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6/6【GLEAT】GLEAT×DDTコラボ興行メインで飯野がG-REX王者・田村狩り 「GLEAT弱いな!」

『GLEAT Ver.& GLEAT×DDTプロレス』後楽園ホール(2024年6月6日)
○飯野雄貴&樋口和貞&納谷幸男vs河上隆一&KAZMA SAKAMOTO&田村ハヤト×

 GLEAT×DDTコラボ興行のメインで飯野がG-REX王者・田村狩り。「GLEATの最後メインでDDTが勝って。そして、G-REX、GLEATの最高峰のベルトを持っているヤツが負けて。ひざまずいてるな。これじゃあ、GLEAT弱いな。クソだ、クソ」と田村をこき下ろした。

 CIMAと高木三四郎が偶然、もんじゃ焼き屋で顔を合わせ、「面白いことをやりましょう」と意気投合して決定したGLEATとDDTのコラボ興行『GLEAT Ver.& GLEAT×DDTプロレス』。対抗戦、交流戦が続いた中、メインイベントではGLEATのBULK ORCHESTRA・田村&河上&KAZMAとDDTの納谷&飯野&樋口が対戦した。現在、田村はG-REX王座を保持。DDTはユニットを超えた混成トリオでガチムチ軍団に挑んだ。

 田村と飯野がタックル合戦を展開すれば、樋口とKAZMAが逆水平を打ち合って火花を散らし、肉弾戦で幕開けする。ヒートアップした両軍は場外乱闘になだれ込むと、流れを掴んだガチムチ軍団は飯野に集中砲火。代わる代わるに痛めつけた。

 ローンバトルが続いた飯野だったが、浴びせ倒すようなショルダータックルで河上を吹き飛ばして反撃に成功。あとを受けた樋口が猛追に出る。DDT軍はKAZMAに照準を合わせると、連続串刺し攻撃へ。納谷は「俺たちがDDTだ!」と絶叫すると、樋口とのダブルブレーンバスターも繰り出した。

 リアルジャパン時代の因縁を引きずる納谷とKAZMAも真っ向勝負を繰り広げると、2人に負けじと、田村と飯野もヒートアップ。ショルダータックルで正面衝突すると、逆水平合戦を繰り広げる。田村が肉弾戦で押し勝つと、河上が加勢し、連続串刺しラリアットをズバリ。さらに、サンドイッチラリアットもクリーンヒットすると、田村は豪快なバックドロップでぶん投げた。

 河上は樋口をブレーンバスターで投げると、これを皮切りに、納谷のランニングニー、田村のラリアット、飯野のラリアット、河上の延髄斬りが連鎖。5人が場外に転落すると、KAZMAがトペコンヒーロで続き、試合は一気にクライマックスへ。

 チャンスを掴んだ田村は飯野の抵抗をものともせずに、ハヤトオーケストラ(キン肉バスター)で勝機をこじ開ける。そして、ロープを往復してラリアットへ。だが、先に踏み込んだ飯野がスピアーを一閃。田村も即座に動き、ラリアットを狙ってロープに走るが、飯野もロープに飛んで呼応する。そして、飯野がラリアットをかいくぐり、こん身のスピアーをぶち込んで3カウントを奪った。

 GLEATのメインイベントで飯野がG-REX王者狩り。試合後、マイクを持った飯野は「勝ったぞ! おい、GLEATの最後メインでDDTが勝って。そして、G-REX、GLEATの最高峰のベルトを持っているヤツが負けて。ひざまずいてるな。これじゃあ、GLEAT弱いな。クソだ、クソ。オーケストラじゃねえよ。お前らは小学校で部活でやっているクソ弱え吹奏楽部と一緒だな」と田村たちをバッサリ。ブチ切れた田村が「おい、飯野。メチャクチャ言って…」と言い返そうとするも、飯野はスピアーをまたまた叩き込んでKOする。そして、G-REXのベルトを奪い取ると、田村を踏みつけながら「負け犬は喋るな」と勝ち誇った。

