【Fortune Dream】小橋さんが語る12・10後楽園『FD2』の見どころ(後編/写真あり) 2014/11/19 23:06

 小橋建太さんが語る『Fortune Dream 2』(12月10日・後楽園ホール)見どころと思い。今回はその後編をお送りさせていただきます。


――セミファイナルは「耕平&中嶋&佐野vs杉浦&関本&越中」の6人タッグマッチ。これもFortune Dream(※以下FD)ならではなカードだが?

▼小橋「まずは佐野さんと越中さんに注目して欲しい。若い人も確かにFDなんだけど、40代、50代にもFDはある。特に自分も40代後半。年齢が近い選手には、現役でいる以上はまだまだ若い人間に負けて欲しくない気持ちが強いんだよ。越中さんにもこの前会ったんだけど、ひじょうに良いコンディションだった。耕平君と勝彦君と佐野さんは3人ともストライカー。そのストライカー相手に、やられてもやられても立ち上がる気迫ある越中詩郎をみせて欲しいよね! この試合は“沸く"ような気がしてるんだよ。越中さんがストライカー相手にどんどんケツで押していったら面白い」

――杉浦、関本、中嶋、耕平の4選手は最近当たることも多いが、そこに越中、佐野が入ることがカギだと?

▼小橋「うん。ここに佐野さんと越中さんが入ることで、逆に凄く新鮮になると思う。それとこのカードで何を見て欲しいかといったら“競い合い"なんだよね。ストライカーのチームの誰かが良い蹴りをぶち込んだら、組んでても『クソーっ!』ってなると思うし、杉浦と関本君もゴツゴツしたエルボーやチョップをガンガン入れていって『俺も!』ってなると思う。同タイプだったり、年齢差からくるジェラシーみたいなものが、試合を熱くしてくれると思うよね」

――そしてメインは「ドーリング&鷹木vs火野&宮原」だが?

▼小橋「火野君と宮原君は前回に続いてのメイン出場。火野君は前回のMVPだし、もっともっと色んな人に見てもらいたい選手。宮原は前回のメインで、“剛"の選手が揃う中で一人だけ“柔"のタイプだった。割りを食った部分があったのかもしれないけど、彼がいたから熱い試合なったと思ってるから評価は高い。今回もこの中でどういう動きをみせるか楽しみ」

――三冠王者のドーリングとドラゲーの鷹木は初出場となるが?

▼小橋「ジョーには出てもらいたいと思ってて、快諾をもらってたんだよね。鷹木君は凄く目つきがいいよね。最初に会ったのは接骨院。偶然会ってあいさつしてもらったんだけど、凄く礼儀正しい一方で、目つきがすごく鋭い。それが印象に残ってて、出て欲しいとずっと思ってた。ドラゲーはジュニアヘビー級の選手が多いけど、鷹木君はガンガン、大きなヘビー級とも当たって欲しいと思ってた。今回、火野君、宮原君と当たることで、鷹木君の潜在能力が目覚めることを期待してる部分もあるよね」

――初タッグ、初顔合わせ…と“初"を多く含んだ一戦でもあるが?

▼小橋「だからこそ、どういう試合になるかは予想がつかない。一人ひとりに実力はあるんだけど、そこがどう作用するか。タッグはひじょうに難しい。良いものと良いものが組んだからと言って決して良いチームになるとは限らない。楽しみと怖さが混在した試合。火野君とジョーがぶつかり合ったらどんな化学反応があるのか。鷹木君と火野君、宮原君も接点のない団体同士だからね。宮原君も(秋山)準に勝ってる。ジョーに勝てば三冠挑戦に近づける部分もあると思うし、色々可能性があって、やっぱり楽しみのほうが多いかな」

――秋山の名前が出たが、いつか出場して欲しい?

▼小橋「準は今、社長で大変やろ? 全日本の再建に今、頑張ってるからね。あんまり負担をかけたくない気持ちもあるからね…」

――トークショーなら

▼小橋「それはあるかもね! じゃ準に言っておくよ。キミが出ろって言ってたって(笑)」

――自身の“第2の青春"は見つかりつつある?

▼小橋「まだかな。今は、何でもいいからチャレンジしてる最中。でも、思い返せば、自分がプロレスに入ったのも社会人を経てから。遠回りをしたのかもしれないけど、それが逆に今では良かったと思ってる。試行錯誤するのは必要。長い目でみれば、それも必要なこと。それは後になってみないと分からないからね。だからこのFD自体も“チャレンジ"の真っ最中。だからこそ観に来て欲しい気持ちは強いね」

※『FD2』開催を記念して、小橋さんのサイン入り「Fortune KK」Tシャツをプレゼント予定。詳細は後日掲載いたします