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9/26【FMW】稔が金本との2ヶ月ぶりジュニスタで快勝、大仁田との電流爆破視野に 後楽園大会

 後楽園ホール大会『セプテンバーファイト2016』が26日、行われ、田中稔がFMW初登場となった金本浩二とのジュニア・スターズ(ジュニスタ)でKAI&Hi69組に快勝。FMW継続参戦を宣言し、「上がったからには大仁田厚と電流爆破までいきたい」と爆破マッチ初挑戦も視野に入れた。

 稔は9・22上越大会で新生FMW初参戦。FMWとは縁遠い存在かと思いきや、99年5月にFMW認定ジュニアヘビー級王座の初代王者に君臨している。その時、ベルトを争った相手が上越大会でタッグ対決したリッキー・フジだった。

 この日、稔は金本とジュニスタを結成。KAI&Hi69組と対戦した。ジュニスタは2000年に新日本で結成され、第5代IWGPジュニアタッグ王者に君臨するなど人気タッグチームとして活躍した。2012年には全日マットで再結成され、アジアタッグ王座を2度獲得(第89代、第91代)している。

 ともに現在はフリーとして活動しているが、この日、カス野郎プロレス7・16京都大会(vs近藤修司&“brother"YASSHI)以来2ヶ月ぶりにジュニスタを結成。FMWはこれが初登場となった。

 試合前から金本とHi69が喧嘩腰で挑発し合い、いざ向き合えば金本がローキックなど蹴り技連打を浴びせる。負けじとHi69もローキックで応戦し、WARスペシャルで絞め上げたが、金本はKAIのラリアットをHi69に誤爆させると、顔面ウォッシュを連発してHi69をもん絶させる。金本がアンクルホールドでHi69を捕まえれば、稔も脇固め→腕ひしぎ逆十字固めでKAIを分断。ジュニスタ連係も冴えた。

 耐えたHi69が延髄斬りで反撃し、KAIがドロップキックやハイキックで巻き返して金本が劣勢に。稔もHi69のスパインバスターで叩きつけられ、ライオンサルトを被弾。トランスレイヴを不発に終わらせても顔面蹴りを連発されたが、起死回生のカウンターハイキックで主導権を奪い返した。ダイビングフットスタンプを投下してHi69に追い討ちをかけると、最後はタナカレッグバー(飛びつきヒザ十字固め)で絞め上げてHi69をギブアップに追い込んだ。

 2ヶ月ぶりの結成でジュニスタが快勝。稔は「ここに来たからにはね、ジュニアのタイトルがあるならば、作るならば、いろんな選手いるわけだから、俺は獲りにいく」と継続参戦を宣言。「あんなカリスマ性持った人、ホントいないですからね。カリスマ狙いで大仁田さんみたいな喋りのマイクする奴いっぱいいるんですけど、本当のカリスマってあれだと思うんですね、大仁田厚。凄ぇなと思いますよ」と邪道に一目置き、「上がったからには大仁田厚と電流爆破までいきたい」と爆破マッチ初挑戦も視野に入れていた。

【稔の話】「(9・22)上越でFMWに上がってるんですけど、それがリッキーさんと(99年5月5日)横浜文体でやってから17年4ヶ月ぶりで、今日も久々にジュニスタでやれて。実は俺、FMW認定ジュニアヘビー級の初代王者なんですよ。ここに来たからにはね、ジュニアのタイトルがあるならば、作るならば、いろんな選手いるわけだから、俺は獲りにいくし、どういう流れがあるかわからないですけど、上がったからには大仁田厚と電流爆破までいきたいですね。やるからには。痛いの嫌いなんですけどね。ファイヤープロレスとかいろいろ上がってきて、あんなカリスマ性持った人、ホントいないですからね。カリスマ狙いで大仁田さんみたいな喋りのマイクする奴いっぱいいるんですけど、本当のカリスマってあれだと思うんですね、大仁田厚。凄ぇなと思って。今まで俺がやってきたことと対極かもしれないけど、流れ次第では電流爆破いきたいですね」

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