 DDTトリオが去っていくと、肩を落とした田村だったが、それでも「今日の悔しさは絶対忘れねえから。いつか仇取ってやるから。それは約束します」と雪辱を誓い、「今日はこんな平日の忙しい中に集まってくれたお客さんの前でチャンピオンがネガティブなことを言っていたら気持ちよくみんな帰れないから、今から切り換えます。今日はGLEAT、そして、DDTのファンの皆さん、ご来場本当にありがとうございます。GLEATのファンはDDTのことも好きになって、DDTのファンの皆さんもGLEATのことを好きになって、両団体もっともっと盛り上げていきましょう」と呼びかけると、次回のコラボ興行開催を見据えつつ、「みんなで一緒にGLEATしようぜ!」の雄叫びで大会を締めくくった。

 勝利した飯野はバックステージでも「GLEAT見たか? これがDDTのヘビー級だよ」と勝ち誇ると、「おい、田村ハヤト。G-REX、GLEATの最高峰のベルトを持っているのに、俺にスピアーで負けて、悔しいよな。ひざまずいて最後喋っても、スピアーでやられるんだよ。お前はザコだ」と一刀両断。一方、田村は仲間の河上に「両団体を好きになるだ、コラ。そんな甘いこと言ってるから負けたんだよ。GLEATが負けたってことだぞ」と詰め寄られて亀裂が発生してしまう。6・9名古屋国際会議場大会でエル・リンダマンとの防衛戦が控える中、今後に大きな課題を残す結末となった。


【試合後の樋口&飯野&納谷】

▼納谷「おい! どうだ、KAZMA。お前と4年前、リアルジャパンでやったよな。俺はその決着を今日つけにきたつもりだよ。でも、まだまだ決着ついてないよな。あの頃の俺と今の俺、どうだ? 俺はてめぇとシングルマッチで決着つけてもいいと思ってるぞ。あの時の決着、1対1でつけようぜ」

▼樋口「今日は2人ありがとう。本当に刺激的な相手、強烈な相手だった。ただ、勝ったのは俺たちDDTだ。納谷ありがとう。そして、飯野言ってやれ」

▼飯野「GLEAT見たか? これがDDTのヘビー級だよ。お前ら、BULK ORCHESTRA? なに語ってんだ。俺らのほうがBULKあって強えだろ。おい、田村ハヤト。G-REX、GLEATの最高峰のベルトを持っているのに、俺にスピアーで負けて、悔しいよな。ひざまずいて最後喋っても、スピアーでやられるんだよ。お前はザコだ。I am BLUK…No no,I am GLEATだ」


【試合後の田村&河上&KAZMA】

▼田村「メインでまさか俺が…」

※河上が割って入ると、田村に詰め寄る

▼河上「お前、なに甘いこと言ってんだよ。両団体を好きになるだ、コラ。そんな甘いこと言ってるから負けたんだよ」

▼KAZMA「ちょっと待て、ちょっと待て」

▼河上「そんな甘いこと言ってるから負けてんだよ、コノヤロー」

▼KAZMA「やめろ、やめろ」

▼河上「負けやがって。GLEATが負けたってことだぞ。バルクも俺が大暴れしてやるぞ。ダメみたいだな。全部俺が吹っ飛ばしてやるよ。覚悟しとけ。見とけ」

※河上が去っていく

▼田村「1人で暴走してんじゃねえよ」

▼KAZMA「負けは負けなんだよ」

▼田村「リングでも言った通り、この仇は必ず俺が獲るから。でも、今日はDDTとGLEATとの初めての合同興行か。平日の忙しい中、多くのお客様に集まってもらって、本当にありがとうございました。まだまだDDTにはやりたい選手がいっぱいいるから。また次に開催されることを祈って。俺らもまだまだ上を目指してやっていこう」

▼KAZMA「しっかりリベンジかまそうな」

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