10/8【RIZIN】RIZIN発表会見における榊原実行委員長、高田統括本部長の詳細コメント(中編/写真あり)
※前編からの続きです
▼高田統括本部長「俺たちここに帰ってきたぞ! いよいよやってきました、この時が。私、この自分にとってのホームグラウンドです。96年に実行委員長と出会って約11年間、PRIDEでの中で走ってきました。苦楽をともにしてきた仲間との仕事場が私にとって唯一のホームグラウンドです。実際この場に8年ぶりに立ってる。、自分をじっくり実感してると鳥肌が立ってくるんですね。そして武者震いしてる。なぜだかわからない。ひょっとしたら8年というブランクが緊張感を私に感じさせているのかなと思います。8年、長いか短いか感じ方は人それぞれだと思います。我々がこのチャンスをつかんで、スタートをきる。この8年間は我々にとっては非常にアドバンテージとなる。溜めとなる、爆発力をしっかり凝縮して、これから世間に打って出るための最高の8年だったというふうに思っています。我々のイベントがスタートすれば、近いうちにこの8年の意味が皆さんに伝わる、そういうふうに思っています。この8年間、榊原委員長とは時々ご飯を食べながら、他愛のない話をしながら。でも一回会うと彼は必ずこう言うんです。『時がきたら、チャンスがきたら……。』と。僕は『いつでも』。その繰り返しの8年でした。それが去年の11月の終わりに委員長に呼ばれて、『延さん、そろそろ準備段階に入らないといけない』と。『手伝ってくれますよね?』『OKもちろん。私でよければ何なりと』。あれから10ヶ月。今日この場所、我々のホームグラウンドにこうして立ってる。これから夢の到達点に向かって歩いていける。こんな幸せなことはない。おそらく彼も一緒です。おそらく仕事で格闘技に携わるのはこのRIZINが最後、その覚悟をもって震えと高揚感、捲土重来、スターティングオーバー、リベンジ、恩返し、夢と夢をつなぎとめるターニングポイント…今日この場所が幸せです。(咆哮を上げて)ちょっとスッキリしました。どんなの思いを込めたかというと自分への戒めです。これからしっかり裏方として仕事しろよと。そしてRIZINの皆さんへの鼓舞。そして一番大事なのは日本国内の、そして全世界の現在過去未来…あの栄光のPRIDEを応援して下さった皆さん、今現在の競技を応援してる携わっているファイター。そして未知の未来のきっとどっかでめぐり会うであろう人への宣言です、今の雄叫びは。始まるよ今から。凄いのが始まるよ。よく見てて。以上が私の思いです。最後になりますが、私なりにこのイベントがどんな到達点を目指してこれから歩いていくのか。答えはシンプルです。人類最強のファイター、人間を決める、世界最高峰の舞台を我々がファンの皆さんと一緒に、世界のプロモーションの皆さんと一緒に作り上げる。これに尽きます。MADE IN JAPANでね。例えばテニスで言えばウィンブルドン、ゴルフで言えば全米オープン、サッカーで言えばもちろんワールドカップ、あるいはオリンピック、こういった他の競技の格式ある最高峰の舞台に追いつき追い越せで、必ず肩を並べるところまで我々一丸となって磨いて作り上げていきます。始めた以上は我々のミッションです。必ずやり遂げます。最後の場所です。それには我々チームが掛け声だけ上げても仕方ない。素晴らしいファイター、プロモーションの方々、それを取り巻く魂の素晴らしいファイターと交感できるPRIDEの熱い空気感です。あれを作り上げれば頂まで、MADE IN JAPANでたどり着けます。今まで以上の熱い声援をいただいて、皆さんと一緒にRIZINを世界最高峰の舞台に育てようではありませんか」
▼榊原実行委員長「いきなり最初の大会、PRIDEの時は高田vsヒクソン戦を格闘技として東京ドームで最初にやらせて頂いたのがスタートになりましたが、今回は恒例のさいたまスーパーアリーナで、おそらく格闘技ではこれだけのスケールをやったことがないと思いますが、WORLD GRAND PRIXの1stラウンドを。そして31日にもファイナルラウンドをやりたい。2つのイベントを開催します。3日間格闘技三昧で会場にチケットを買ってきていただく方以外にもフリーで楽しんでいただけるファンフェスタ、エクスポを開催します。世界に向けた格闘技の祭典を年末に3日間開催したい、そう思っています。ファンフェスタは試合に出ないレジェンドファイターたちにもたくさん来てもらって、もう一度日本からリスタートするMMAをともに祝福して頂く機会とし、ファンとサイン会とか交流会を同時開催で実施していきたい」
※後編に続きます