7/16【新日本】公開練習における永田の詳細コメント(前編/写真あり)
16日、東京・調布市のレッスルウィンで練習を公開した永田裕志、講師を務めたぱとりしあ尚子さんの詳細コメントは以下の通り。
【公開練習前の永田、ぱとりしあ尚子さん】
▼永田「毎年いろんな公開練習をやってきましたが、やり尽くしたかなというぐらいアイデアが出てこなかった中で、オカダと初めてシングルやるということで、『オカダのレインメーカー食っちゃダメですよ』とたくさん声というか、会社の方々、周りの方々、ファンの方々が言ってきてくれる。今まで公開練習で個人的な対誰々対策とかやったことないけど、皆さんが注目して下さるんで、レインメーカー対策のリンボーダンス特訓ということになりました」
▼ぱとりしあさん「リンボーダンスは体を使うのでプロレスラーのほうもぜひやった方がいいと思います」
――コツは?
▼ぱとりしあさん「全体の筋肉を使う。足腰のバランスですね」
▼永田「足腰は日ごろ鍛えてますので」
▼ぱとりしあさん「プロレスラーの方はかなりできると思います」
▼永田「鍛えてるけど、順応できるかどうか」
▼ぱとりしあさん「できると思います。私よりできるかもしれない」
【公開練習後の永田】
▼永田「ネタ尽きたかなと思ったけどけど、こういう特訓もあったのかなというのは感じましたね。今までいろんな公開練習やってきましたけど、プロレスに一番求められるのが筋肉の柔軟性、体の柔軟性。それはどんな特訓でも共通してることなのかなと。今日改めてそういうのを感じましたね」
――オカダのレインメーカー対策に絞った理由は?
▼永田「予想以上に周りの方が楽しみというか、関係者も含めて予想できないとか。以前から対決が決まる前から永田とオカダ君の試合というのがなかなか組まれないことに、いろんな声が出てたのも知ってたけど、どうせやるなら2、3年前ぐらいにやっておきたかったというのがある中で、ここに来ていよいよやることになったなと。周りの反響が大きいんで僕的にはちょっとびっくりしてる。今、確かに押しも押されもしない新日本プロレスの屋台骨を背負ってるオカダなんですけど、そこに順風満帆に伸びてきたオカダに対するもう一つ試練を起こしてほしいという願いが世の中にあるんじゃないかなと今回感じました。今まで新日本プロレスで長年やってきた中で、棚橋が昇ってきたり、中邑が昇ってきたり、真壁が昇ってきたりした中で、彼らの前に立ちはだかったのが私。そうやって何度も戦いながら彼らは自分のものを作ってきたのがある。そういうところを今、オカダの前に永田が立ちはだかってほしいという世の中の声につながってると思いますね」
――レインメーカーという技に関しては?
▼永田「かかったことがないんでね。本人と対戦したのもタッグマッチで2回か3回ぐらい。そういう体勢になったことすらない。会場でみてはいるんですけど、僕自身が未経験なんで、その上では今日の特訓が役立った部分はあるんじゃなですかね。子どもの前で恥ずかしい格好しましたけど。特訓前と特訓後で成果が出たという。それだけレインメーカーという技が世に知られてるというか、一撃必殺技だという反響がありますんで、それを受けないでくれって声が大きかった。受けたらやられちゃうと。かわし方だったり、ぶち壊したり、そういうものがだいぶ自分の頭にインプットされてきましたね」
――IWGP王者に勝利すれば道も開けるが?
▼永田「ベルトというものがこれから出てくるでしょうし、そういう流れができてくるのを一番恐れてるのがもしかしたらオカダなのかなと。僕ら第三世代と呼ばれる人間にそういう道を作られるのが一番恐れてることでしょう。だから我々のことを関心ないみたいな発言をしてるんだろうし。眼中ないというのを僕なりに解釈すると、大火傷したらどうしようという恐怖心の表れなんじゃないかなと。それはそれで彼なりの若さとしていいんじゃないかと」
――かつて付き人だったオカダを近くで見てきたが精神的に有利になる部分はある?
▼永田「付き人だったからとか付き人じゃなかったからとかじゃなくて、いろんな修羅場というか、さまざまな対戦相手と戦ってきたというものに関しては、オカダの戦歴と僕の戦歴をみたうえで、どっちがグローバルで力強い相手とずっと戦ってきたかという意味では比にならないと思う。やったことないのもあるけど、周りが思うほどオカダに脅威を感じてませんね」
※後編に続きます