12/4【王道】会見における曙の詳細コメント(写真あり)
4日に行われた「王道」設立会見における曙の詳細コメントは以下の通り。
【会見の模様】
▼曙「本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。皆さんご存知の通り11月2日をもって、全日本からフリーに転向しました。経緯はまずは契約問題。今年の7月、一度契約を結びましたが、その後9月、もう一回違う契約を出されて、自分的にあまり納得いかなくてサインはしませんでした。そして11月1日にまた話が変わって…。二転三転した話のなかで、もうついていけないなと思って、全日本からフリーになったほうがいいという話をいただいてフリーにならせていただきました。僕は全日本の選手、全日本が会場でやってることは大好きです。ただ、リング外のことが複雑すぎて、今回ここまで至ったわけであります」
――“王道"と名付けた経緯と意図を
▼曙「僕はプロレス界では10年という短い間しかやってないので。リング上ではプロレスの答えをだいぶ分かってるつもりなんですけど、興行(の仕組み)とかまったく分からないので、悩んでる間に元子さんに何度か相談して、ここまで至ったらフリーとして新たな窓口を作った方がいいんじゃないかと言われて、そうしましょうと決意しました。では名前をどうするかという話になって、僕も全日本にいた時から王道を歩みたい気持ちはあったし、インタビューでも何度かそう言ったことはありましたし…。ある方から『王道でいいんじゃないの? 王道らしいよ』と言われたこともあって、王道という名前に決まりました」
――“王道"で興行をやっていく?
▼曙「そういうつもりではいます。できれば興行をやっていきたいと思います。まずは窓口としてスタートを切って、大みそ日は“王道"所属で出ます」
――所属選手は?
▼曙「何人か話はしてます。太陽ケア選手とも話してますし、できるだけ納得できない人たちの…“受け皿"というわけではないですけど、一緒に力を合わせて何かできないかなという思いが強くて。大みそ日が終わってからまとめようかなと思っています」
――秋山社長の全日本プロレスについて?
▼曙「正直、中から刺激を与えられなかったので、外から刺激を与えたいと思っています。それこそ“王道vs全日本"でもできれば。そういう気持ちはあります」
――格闘技はワンマッチのみ? 両方やっていく?
▼曙「流れてる情報とは違う部分があって、ただフリーになって大みそ日出る…というわけじゃない。自分はプロレスが大好きだし、プロレスで暴れたい。ただ、状況的に今はできない。新会社を作るのに資金も必要だし…。だからこの決断をしました。大みそ日に出て、ファイトマネーで少しでもこの新しい会社をやりくりできるように決断したんですね」
――大みそ日に出ることでレスラーとして築き上げた名声が崩れる可能性もあるが、資金が必要だった?
▼曙「やりたい戦い、やらなきゃいけない戦い。2つあると思う。今回はやらなきゃいけない戦い。リスクもすべて分かったうえで返事をしたので。だから最初に出たK-1の時とはまったく違う。今回は勝って“王道"を日本全国に伝えていきたいと思います」
――大みそ日に向けてどんな練習を?
▼曙「普通通りの練習をしてます。打撃もほぼ毎日。来週あたりから追い込みに入ります。あとは練習のみです。テレビ出演も断っています」
――キャピトルホテルを再スタートの場所に選んだのは?
▼曙「実はここに用意していただいたのは馬場元子さん、会社のスタートとして“お祝い"ということで。まだ口座に1万円くらいしかない会社ですから、こんな素晴らしいところは借りられない。元子さんに用意していただきました」
――改めて自身にとって“王道"とは?
▼曙「激しく、楽しく、人間として正直な。いろんなプロレスラーがいます。秋山さん、諏訪魔さんとやりたいプロレスは同じだけど、僕のプロレスへの感じ方、やり方はまったく違うものもある。プロレスはちゃんとした答えがない。やってる人、一人ひとりの感性がみんな違う。それがプロレスのロマンだと思います。(※興行をやるなら)選手の目線ではなく、お客さん目線を第一に考えてやりたい。そして一番はお金払って観に来てくださったお客様にハッピーな気持ちで帰ってもらいたい。試合内容、会場づくりも含めて『今日来て良かったね!』と帰ってもらえるようなものにしたい」
――やってみたい選手や上がっていたい団体は?
▼曙「だいたい上がってますけど、残ってるのは新日本くらいですね。ただ、いつも言ってるように、どこでも行って、誰が相手でも王道の“道"をみせたい」
※“曙募金"設立を発表
▼曙「何がやりたいか元子さんと相談してるうちに、一番最初に上がったもの。ハワイでも食事できない子供たちが大勢いる。できるだけ恩返しのつもりで。ハワイだけじゃなく、日本でも困っている子供たちがいれば。災害の人たちのためにもなっていきたいと思います」