葉全部後悔させてやるよ」とマイクで断言。ベルト死守を誓った。一方、刀羅も「じゃあ、うちらは復帰したことを後悔させてやるよ」と不気味に予告。両国に向けて両チームの気持ちは爆発寸前だ。

【試合後の詩美&上谷】

▼上谷「2023年最後の後楽園大会。振り返ればQueen's Quest、いろんなことがありましたが、最後こうやってみんなで揃って試合ができたこと、本当に嬉しいです。そして両国。大江戸隊に今まで散々言われて、やられてきましたけど、言った言葉、やられたこと、全部後悔させてやるから。両国ぶちかましてやりますよ」

▼詩美「Queen's Questは大江戸隊なんかには負けないし、復帰したことは何も後悔なんかしねえ。両国で泣きっ面かかしてやるよ、ボケ」


【試合後の刀羅&桃】

▼桃「ふざけんじゃねえよ。ただのまぐれだろ、あんなもん。こんなクソみてぇなルールがなければ、うちらが最強なんだよ。ふざけんじゃねえよ。1回勝ったぐらいで調子こいてんじゃねえぞ。また怪我させて欠場に追い込んでやるからよ。楽しみにしとけ」

▼刀羅「昨日、桃があんだけ挑発して、また欠場させてやるって言ったのに、この程度。入場で襲ってくることぐらい。あとは普通にやっちゃって。あんなのたまたまだよな? もうまぐれでは勝てねえよ、両国で」