6/6【GLEAT】稔がダンス披露で平田に貫禄勝ち 「ギロッポンのクラブ」に2人で直行?
『GLEAT Ver.& GLEAT×DDTプロレス』後楽園ホール(2024年6月6日)
○田中稔vs平田一喜×
稔が平田に貫禄勝ち。華麗なダンスも披露し、すべての面で平田を圧倒してみせた。
第2試合はGLEAT・稔とDDT・平田による一騎打ち。平田は試合前からサングラスを差し出すが、稔は受け取りを拒否した。
稔は鋭いローキックで出鼻をくじくが、平田もグラウンドヘッドロックをヘッドシザースで切り返して食らいつく。「これ以上のレスリング技術は俺にないから」とグラウンド戦を強引に打ち切り、ロープに飛ぶが、余裕の稔は華麗なドロップキックで蹴り倒した。
平田は顔面を何度もかきむしると、早くもサングラスを素着して踊ろうとするが、稔が背後から蹴り飛ばして妨害。場内はブーイングに包まれる。稔はサッカーボールキック、高速ブレーンバスター、ニードロップとたたみかけると、逆片エビ固めで早くも平田を追い詰めた。
耐えた平田が再度ダンスを狙っても、稔がやはり背後から蹴り倒す。稔が圧倒する時間が続き、場内は諦めムードに。腕ひしぎ十字固めに捕らえると、客席からは悲鳴も上がったが、平田の足がギリギリでロープに届いた。
声援を受けた平田は後頭部にカウンターで手刀をぶち込み、稔をついに打ち倒すと、「嫌よ嫌よも好きのうちですよね? 1人が嫌なら一緒に踊りましょう」と稔に無理矢理サングラスを装着させ、陽気に踊り出した。稔は序盤こそ微動だにしなかったものの、後半はノリノリでダンスを披露。場内は沸騰する。
平田は稔と握手した瞬間に裏切って奇襲。だが、稔はカウンターのハイキック、垂直落下式ブレーンバスターでやり返すと、豪快なダイビングフットスタンプを投下して一気に3カウントを奪った。
稔が貫禄勝ち。試合後にはサングラスを装着してコーナーに上がり、歓声を浴びる。試合のみならず、ダンスでも歓声でもすべての面で平田を圧倒してみせた。
「俺も踊りって言ったら、逗子の市民祭りの盆踊りぐらいしか踊ったことなかったけど、あんな踊りも楽しいもんだなと思って」と満足げな稔。対抗戦だったといえ、稔の動きに感服した様子の平田もコメントスペースにやってくると、「田中さん! 最高じゃないですか! メチャクチャキレキレじゃないですか。あんなバチバチやられるから、メッチャ怖い人かなと思ってたらさすがですよ」と称賛した。稔もまんざらではない様子で、「ギロッポンのクラブでも行きましょう」と平田と意気投合していた。
【試合後の稔、平田】
▼稔「俺も踊りって言ったら、逗子の市民祭りの盆踊りぐらいしか踊ったことなかったけど、あんな踊りも楽しいもんだなと思って」
※平田がやってきて
▼平田「田中さーん! 田中さん! 最高じゃないですか! あんな、いやいやいや。メチャクチャキレキレじゃないですか。あんなバチバチやられるから、メッチャ怖い人かなと思ってたらさすがですよ」
▼稔「経験になりました。ギロッポンのクラブでも行きましょう」
▼平田「クラブでGOしちゃいますか? 田中さん、最高!」