【FMW-E】大仁田がFMW-E旗揚げ戦で爆勝も宿敵ポーゴさんの弟子シャドウWXが火炎攻撃で宣戦布告 30年ぶり地雷爆破デスマッチ浮上 2021/7/4

 『FMW-E旗揚げ戦「インデペンデンス・デイ」』が4日、神奈川・横浜市の鶴見青果市場で行われ、大仁田厚がメインイベントの「有刺鉄線電流爆破+バリケードマット地雷+電流爆破バット+電流爆破テーブル〜地獄のデスマッチ〜」に勝利。試合後、シャドウWXの火炎攻撃による襲撃を受け、8・15大阪大会で30年ぶりとなる地雷爆破デスマッチによる決着戦が浮上した。

 今年3月に米AEWで行われた電流爆破デスマッチ(ケニー・オメガvsジョン・モクスリー)を会場やインターネット配信で見た全世界のファンから「オーニタのホンモノの電流爆破が見たい」とのメッセージが殺到。その反響の大きさに大仁田は爆破に特化した新団体FMW-Eの設立を決意。この日迎えた旗揚げ戦は全世界に向けてネット配信され、そのうちの6割が北米の視聴者だった。

 大仁田はメインの「有刺鉄線電流爆破+バリケードマット地雷+電流爆破バット+電流爆破テーブル〜地獄のデスマッチ〜」に登場。リッキー・フジ&藤田ミノルとのトリオでアブドーラ・小林&宮本裕向&怨霊組を迎え撃った。

 初使用となった電流爆破テーブルを筆頭に、過去に例を見ない数々の爆破アイテムが設置された「地獄のデスマッチ」。大仁田は小林によって有刺鉄線電流爆破に被爆し、往年のアブドーラ・ザ・ブッチャーのごとくフォークで左腕をメッタ刺しにした小林の前に苦闘を強いられた。

 その後も小林と宮本の電流爆破バットのサンドイッチ攻撃を食らって大仁田は大ダメージ。それでも立ち上がった大仁田は毒霧を噴射すると、エプロンでのDDTを敢行して小林を場外に設置されたバリケードマット地雷ボードに転落させた。凄まじい煙が上がり、リング上は視界不良の状態に。そんな中、大仁田は電流爆破テーブルの上でパイルドライバーを決めて怨霊を葬り、3カウントを奪取した。

 大仁田がFMW-E旗揚げ戦のメインを勝利で飾った。が、ハッピーエンドでは終わらなかった。試合後、大仁田の宿敵だった故ミスター・ポーゴさんの愛弟子であるシャドウWXが現れ、「8月15日、大阪で挑戦者を募集してるらしいじゃないか。やろうじゃないか。1991年、大阪でやった地雷爆破デスマッチ。誰とやったか分かってるよな。俺の半分に、その方の血が流れてるんだ。挑戦受けろ!」と宣戦布告。そのままエプロンに上がったWXは師匠ばりのビッグファイアーを放った。直撃した大仁田は勝利の余韻に浸ることもできず、しばし失神してしまった。

 試合後、「バカバカしいと思う人もいるかもしれないけど、支持してくれる人もいる。2、3日中に発表しますけど、男女共同参画じゃないけど、女子も全面に出ていい。いいスタートが切れた」と旗揚げ戦を振り返った大仁田。突然のWXからの対戦要求となったが、「WXにまたがれた。人の髪を燃やすなよ。大阪で闘いたい? 本人がやりたいと言うなら前向きに考える」と受けて立つ構えをみせた。

 FMW-Eは8・15大阪・花博記念公園鶴見緑地特設会場で旗揚げ第2戦を行う。大阪といえば、91年5月に万博記念公園で大仁田とポーゴさんが史上初の有刺鉄線バリケードマット地雷爆破デスマッチを行った伝説の地。8・15大阪大会では地雷爆破デスマッチが30年ぶりに行われる予定で、大仁田とWXによる決着戦が急浮上した。