【全日本】ススムが世界ジュニアへの愛着強調、V1戦「全力」突破宣言、アキラは来日1周年で初挑戦「王者になってステップアップに」 2020/1/21
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2・11後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・横須賀ススム、挑戦者・フランシスコ・アキラが21日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。初防衛戦となるススムがベルトへの愛着を強調したうえで「全力」突破を誓えば、初挑戦を果たすアキラは「チャンピオンになってステップアップにつなげたい」と来日1周年を世界ジュニア獲りで飾る構えをみせた。 ◇ 1・3後楽園大会で行われた王座決定トーナメント決勝戦でススムが佐藤光留を熱戦の末に破り、世界ジュニア初戴冠を果たした。試合後、ブラックめんそーれ、阿部史典、イザナギが包囲網を作ったが、3人ともトーナメント出場者とあって、ススムはそこにいたもう一人のアキラを初防衛戦の相手に指名した。 戴冠以来、ススムはホームリングであるDRAGON GATEのリングでも世界ジュニアのベルトを巻いて登場している。ファンからの反応も大きく、改めてベルトの重みを痛感しているススムは移動中もベルトを肌身離さず持参。この日の会見もベルトとともに全日本道場を訪れて臨んだ。「いつでも一緒に肌身離さず一緒に行動してるんで、愛着というのもすでにあります」と言い切ったススムは、「せっかく出会えたんでね、この世界ジュニアというものに。なるべく一緒にお付き合いしたい」と長期政権を見据えている。 まだ20歳と若いアキラとの戦いはススムにとっても意味のあるものとなる。V1戦1週間後の2月18日には42歳の誕生日を迎え、キャリアも昨年11月で21周年を数えた。「こういう若い選手、特に海外の選手、今まで触れることのない選手とやることによって自分自身というものを確認できるいい機会」と定めたススムは、「前哨戦もないので、リングに上がってが一発勝負になるので、これからアキラ選手、挑戦者ですけど、僕も研究して当日は全力で向かっていきたい」と誓った。 対するアキラは昨年2月の初来日から1年の月日を経て、世界ジュニア初挑戦のチャンスをつかんだ。若者らしく「オールジャパンのファンも見ているし、故郷イタリアの人たちも見ているし、世界中の人が見ている。その中で戦うことにプレッシャーを感じている」と緊張の色を隠せず、「まだ力不足かもしれない」と謙虚に不安をのぞかせた。それでも、この男には「イタリアのレスリングは衰退しつつあるけど、それを打破して、イタリアにもチャンピオンがいるというのを示したい」と故郷に錦を飾る夢がある。これまでのレスラー人生でも最大級の大舞台に「このベルトにチャレンジできるのは感慨深い思いもあり、「オールジャパンのジュニアチャンピオンになってステップアップにつなげたい」と来日1周年での栄冠獲りを描いていた。 【会見の模様】 ▼アキラ「素晴らしい会見を開いていただき、誠にありがとうございます。たくさんの抱負があるけど、気がかりなことがあって非常にナーバスになっている。オールジャパンのファンも見ているし、故郷イタリアの人たちも見ているし、世界中の人が見ている。その中で戦うことにプレッシャーを感じている。だけど僕はベストを尽くして頑張りたい」 ▼ススム「1月の2、3とジュニアの王座決定トーナメント準決勝、決勝と勝ち進みまして、第52代世界ジュニアヘビー級チャンピオンになりまして。あんな直後によってたかってね、挑戦者が名乗り出てくるというのは正直、面食らった部分があるんですけど、その中で僕も21年プロレスやってるんで、そういうことがないことはなかったんで、冷静に対処できましたけど。その中でメンバー見た時に3人はトーナメントに参加してる選手だったんで、ここは一回引いてもらって、ここにいるアキラ選手がトーナメントにも出ていなかったし、全日本のジュニアの中で勢いがあるんじゃないかなとパッとみた時に感じたので彼を指名しました。僕も40過ぎてもうすぐ42になる結構なベテランだと思いますけど、こういう若い選手、特に海外の選手、今まで触れることのない選手とやることによって自分自身というものを確認できるいい機会じゃないかなと。