プロレス/格闘技DX

　サウジアラビア・リヤドのMrsoolパーク・スタジアムで行われた『クラウン・ジュエル』が日本時間6日、ライブ配信され、ブロック・レスナーがボビー・ラシュリーのハートロックで失神寸前に追い込まれた末に辛くも勝利した。

　この日、レスナーはラシュリーとの遺恨戦に臨んだ。気迫に満ちた表情で入場したものの、ラシュリーに背後から襲撃され、鉄製ステップに叩きつけられた上にスピアーを被弾。劣勢で試合が幕を開けるとバリケードごと破壊するラシュリーのスピアーによって左ヒザを負傷してしまった。

　それでもレスナーはスープレックスを連発して雄叫びを上げると、強引にF5を放ったが、踏ん張りがきかなかったこともあって決定打とはならず。終盤にはラシュリーのスパインバスターで叩きつけられ、ハートロックに捕まった。失神寸前になりながらも、レスナーはレフェリーの問いかけに「ギブアップしない。黙れ!」と必死に抵抗。ターンバックルを蹴って体を浴びせる転倒フォールで逆転の3カウントを奪った。

　レスナーがラシュリーに辛勝。試合後、襲撃したラシュリーのハートロックに再び捕まり、沈められてしまった。