プロレス/格闘技DX

　『Summer Vacation 2022』が24日、東京・後楽園ホールで行われ、42日ぶりの復帰戦となった遠藤哲哉が快勝。「リング上ってきついんだな、生きてるなって感じ」と噛み締めた。

　『サイバーファイトフェスティバル』(6・12さいたまスーパーアリーナ)で中嶋勝彦の張り手によって脳震とうを起こし、欠場を続けていた遠藤がこの日、42日ぶりに復帰。秋山準&クリス・ブルックスとトリオを結成し、HARASHIMA&坂口征夫&高尾蒼馬組と対戦した。

　HARASHIMAの張り手を食らい、悪夢がよぎる場面もあったが、遠藤はひるまずHARASHIMA、坂口と激しいエルボーの打ち合いを展開。高尾にサスケスペシャルを見舞い、ブランクを感じさせない動きを見せた。高尾がフットスタンプ、シュバインで反撃しても、マッドスプラッシュを剣山で阻止すると、最後はバーニングスター・プレスを鮮やかに決めて3カウントを奪った。

　遠藤が復帰戦を快勝で飾った。「42日ぶりの試合、リング上ってこんなにきついんだなって、生きてるなって感じがしました」と噛み締めると、「リングに上がる以上、無事でリングを降りれる確証はないんで。こうやって勝てて、今日の勝利はデビューしてから一番うれしいくらい」と喜びを表現。参謀役の秋山は「長くプロレスをやってるうちの一瞬のことだけど、その一瞬が自分をどう変えていくか。あのことはピンチだったかもしれないけど、それをうまくチャンスに変えていって頑張ってくれ」とアドバイスを送っていた。