9/28【全日本】潮崎退団に伴い世界タッグ返上 諏訪魔との共闘否定も宮原「10月から動く」(写真あり)
潮崎豪、宮原健斗が28日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見し、世界タッグ王座返上を表明した。潮崎の全日本退団に伴うもので、宮原は「誰かに負けてなくて返上するのは悔しい」と無念さを隠せず。諏訪魔との共闘を否定する一方で「10月から動こうと思ってる」と意味深長に予告した。
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今年5月に第70代世界タッグ王者となった潮崎&宮原。ここまでジョー・ドーリング&青木篤志、秋山準&大森隆男を退け、2度の防衛に成功してきたが、このほどベルト返上を余儀なくされた。
潮崎の全日本退団によるもので、「俺の都合でこういうふうに返上させてしまうことに関しては本当に申し訳ない」と宮原に謝罪。一方で「この返上を自分も健斗も前向きな返上と考えて、お互い前に、上に進んでいきたい」と話した。
だが、一方の宮原は納得いかない様子。「誰かに負けてなくて返上するのは悔しい。俺の気持ちはそれしかない」とやりきれない思いを口にした。9・26後楽園大会では潮崎とのタッチを拒否し、最後は諏訪魔を援護射撃する不可解な行動を見せていたが、その時点で潮崎から退団の意向は報告されていた。「それでああいう行動を起こしたから。誰にも負けてなくて返上する悔しさがああいう形で出た」と説明した宮原だが、「(諏訪魔を)助けてはいない。試合がゴチャゴチャしてたんで俺のうっ憤ですかね。組むとか組まないとか今のところ俺の中にはない」と諏訪魔との共闘については否定的だった。
リーダー・潮崎の離脱によってXceedの今後も気がかりだ。潮崎が「あとは彼らがどうするか。そこは自分が言えるものではないと思うし、彼らの気持ちに任せたい」と残るメンバーに一任すれば、宮原は「今すぐ解散とかはない」と明言。一方で「俺の中では10月から動こうと思ってる。それはどういう形になるか10月のシリーズをみてもらえばわかる」と意味ありげに話した。
【会見における潮崎&宮原】
▼宮原「こういう形で返上するということで、誰かに負けてなくて返上するのは悔しい。俺の気持ちはそれしかない。俺は誰かに負けてないから。悔しいですよ。そういう気持ちでベルトを巻いてたし、戦いに敗れてなくてベルトを落とすのが一番悔しいですね」
▼潮崎「退団という形になりまして、世界タッグのベルトを返上することになりました。健斗に対しては今言ったように俺の都合でこういうふうに返上させてしまうことに関しては本当に申し訳ないと思ってます。ただ、この返上を自分も健斗も前向きな返上と考えて、さらに先に進むためにお互い前に、上に進んでいきたいと思います」
――潮崎選手の退団をどう受け止めている
▼宮原「俺としては26日の後楽園で俺はこういうことを知ってた。それでああいう行動を起こしたから。俺の気持ちの私情なんて二の次、三の次であって、プロレスラーとしてプライド持って上がってるから、誰にも負けてなくて返上する悔しさがああいう形で出たし、俺はそれ(潮崎退団)を否定するつもりもない」
――後楽園の行動の真意は?
▼宮原「プロレスラーとしてのプライドですかね。リングを降りた俺の気持ちなんて本当に第三者が考えればいいことだし、想像すればいいこと。レスラーの俺としては返上というのはそれだけ大きいということなんで」
――後楽園では諏訪魔を助けた形になったが?
▼宮原「助けてはいない。試合がゴチャゴチャしてたんで俺のうっ憤ですかね。(諏訪魔と)組むとか組まないとか今のところ俺の中にはないです」
――世界タッグへの思い入れはあると思うが潮崎選手個人として返上する気持ちは?
▼潮崎「個人的な気持ちとしてはさっきも言った通り、健斗に対して申し訳ないと思うし、できることならこれを返上して健斗と思い切りぶつかり合いたかった。それはできないけど、健斗にはでかいプロレスラーでいてほしいので、今後、俺が退団した後の全日本プロレスを自分はどこかでみてます。必ず健斗はやってくれると俺は思ってますので」
――Xceedの今後はどうなる?
▼潮崎「自分が退団すると決めて、自分の気持ちはメンバー、健斗、鼓太郎さん、洋平に伝えてあるので、あとは彼らがどうするか。そこは自分が言えるものではないと思うし、彼らの気持ちに任せたいなと思ってます」
▼宮原「今はそれぞれの気持ちがあると思うんで、はっきりしたこと言えないけど、俺の中では10月から動こうと思ってる。それはどういう形になるか10月のシリーズをみてもらえばわかる。今すぐ解散とかはないですね」