このベルトを自分が獲ったことで、自分のプロレスラーとしてのこれからというか、絶対に折り返し地点を回ってると思う。これから僕がレスラーとして生きていくうえで見つめ直すいい機会じゃないかと思ってます。だから初対戦ですね。その前に前哨戦もないので、リングに上がってが一発勝負になるので、これからアキラ選手、挑戦者ですけど、僕も研究して当日は全力で向かっていきたいなと思います」 ――ススム選手は世界ジュニアのベルトを巻いてホームリングのドラゲーマットにも上がっているがどんな気持ち? ▼ススム「ウチの開幕戦の方からこのベルトと一緒に入場させていただいてるんですけど、これ巻いてリングに登場した時のDRAGON GATEのお客さんの雰囲気というか、歓声も多かったんで、やっぱりこのジュニアのタイトルというものの大きさをね。ウチのタイトルじゃないけど、そういう反応があったというのが、ストレートにこのタイトルが大きいんだなって感じました」 ――日々、王者の自覚、責任感が増してきている? ▼ススム「そうですね。最初ね、ちょっと荷物からベルトだけ置いて忘れそうになったりもあったんですけど(苦笑) 今はいつでも移動、昨日の新幹線もそうですけど、いつでも一緒に肌身離さず一緒に行動してるんで、愛着というのもすでにありますし。せっかく出会えたんでね、この世界ジュニアというものに。なるべく一緒にお付き合いしたいなと思ってます」 ――アキラ選手は全日本参戦から1年で世界ジュニア初挑戦のビッグチャンスをつかんだが? ▼アキラ「確かに僕にとってビッグマッチで、とても重要な競争になるだろうね。このような機会をいただいて感謝してます。世界でもベストなススムさんはレスラーとしての風格が凄いけど、僕は学生みたいだ。これからもススムさんから学ばないといけない点があるね。イタリアのレスリングは衰退しつつあるけど、それを打破して、イタリアにもチャンピオンがいるというのを示したいと思っている」 ――世界ジュニアのベルトにはどんな思いがある? ▼アキラ「このベルトに大変重みを感じていて、去年の2月に日本デビューしたばかり。このベルトにチャレンジできるのは感慨深い思いもあり、まだ力不足かもしれないと感じているが、オールジャパンのジュニアチャンピオンになってステップアップにつなげたいと思っている」 ――ススム選手にとって若い挑戦者相手だとキャリア的に戦いやすそうだが? ▼ススム「ウチにも若い選手が今増えてきてますし、日ごろから若い選手と対戦の機会もあるんですけど、自分としてもキャリアがあって、だから自分が腰をドンと据えるんじゃなくて、自分もチャンピオンなんですけど、あんまりデンって構えるんじゃなくて、僕もある程度、気持ち的に若さを持って、彼にアグレッシブに向かっていくぐらいじゃないと、この試合も盛り上がらないと思いますし。やっぱり彼も今、話を聞いていたら凄く謙虚な姿勢が見えるんで、そういう部分で好感持てるし、逆にそういう選手とタイトルマッチという大きなところでね、試合できることがシンプルに僕は光栄ですので。ホントに挑戦する人間からそういう自分がこういう場にいていいのかというようなことを今言ってたんですけど、そんな心配は一切せず、当日はガンガン向かってきてほしいし、僕も全力で返すつもりなんで」 ――気の早い話だが、アキラ選手を退ければ、全日本ジュニア内に倒すべき相手がいなくなるが? ▼ススム「全日本ジュニア、トーナメントに出てた選手が全てなのか。自分は所属選手じゃないんでアレですけど、トーナメントはとりあえず僕は優勝しましたけど、僕に触れてない選手もいますし、そのへんはね、流れというかわからないですけど、とりあえず僕はアキラ選手しか見てないんで。アキラ選手をもし破ったその先にまた違うものが現れたら、またその時、僕なりに、僕の中で決めたいと思いますし。とにかく今は次の試合でアキラ選手とリングで向き合うことだけに集中したいなと思います」
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2・11後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合を争う王者・横須賀ススム、挑戦者・フランシスコ・アキラが21日、神奈川・横浜市の全日本道場で会見。初防衛戦となるススムがベルトへの愛着を強調したうえで「全力」突破を誓えば、初挑戦を果たすアキラは「チャンピオンになってステップアップにつなげたい」と来日1周年を世界ジュニア獲りで飾る構えをみせた。
