11/9【新日本】KUSHIDAがIWGPジュニアの権威向上へ1・4ドームでのベルト奪取誓う、オメガはKUSHIDAのタイトル戦線追放を視野に(写真あり)
2016年1・4東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級選手権試合が決まった王者ケニー・オメガ、挑戦者KUSHIDAが9日、東京・中野坂上の新日本事務所で会見。「このベルトを輝かせる、今より上のポジションに持っていけるのは僕、KUSHIDAの手じゃなきゃできないこと」とIWGPジュニアの権威向上を見据えてベルト奪取を誓った。
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11・7大阪大会でKUSHIDAが挑戦を表明し、王者オメガも受諾。1・4ドーム大会でのタイトルマッチが正式に決まった。両者がベルトをかけて戦うのはこれが3度目。7・5大阪城でKUSHIDAが勝利し、ベルト奪取を果たしたものの、9・23岡山ではセコンドも介入させたオメガが奪回に成功した。
IWGPジュニア王座の権威向上を大目標とするKUSHIDAにすれば、当然許せない行為だった。岡山大会の時はセミファイナルに組まれたものの、「その上はメインイベントしかないわけだから内容、結果を残してやろうと思いましたけど、見事に裏切られました」と悔しさをにじませながら振り返ったように、KUSHIDAの思いはオメガの暴挙によって踏みにじられた。
「新日本内におけるこのベルトの扱い、ベルトのポジションをこれから2016年上げていくためには、その方法論ではいつまでもこのポジション」と懸念するKUSHIDAは、「このベルトを輝かせる、今より上のポジションに持っていけるのは僕、KUSHIDAの手じゃなきゃできないこと」と豪語。当然、BULLET CLUB勢の介入は覚悟の上で、プロレスファンの注視が集まるドームの大舞台でオメガからベルトを奪い返すつもり。「マット・サイダル、カイル・オライリー、ボビー・フィッシュ、アレックス・シェリーともタイトルマッチもまだやっていません。僕は宿題がたくさんあります。そういう選手たちとこのタイトルの価値を高める戦いをやりたい」と2016年の展望を語った。
対するオメガは10・12両国大会でマット・サイダルを退けて以来2度目の防衛戦。「KUSHIDA、俺は負けない。そして1・4という大舞台で勝ってレジェンドになる」と宣言した王者は、「今回俺が勝ったらKUSHIDAにあとはない。もう一回チャレンジさせてくれといっても俺はノーと言ってやる。東京ドームが終わったらKUSHIDAはシングルはあきらめてタッグに専念すればいい」と通告。KUSHIDAをIWGPジュニア戦線から追放する構えをみせていた。