10/8【DRAGON GATE】CIMA&Gamma&フジイがトライアングルゲート死守 若手軍団と新ユニット立ち上げ宣言 後楽園大会
『THE GATE OF VICTORY 2015』後楽園ホール大会が8日、行われ、CIMA&Gamma&ドン・フジイがオープン・ザ・トライアングルゲート王座防衛に成功。試合後、ベテラン軍はEita、エル・リンダマン、パンチ冨永らとともに新ユニットを立ち上げると宣言した。
“弱肉強食"の完全実力主義を標榜し、MONSTER EXPRESSを離脱した鷹木信悟は、8・16大田区で吉野正人を破り、ドリームゲート王座を奪取。その言葉通り、実力でDRAGON GATEマットのトップに立った。
土井成樹ら元MAD BLANEYの残党たちと結託し、新ユニット・VerserKを立ち上げると、10・4博多ではベテランのドン・フジイを一蹴し、初防衛に成功。長きに渡ってDRAGON GATEマットをけん引してきたベテランたちに牙を向く鷹木は、トライアングルゲート王座奪取にも動き、今宵はサイバー・コング&Kotokaとのトリオで、王者のCIMA&フジイ&Gamma組に挑んだ。
Kotokaに挑発されて怒り心頭のベテラン軍が竹刀片手に襲いかかって試合の幕が開ける。そのまま場外乱闘に雪崩れ込み、激しくやりあった。観客の声援はベテラン軍に集中。それに応えるようと、3人は奮闘を見せた。
Ganmmaが暴走するKotokaの顔面に水を噴射すれば、CIMAはパワーで押し込んでくる鷹木をブレーンバスターでぶん投げる。フジイもKotokaの股間に突っ張りを連射し、アトミックホイップで投げ捨てた。
ドリームゲート戦のリベンジを果たそうと発奮するフジイを止めるべく、鷹木とサイバーは場外でハイジャック式パイルドライバーを敢行。リングに戻っても鷹木がックルパートと逆水平チョップを乱射する。止めに入ったレフェリーを突き飛ばしてブーイングを浴びると、鷹木のセントーン→サイバーのランニングボディプレスの連続弾も炸裂した。
だが、フジイのピンチにCIMAとGammaが躍動する。同時トペスイシーダで場内を沸かすと、復活したフジイもエプロンからのプランチャで追撃した。ベテラン軍はここから猛攻へ。Kotokaに照準を合わせると、串刺し攻撃3連発から、CIMAのヴィーナス→アイコノクラズム、Gammaの顔面ドロップキック、フジイ&CIMAの合体ヒップドロップが立て続けにさく裂。フジイが鷹木を、CIMA&GammaがサイバーをそれぞれブレーンバスターでKotokaの上に叩きつけると、フジイがチョークスラムを連発して勝機を掴んだ。
ここで因縁の鷹木が立ち塞がる。チョークスラムでフジイを投げ捨てると、サイバーと豪快な串刺しラリアットを連発。サンドイッチラリアットも完璧に決まる。セコンドのYAMATOがボックス攻撃を浴びせると、満を持して鷹木はパンピングボンバーを一閃。勝負あったかに思われた。
しかし、ここでMAD BLANKEY時代に土井たちにひどい扱いをされ続けていたパンチ冨永が乱入。強烈なナックルパートで鷹木のアゴを射貫くと、鷹木は前のめりにダウンする。すかさず、CIMAとGammaも加勢に入り、3人同時にトラースキックをズバリ。そこをフジイが外道クラッチで丸め込み、逆転の3カウントを奪い取った。
試合後、逆上したVerserKは総出で富永を襲撃。リンチ状態でいたぶる。が、ここでEita&リンダマンの元ミレニアルズ、さらに新人の石田凱士と山村武寛が乱入。リンダマンがロコモーション式ジャーマンで問題龍を排除すると、EitaはKotokaにパイプイスで一撃。リンダマンがそのKotokaをスリーパーで締め落とし、VerserKを排除した。
マイクを持ったEitaは「俺とリンダマンとパンチさんと若手の石田、山村はお前らの戦いが気にくわないんだよ! お前らを潰したんだよ!」とVerserKに宣戦布告。そして、「CIMAさん、Gammaさん、フジイさん。自分らと一緒に新しいチームを作りましょうよ」と呼びかけた。
場内が沸騰する中、CIMAは若手たちの決意を確認すると、「よし、お前らと久しぶりにユニットを作るか!」と高らかに宣言した。フジイは対VerserKでジミーズと一時共闘することを宣言したため、今後の動向は不明だが、Gammaは加入を即決断。DRAGON GATEを引っ張ってきたベテランたちと、次代のDRAGON GATEを作る若手たちによる新ユニット立ち上げが決定的となった。
ジミーズとフジイが合体してスモーズを一夜限りで結成することとなり、いきなり話題を持って行かれてしまったCIMAたちだったが、最後はジミーズたちとともに肩車式のジミーズトレインを披露。観客から大歓声を浴びていた。