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1・3後楽園大会で行われた王座決定トーナメント決勝戦でススムが佐藤光留を熱戦の末に破り、世界ジュニア初戴冠を果たした。試合後、ブラックめんそーれ、阿部史典、イザナギが包囲網を作ったが、3人ともトーナメント出場者とあって、ススムはそこにいたもう一人のアキラを初防衛戦の相手に指名した。
戴冠以来、ススムはホームリングであるDRAGON GATEのリングでも世界ジュニアのベルトを巻いて登場している。ファンからの反応も大きく、改めてベルトの重みを痛感しているススムは移動中もベルトを肌身離さず持参。この日の会見もベルトとともに全日本道場を訪れて臨んだ。「いつでも一緒に肌身離さず一緒に行動してるんで、愛着というのもすでにあります」と言い切ったススムは、「せっかく出会えたんでね、この世界ジュニアというものに。なるべく一緒にお付き合いしたい」と長期政権を見据えている。
まだ20歳と若いアキラとの戦いはススムにとっても意味のあるものとなる。V1戦1週間後の2月18日には42歳の誕生日を迎え、キャリアも昨年11月で21周年を数えた。「こういう若い選手、特に海外の選手、今まで触れることのない選手とやることによって自分自身というものを確認できるいい機会」と定めたススムは、「前哨戦もないので、リングに上がってが一発勝負になるので、これからアキラ選手、挑戦者ですけど、僕も研究して当日は全力で向かっていきたい」と誓った。
対するアキラは昨年2月の初来日から1年の月日を経て、世界ジュニア初挑戦のチャンスをつかんだ。若者らしく「オールジャパンのファンも見ているし、故郷イタリアの人たちも見ているし、世界中の人が見ている。その中で戦うことにプレッシャーを感じている」と緊張の色を隠せず、「まだ力不足かもしれない」と謙虚に不安をのぞかせた。それでも、この男には「イタリアのレスリングは衰退しつつあるけど、それを打破して、イタリアにもチャンピオンがいるというのを示したい」と故郷に錦を飾る夢がある。これまでのレスラー人生でも最大級の大舞台に「このベルトにチャレンジできるのは感慨深い思いもあり、「オールジャパンのジュニアチャンピオンになってステップアップにつなげたい」と来日1周年での栄冠獲りを描いていた。
【会見の模様】
▼アキラ「素晴らしい会見を開いていただき、誠にありがとうございます。たくさんの抱負があるけど、気がかりなことがあって非常にナーバスになっている。オールジャパンのファンも見ているし、故郷イタリアの人たちも見ているし、世界中の人が見ている。その中で戦うことにプレッシャーを感じている。だけど僕はベストを尽くして頑張りたい」
▼ススム「1月の2、3とジュニアの王座決定トーナメント準決勝、決勝と勝ち進みまして、第52代世界ジュニアヘビー級チャンピオンになりまして。あんな直後によってたかってね、挑戦者が名乗り出てくるというのは正直、面食らった部分があるんですけど、その中で僕も21年プロレスやってるんで、そういうことがないことはなかったんで、冷静に対処できましたけど。その中でメンバー見た時に3人はトーナメントに参加してる選手だったんで、ここは一回引いてもらって、ここにいるアキラ選手がトーナメントにも出ていなかったし、全日本のジュニアの中で勢いがあるんじゃないかなとパッとみた時に感じたので彼を指名しました。僕も40過ぎてもうすぐ42になる結構なベテランだと思いますけど、こういう若い選手、特に海外の選手、今まで触れることのない選手とやることによって自分自身というものを確認できるいい機会じゃないかなと。このベルトを自分が獲ったことで、自分のプロレスラーとしてのこれからというか、絶対に折り返し地点を回ってると思う。これから僕がレスラーとして生きていくうえで見つめ直すいい機会じゃないかと思ってます。だから初対戦ですね。その前に前哨戦もないので、リングに上がってが一発勝負になるので、これからアキラ選手、挑戦者ですけど、僕も研究して当日は全力で向かっていきたいなと思います」
――ススム選手は世界ジュニアのベルトを巻いてホームリングのドラゲーマットにも上がっているがどんな気持ち?
