3/2【DDT】KO-Dタッグ王者しゅんまおに黄信号 MAOが先輩・中津に戦々恐々
3・21後楽園大会のKO-Dタッグ選手権試合へ向けた会見が2日、東京・神田明神内で行われ、MAOが先輩・中津良太に戦々恐々で王者・しゅんまお(MAO&勝俣瞬馬)に黄信号が点灯した。
3・21後楽園大会のKO-Dタッグ戦はかつて存在したDDTの若手主体ブランド「DNA」出身対決となる。樋口和貞、中津が1期生で、MAOは2期生。勝俣はDDTで先にデビューしたため、樋口&中津より先輩にあたる。
しゅんまおは1・3後楽園大会での戴冠以来、3度のハイペース防衛を重ねてきた。ここまで順風満帆といえるが、不安要素を抱えてV4戦を迎えることになる。というのもMAOがかつての先輩・中津への恐怖心がトラウマになっているからだ。「中津さんにはお世話になって、18で上京する前に高校生でビアガーデンのお手伝いに来てたときから、すごくかわいがっていただいて。練習生のときも一緒に練習していただいて。デビューの査定みたいな感じで(高木三四郎)社長の前で、エキシビションマッチをしたときも相手をしてくださったり、とても恩のある先輩です」と感謝したMAOだが、「でも、昔のすり込みはなかなか取れない。5、6年経ってるんですけど、いまだに一番怖い先輩というイメージが…たくさんしばかれてきたので」とかつての記憶が甦った様子で震え上がった。
それでもMAOは「でも勝たなきゃいけないので。防衛できるように頑張りたい。リング上の自分にすべてを任せたい」と話したものの弱腰なのは明らか。「KO-Dタッグのベルトはもともと樋口さんと吉村が持ってたベルトが返上されて、決定戦で僕たちが獲って持ってるんで。樋口さん相手に防衛戦するのも意味があるし、DNAのメンバーでやるのも意味があるので。中津さんと樋口さんに挑まれたら何も言えない。防衛戦でもなんでもやらしていただきます」としたが、そこには不安しか感じられなかった。
対する中津は「1回、(木高)イサミと挑戦したことあって。その頃は古いベルトだった。今きれいでかっこいいベルトになって、これを一番最初に獲ったのはノーチラス。上野(勇希)、吉村もなんやかんや、僕がかわいがらしてもらった後輩の2人。その点では思い入れあるし、セコンドでもタイトル戦を見てたので獲りたい」とKO-Dタッグ王座への思いを口にし、「ビッグマッチでキャリアの近い、この4人でできることがうれしく思います」と発言。MAOを横目に「昔は尖ってまして、多少しばきはあったかもしれないですけど、ただ32歳になりまして、丸くなってるんで」と言っておきながら、「丸くなった私の人間としての遊びの部分で、びびってるならびびってるで、どっちにしろやりやすいんで。有利なんで、そのまま余裕でいきたい」と揺さぶりをかけつつ自信満々だった。