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3/9【DDT】赤井が両国一騎打ちへ雪妃に黄色いバラをプレゼント 「花言葉は“嫉妬"です」

 3・20両国大会へ向けた会見が9日、都内ホテルで行われ、赤井沙希が一騎打ちを行う雪妃真矢に「花言葉は“嫉妬"です」と黄色いバラをプレゼントする挑発行為に出た。

 昨年いっぱいでアイスリボンを退団し、フリーとなった雪妃は今年1月からDDTに参戦。かつて同団体への入団を希望したものの、高木三四郎社長に断られたいきさつがあったことを吐露。その後、DDTでデビューした赤井に対して“嫉妬心"をもっていたことも告白し、3・20両国大会でシングル対決に臨む。

 「かつて自分が観客席から見ていたDDTさんの両国国技館大会。この大舞台に立たせていただくことを光栄に思います」と話した雪妃は「この試合の発端はDDTからデビューした赤井選手へのささいな嫉妬心。両国では私のこの醜い感情をぶつけさせていただいて、自分の思いを成仏させたいと思います」と勝利で過去を払しょくするつもりだ。

 赤井とは1月から何度もタッグ対決してきたが、「DDTに上がらせていただいてから、自分の持っている技を全然出してきていない」と感じている。そこで「新しい戦法というか、DDTを見ている方には見たことのないものになるのかなと思います。技とかより、気持ちが前に出たものになると思います」と全てをぶつける構えで、「私が大事にして持っていきたいのは、この7年4ヵ月、女子プロレスの世界で培ってきたもの、戦ってきたプライドを胸に両国のリングに上がりたい。そして赤井選手に勝利します」との覚悟を示した。

 対する赤井は「DDTが旗揚げから25年経って、両国国技館で試合できることを光栄に思っています。大事な周年のビッグマッチで、シングルさせていただくのも大きいと思ってます」と燃えており、「雪妃選手とシングルが決まって、前哨戦をやってきて感じたのは、フリーになって行動力もありますし、考える力も高いですし、そういうところは認めてあげていいのかなと。ファイトスタイル的にも嫌いではない。すごくいい選手だと思う」と評する一方で、「あんまり過去のこととか言い続けると、自分にとってどうでもいい選手になってしまう。リング上でうまく消化できれば、今までとは違う試合になるのかなと思います」と雪妃の嫉妬心は不要とした。

 当然、赤井にも「ただ私自身もDDTで踏ん張って戦ってきた」との意地がある。「DDTに上がって、私にケンカ売るんであれば話は別。こうやってシングルの会見で横に座っていることで、十分に踏みつぶす意味があるのかなと思ってます」と力を込めると、「女子の試合で華やかと思われるかもしれないんですけど、気持ちとかのぶつかり合い、泥臭い方が合ってるのかなと感じました。もしかしたら、キラキラ華やかなハッピーな試合にはならないかもしれないですけど、全部思ってるものを受け止めて、自分もぶつかってバチバチな試合をできたらいいなと思います」と臨戦態勢を取った。

 そして赤井が仕掛けた。「私いつもイライラしたり、モヤモヤしたりしたときに、きれいな物を見て心を浄化するようにしてるんです」と前置きすると、「今の雪妃選手にピッタリの物を用意してます」と控室に下がった。戻ってきた赤井の手には黄色いバラの花。「黄色のバラは今の雪妃選手にピッタリ。このバラを見て、気持ちを収めて両国でいい試合ができたらいいなと思います。黄色のバラの花言葉は“嫉妬"」と挑発しながらプレゼントした。受け取った雪妃は殴りかかる構えをみせると、「殴られたかったですか? 楽しみにしててください。3月20日まできれいに生けて、負けた赤井沙希の横に手向けてあげます」と逆手にとって予告していた。


☆3/20(日)東京・両国国技館『Judgement2022〜DDT旗揚げ25周年記念大会〜』12:30開場、14:00開始

▼スペシャルシングルマッチ
雪妃真矢
vs
赤井沙希

プロ格 情報局