10/8【RIZIN】RIZIN発表会見における榊原実行委員長、高田統括本部長の詳細コメント(前編/写真あり)
8日、東京・六本木の東京ミッドタウンで行われた『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015』発表会見における榊原信行実行委員会委員長、高田延彦統括本部長の詳細コメントは以下の通り。
【会見の模様】
▼榊原委員長「2007年3月27日、ヒルズアリーナで格闘技界からの引退を宣言しました。引退することをもってPRIDEという僕ら日本人の誇りとか魂とかそんなものが詰まったイベントを永遠に残したくて、自分が退くことが不滅の道になるのではないかと退くことを決め、8年前に引退しました。まず最初にファン、選手、PRIDEを全力で支えてくれた皆さんにお詫びを申し上げたいと思います。自分は永遠に生き続けると信じて結んだ契約の中でPRIDEは34をもって二度とみんなの前に出ることはありませんでした。選手にもファンにも嘘をついた結果になったことを心からお詫びしたいと思います。本当にすみませんでした。この8年、自分にもいろんな思いがあって、格闘技の日々の成長を追いかけるということは一切せずに格闘技以外のことで自分自身の情熱とか思いを一生懸命伝えられるものはないかとサッカーや他のエンターテインメントに自分自身をぶつけてみたんですけど、結果、自分の本当に心から愛せる、そして自分の情熱を全てかけてチャレンジできる舞台は格闘技界にしかないんだなと思いました。今日この場で皆さんに宣言します。今51歳ですが、ここから10年、命がけで日本の格闘技、世界の格闘技のために全力を尽くします。どこまでやれるかわからないです。PRIDEは何と聞かれるとみんなの作る熱、空気感だと思うんですね。選手だけじゃない、プロモーターだけじゃない、ファン、マスコミとみんなの情熱で作り上げる空間をもう一度感じてみたい。そう思っています。先頭で走る自分が中途半端な気持ちではできないので、途中で息絶えるかもしれないけど全力でやりたいと思います。日本の記者にも今日集まってくれた同志のみんなにも強い気持ちを持って日本初、世界に届く、世界中にあの当時PRIDEを世界中の人が見て熱狂したんです。僕らが作ったコンテンツ、選手とファンと我々制作側の人間が一つになって作った空間を取り戻すために、ともに歩んでほしい。そう思います。今日まず最初に発表させて頂くこと。それは新しい我々がこれから世界に向けて発信するイベントのタイトルです。『RIZIN FIGHTING FEDERATION』このタイトルで勝負したいと思います。昨日の夜までタイトルはいろいろ悩みました。我々が見せたいのは日本人が忘れてはならない武士道、大和魂を体現できる、何のために戦うかを選手も見る側も共有できる舞台を作りたい。そこに理念や哲学がなければ簡単に伝わらない。このリングに上がる選手は全員が侍であってほしい。RIZINというタイトルを選手、ファン、マスコミ、我々で磨き続けて、10年経ったら誰でも知ってるブランドタイトルにしたい。そしてこのタイトルのもと、今年の大晦日から格闘技の新しい章がスタートします。とても一人では戦いきれないので、自分と同じ志を持ってこの戦いに挑んでくれる、壮大な冒険に挑んでくれる、格闘技界でなくてはならない人。そして友であり、よき先輩であり、よき支えになってくれるこの男に上がってきてほしい。そう思います。高田延彦、出てこいやぁ!」
※中編に続きます