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11/9【新日本】ドームでIC王座かけて初シングル 中邑「何を得ることができるか楽しみ」、AJはボマイェ完封宣言(写真あり)

 2016年1・4東京ドーム大会でIWGPインターコンチネンタル選手権試合が決まった王者・中邑真輔と挑戦者・AJスタイルズが9日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見。シングル初対決がV2戦で実現することになり、中邑は「彼との戦いで自分が何を得ることができるんだろうというところに楽しみというかうれしく思ってます」と高ぶりをあらわ。対するAJはボマイェ完封を宣言した。

 11・7大阪大会で中邑はカール・アンダーソンを退け、IC王座初防衛に成功。その直後、AJが挑戦を要求し、中邑も「待ってたぜAJスタイルズ!」とこれを歓迎。1・4ドームの大舞台で白いベルトをかけて対決することになった。

 両者は2008年8・16両国大会でのタッグマッチで一度だけ対決。中邑のパートナー、カート・アングルがAJのパートナー、棚橋弘至を破っている。何とも刺激的な初シングルがついに実現することになり、中邑は「高めてきたこのベルトの価値ももはや何ていうかオマケにすぎない」と言うほど高ぶりを隠せない。

 「自分や棚橋同様、世界のレスリングシーンで常に名前を聞く人間として意識してました」というだけに、中邑にとってAJとの一騎打ちはまさに待望だった。「彼はプロとして個で戦う。それが自分にないものかなと思える部分がある」と一目置いた中邑はAJをIC王座史上最大の挑戦者に定め、「不安要素よりも彼との戦いで自分が何を得ることができるんだろうというところに楽しみというかうれしく思ってます」とこれまでにない新たな戦いの予感に胸を躍らせている。

 対するAJはこれがIC王座初挑戦。同じBULLET CLUBのアンダーソンの仇討ちともなるが、AJにとっても中邑は「新日本が生んだベストなレスラーだと思っている。棚橋にしてもオカダにしても戦い方はオーソドックス。それと比べて中邑は違うものを持っている」と高く評価するほど特別な存在に映っている。だからこそ「キックにしてもパンチにしても全てにおいて優れていると思うし、非常にデンジャラスな相手」と中邑の全てを警戒。特にフィニッシュホールドのボマイェは「これはできたら避けたい、受けたくない」と完封を宣言した。

 「世界中が注目する中でAJスタイルズが挑戦した、中邑と戦った、そこにかけられたベルトっていう事実はすでに確定済み」。そう中邑が言い切ったように、どちらが勝つにせよAJの初挑戦によってIC王座の権威がさらに高まるのは間違いない。

プロ格 情報局