▼ススム「ウチの開幕戦の方からこのベルトと一緒に入場させていただいてるんですけど、これ巻いてリングに登場した時のDRAGON GATEのお客さんの雰囲気というか、歓声も多かったんで、やっぱりこのジュニアのタイトルというものの大きさをね。ウチのタイトルじゃないけど、そういう反応があったというのが、ストレートにこのタイトルが大きいんだなって感じました」
――日々、王者の自覚、責任感が増してきている?
▼ススム「そうですね。最初ね、ちょっと荷物からベルトだけ置いて忘れそうになったりもあったんですけど(苦笑) 今はいつでも移動、昨日の新幹線もそうですけど、いつでも一緒に肌身離さず一緒に行動してるんで、愛着というのもすでにありますし。せっかく出会えたんでね、この世界ジュニアというものに。なるべく一緒にお付き合いしたいなと思ってます」
――アキラ選手は全日本参戦から1年で世界ジュニア初挑戦のビッグチャンスをつかんだが?
▼アキラ「確かに僕にとってビッグマッチで、とても重要な競争になるだろうね。このような機会をいただいて感謝してます。世界でもベストなススムさんはレスラーとしての風格が凄いけど、僕は学生みたいだ。これからもススムさんから学ばないといけない点があるね。イタリアのレスリングは衰退しつつあるけど、それを打破して、イタリアにもチャンピオンがいるというのを示したいと思っている」
――世界ジュニアのベルトにはどんな思いがある?
▼アキラ「このベルトに大変重みを感じていて、去年の2月に日本デビューしたばかり。このベルトにチャレンジできるのは感慨深い思いもあり、まだ力不足かもしれないと感じているが、オールジャパンのジュニアチャンピオンになってステップアップにつなげたいと思っている」
――ススム選手にとって若い挑戦者相手だとキャリア的に戦いやすそうだが?
▼ススム「ウチにも若い選手が今増えてきてますし、日ごろから若い選手と対戦の機会もあるんですけど、自分としてもキャリアがあって、だから自分が腰をドンと据えるんじゃなくて、自分もチャンピオンなんですけど、あんまりデンって構えるんじゃなくて、僕もある程度、気持ち的に若さを持って、彼にアグレッシブに向かっていくぐらいじゃないと、この試合も盛り上がらないと思いますし。やっぱり彼も今、話を聞いていたら凄く謙虚な姿勢が見えるんで、そういう部分で好感持てるし、逆にそういう選手とタイトルマッチという大きなところでね、試合できることがシンプルに僕は光栄ですので。ホントに挑戦する人間からそういう自分がこういう場にいていいのかというようなことを今言ってたんですけど、そんな心配は一切せず、当日はガンガン向かってきてほしいし、僕も全力で返すつもりなんで」
――気の早い話だが、アキラ選手を退ければ、全日本ジュニア内に倒すべき相手がいなくなるが?
▼ススム「全日本ジュニア、トーナメントに出てた選手が全てなのか。自分は所属選手じゃないんでアレですけど、トーナメントはとりあえず僕は優勝しましたけど、僕に触れてない選手もいますし、そのへんはね、流れというかわからないですけど、とりあえず僕はアキラ選手しか見てないんで。アキラ選手をもし破ったその先にまた違うものが現れたら、またその時、僕なりに、僕の中で決めたいと思いますし。とにかく今は次の試合でアキラ選手とリングで向き合うことだけに集中したいなと思います」
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