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6/6【GLEAT】UNIVERSAL王者・MAOが次期挑戦者に獅龍指名 カズ「俺が伝えておきます」

『GLEAT Ver.& GLEAT×DDTプロレス』後楽園ホール(2024年6月6日)
○MAO&上野勇希&エル・リンダマンvsCIMA&高木三四郎&彰人×

 DDTのUNIVERSAL王者・MAOが次期挑戦者に獅龍を指名。カズも「俺が伝えておきます」と約束し、DDT6・16TFMホール大会で獅龍のUNIVERSAL王座挑戦が決まった。

 DDTのKO-D無差別級王者・上野、UNIVERSAL王者・MAOとGLEATのリンダマンがGLEAT×DDTのコラボ興行で豪華トリオを結成。CyberFightの副社長である高木と彰人にGLEATの執行役員・カズが加わった首脳トリオと対戦した。

 序盤から首脳トリオがハッスルするも、高木の雪崩式リングイン直後にリンダマンが奇襲。「今日から俺が大社長だ!」と宣言して場内を沸騰させる。高木は真っ向からチョップ合戦で呼応し、「経営者の道は遠いぞ」とメッセージ。「俺は副社長になったんだ!」と感情を爆発させて、リンダマンを打ち倒した。リンダマンは「初めて知ったぞ…」とこぼすと、高木は「ニュース見ろ」と指摘する。

 上野&リンダマンのトペコンヒーロ、MAOのケブラーダが同時にさく裂すると、MAOがドラマティックドリーム号(自転車)を投入するが、高木は「俺のじゃねえか!」と強奪。上野を豪快に吹き飛ばした。ならばと、リンダマンは花束を持ち込み、「三四郎、27年間、大社長お疲れ様!」と殴りかかるが、避けられて上野に誤爆する。

 高木は「カズさん、いつものヤツやりましょう」とアピールすると、首脳トリオは3人同時にハンドスプリング式レッグラリアットへ。カズ以外はキレイに決まらなかったものの、結果的に追い討ちに成功。トリプルファイナルカットは失敗に終わるが、カズが他の5人が連結した状態でファイナルカットを繰り出し、全員まとめて叩きつけた。さらに、カズはMAOと火花。ハンドスプリング式レッグラリアットと旋風脚が交錯する。

 両軍の大技が連鎖する乱戦になると、MAOが彰人に猛攻。みちのくドライバーIIで突き刺すと、反攻を上野とのパワーボム&ダイビングギロチンドロップで鎮圧し、最後はこん身の居合いキックで3カウントをもぎ取った。

 試合後、マイクを持ったMAOは「俺は6月16日(DDT・TFMホール大会)にこのUNIVERSALのベルトの防衛戦が決まってんだよ。相手はまだ決まってないんだよ。だけど、今日見つけたぜ。カズ・ハヤシ!」と花道を下がっていくカズを呼び止める。

 MAOは「俺のマイヒーロー、俺の憧れ、そして俺のプロレスに多大な影響を与えたあなたと引退前にシングルマッチをやりたい。でも、もう日付がないのはわかってる。だから、俺はこのベルトを使って引っ張り出してやるんだ。俺のUNIVERSALのベルトに挑戦してください」と熱い思いを口にすると、「……と獅龍に伝えてくれませんか?」と続ける。まさかの展開に場内はどよめき、カズも「MAO選手、あなたの親友への愛は私に伝わりました! あなたのそのベルトを懸けて、引退前までに獅龍vsMAO・ハヤシ…違う。獅龍vsMAO!」と名前を間違えて動揺を隠せず。それでも「獅龍が挑戦すると俺が伝えておきます」と約束した。

 そして大会終了後に正式決定。DDTから6・16TFMホール大会で組まれていたMAOV9戦の相手が獅龍となることが発表された。


【DDT】6/16(日)東京・TOKYO FMホール『Dramatic Dream "BATLLE"』16:30開場、17:00開始

▼DDT UNIVERSAL選手権試合
[挑戦者]
獅龍
vs
MAO
[第12代王者]
※MAO9度目の防衛戦

【試合後の上野&MAO&リンダマン】

▼リンダマン「よっしゃあ。楽しかったな」

▼上野「楽しかった」

▼リンダマン「これこそDDTとGLEATが絡む理由というかね。そういう試合になりましたね」

▼MAO「メッチャ絡んだね。活性化剤は誰だったんだ?」

▼リンダマン「石けん?」

▼MAO「混ざった。ゴチャゴチャだよ。1つになっちゃった」

▼リンダマン「今一番3人の話をまとめないといけないのは、カズ・ハヤシの友達かなんかわからないですけど、獅龍とタイトルマッチ」

▼MAO「ちゃんと何かを持って帰ろうと思って、DDTにも。持って帰っちゃったよ、MAO・ハヤシ」

▼リンダマン「誰やねん」

▼MAO「MAO・ハヤシ持って帰っちまったよ。おい、6・16、TOKYO FMホール、DDT初進出の会場で。この調子でいけば、たぶん獅龍を引っ張り出すことができるから、獅龍vsMAO、DDT UNIVERSAL選手権、やっちまうぞ。俺が今まで黙っていた理由はな、トーナメントに集中するためなんだよ。トーナメントが終わったからには、このベルトもガンガンやっていくつもりだ! わかったか。今日は俺が凄くいい収穫を手に入れた。上野勇希は何を手に入れたんだ?」

▼上野「パッション」

▼MAO「パッション!」

▼上野「GLEATのパッション、エル・リンダマンのパッション」

▼MAO「手に入れちゃった。(リンダマンに)何か手に入れました?」

▼リンダマン「俺は今から手に入れるから。一旦これで締めましょう」

▼MAO「今日は本当にありがとうございました。今日はグチャグチャに混ざっているということの象徴的な言葉でいくぜ。ドラマチック・ドリーム…」

▼3人「GLEATやりまくるぞ!」

▼MAO「満足した。いやあ、満足したぜ」

※上野とMAOが去っていくと

▼リンダマン「終わってないぞ。今日は今日だ。DDTと素晴らしい、そんな試合になったと思うよ。だけどな、MAOはDDTのリングにUNIVERSALとMAO・ハヤシを持ち帰った。おい、いいか。GLEAT、次に東京大会があるのは7月1日、GLEAT3周年記念、ちょっと向こうのTDCホール大会だ。大事な試合なんだよ。その東京大会では俺も1つ持ち帰らないとな。この胸にある黄金のメダルは、G-REX挑戦の証だ。3日後に控えた6月9日、名古屋国際会議場でG-REXチャンピオン・田村ハヤト、てめぇのベルトをしっかり俺が取り返して、ここ東京に3周年盛り上げるためにまた戻ってくるからな。まあ、今日は楽しかった」

【カズの話】「非常にMAO選手の愛は感じ取りました。7月1日の引退が控えていますんで、それまでに必ずUNIVERSALのベルトを懸けて戦いたい……あっ、獅龍がね。伝えておきます」

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