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　世界ジュニアヘビー級王者・青木篤志が30日、神奈川・横浜市内の全日本事務所で会見。欠場となったジョー・ドーリングの代打として『2016チャンピオン・カーニバル』出場が決まった青木は、「Evolutionのため、ジョーのため」を強調した上で、「ヘビーの人間に自分がどれだけ立ち向かっていけるか、勝っていけるか証明できるいい機会」と対ヘビー級に挑む決意を示した。
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　この日、ジョーが脳腫瘍の手術の影響ため、カーニバルを欠場すると発表された。緊急事態を受け、同じEvolutionから青木が名乗りを上げた。

　全日ジュニアを盛り上げることが今の青木にとって最大のライフワーク。「僕はジュニアの人間なんで、ヘビー級の中に飛び込むことは基本的にしてこなかったつもりです。そういうスタンスでやってきましたし、本来であればチャンピオン・カーニバルやってるけど、ジュニアはジュニアで面白くしていこうというのがもともとの考えだった」という青木だが、現在Evolutionは諏訪魔が欠場中。加えてジョーのカーニバル欠場という非常事態を受け、「ジョーのため、Evolutionのため」と出陣を決めた。

　それでも春の祭典初出場が決まった以上、青木は「自分にできること、自分にできる試合、それを全力でチャンピオン・カーニバルにぶつけたい」と全力投球する構えだ。「ヘビー級の中に入って、ヘビーの人間に自分がどれだけ立ち向かっていけるか、勝っていけるか証明できるいい機会」と対ヘビー級で己の力を試すつもりの青木は、「今回は世界ジュニア以外のベルトに目を向けるいい機会」と意味深長に話した。

　青木が春の祭典で初出場・初優勝を飾れば、世界ジュニア、そして全日ジュニアの価値がさらに高まるのは確実。Evolutionと全日ジュニアを背負った青木がこの春、対ヘビー級に身を投じる。